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「火吹き虫を避けていくには、俺っちの案内がなきゃ無理」
モーレイ[出典]

火吹き虫ファイア=ブリーザー(Fire-breather)は惑星ロソ・マイナーの廃棄物処理場で使用されていたゴミ焼却用ドロイド。強力な顎と腹の中に焼却炉を備え、廃棄物運搬から投棄されたスクラップを飲み込んだ。クローン戦争当時、吹き虫がどのようにしてロソ・マイナーにもたらされたのか覚えている者は誰一人いなかった。

特徴[]

Firebreather SWE

正面図

吹き虫」というニックネームで知られていたこの第5級ドロイド[2]、ゴミを焼却するというプログラム以外に思考を持たない単純な機械であり[1]、利用価値のある廃棄物を回収し、鋳潰すよう設計されていた。[4] 彼らは全高34.35メートルという巨体を持ち[1]、廃棄物のの中を自由に動き回れる大きな4本の手足を備えていた。火吹き虫は強力な顎でスクラップの金属を飲み込み、腹に設置された焼却炉で焼き尽くした。[2] 火吹き虫の背中には煙突が設置されており、い煙が噴き出ていた。[5]

歴史[]

Fire-breather-Brothers

スクラップを貪る「火吹き虫」

太古の昔にゴミ焼却ドロイドとしてプログラムされた火吹き虫は[1]クローン戦争時代の何世紀も前に惑星ロソ・マイナーに持ち込まれ[2]、廃棄物処理場で延々と働かされていた。[1] やがてその存在は忘れられ、起源を知る者はもはや誰一人残っていなかったが[2]、それでもこのドロイドは間断なくゴミを処理し続けていた。[1] 火吹き虫が数々な危険な目に遭いながらも長い間稼働しているのは奇跡であったが、プログラムに異常をきたしており、ロソ・マイナーに住む者にとって常に危険な存在となっていた。[2]

クローン戦争中の20 BBY[6]、兄のダース・モールを見つけるためロソ・マイナーを訪れたサヴァージ・オプレスは、モーレイに案内されて火吹き虫の危険を回避した。[5]

制作の舞台裏[]

Fire-breather concept art

火吹き虫のコンセプト・アート

「火吹き虫」は2012年3月9日に放送されたTVアニメ・シリーズ『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』のシーズン4の第21話『邂逅』に登場するドロイドであり[5]、そのコンセプト・アートはランディ・バントグによって制作された。コンセプト・アートの火吹き虫は劇中に登場したものと異なり、背中の煙突からも火が噴き出ている。コンセプト・アートの制作日は2010年11月30日付。[7]

スター・ウォーズ』のゴミ焼却ドロイドの初登場作品は「邂逅」ではない。1994年9月20日ダークホースコミックスから出版されたコミックドロイドの大冒険:カラーバの冒険』で[8] GRZ-6Bレッカー・ドロイドという名の[9] ゴミ焼却ドロイドが登場している。[8] スクラップを顎で粉砕する、ボディ内でゴミを焼却する、大昔に製造された、といった点は火吹き虫と共通している上に、両者とも顔面が似ているが、外見は大幅に異なっている。[9] なお2017年1月(翻訳版は2018年5月8日)に発売された『週刊 スター・ウォーズ R2-D217号ではGRZ-6Bが間接的に言及されており、誤って火吹き虫と同型のドロイドとして紹介されている。[10]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

他言語版
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