2 BBY、フェニックス戦隊はコンコード・ドーン第3衛星のマンダロリアン・プロテクターと連絡が取れなくなった原因を探るため、サビーヌ・レンらを任務へ派遣した。当時、プロテクターのリーダーであるフェン・ラウはフェニックス戦隊によって軟禁されており、その部下たちは半ば無理やり反乱運動に協力している状態だった。調査のため第3衛星を訪れた反乱者のサビーヌ、エズラ・ブリッジャー、チョッパー、ラウは、プロテクターが銀河帝国に忠実な別のマンダロリアン派閥、インペリアル・スーパー・コマンドーによって滅ぼされたことを知る。ガー・サクソン総督指揮下のスーパー・コマンドーから逃げ切った後、ラウはプロテクターのために復讐を誓い、反乱軍への加盟を決意する。
背景[]
3 BBY、ヘラ・シンドゥーラ率いるフェニックス中隊がコンコード・ドーン星系でマンダロリアン・プロテクターの攻撃に遭った後、反乱者のサビーヌ・レン、ケイナン・ジャラス、アストロメク・ドロイドのC1-10P(チョッパー)はコンコード・ドーン第3衛星でプロテクターのリーダーであるフェン・ラウを誘拐した。ラウは止むを得ず反乱軍の要求をのみ、自分が反乱軍による拘束状態にあることを秘密にするという条件で、反乱軍によるプロテクター領域の通過を許可した。ラウはフェニックス戦隊に軟禁されたが丁重に扱われ、同じマンダロリアンであるサビーヌから何度も反乱運動への参加を求められた。
帝国時代、マンダロリアンの母星マンダロアは銀河帝国の支持者であるガー・サクソン総督と、彼の率いるインペリアル・スーパー・コマンドーによって統治されていた。彼らは帝国がマンダロアを再び強くしてくれると信じており、プロテクターとは敵対関係にあった。プロテクターが反乱軍に自分たちの領域の安全な通行権を与えていることを知ったサクソンは、スーパー・コマンドーを率いてコンコード・ドーン第3衛星にあるプロテクターのキャンプを襲撃する。彼らはキャンプにいたプロテクターを皆殺しにしたが、一番の標的だったラウは反乱軍と共にいたため難を逃れた。
プロテクターが音信不通になった後、ヘラ・シンドゥーラとコマンダー・ジュン・サトーはサビーヌとラウを会議に呼び出した。サトーをはじめとする反乱軍のリーダーたちはプロテクターがわなを仕掛けているのではと疑ったが、ラウは部下の身に何かが起きたのではと案じ、調査の許可を求めた。ヘラはラウの提案を受け入れたが、彼を見張るためサビーヌ、ジェダイ・パダワンのエズラ・ブリッジャー、アストロメク・ドロイドのチョッパーを同伴させることにした。反乱者とラウはシーシピード級輸送シャトル<ファントムII>に乗り込み、コンコード・ドーン星系へ出発する。
任務[]
破壊の跡[]
コンコード・ドーン星系に到着した後、フェン・ラウは隙を見てエズラを殴り倒し、サビーヌをブラスターのスタン・ビームで気絶させた。彼はシャトルを着陸させて1人で仲間たちのもとへ向かったが、プロテクターのキャンプはマンダロリアンの別派閥の攻撃で既に壊滅していた。チョッパーによって拘束を解かれたエズラとサビーヌは、武器を構えながらラウに近づいたが、彼は仲間が皆殺しに遭ったことを知って茫然自失していた。プロテクターがスーパー・コマンドーの攻撃対象になった原因についてサビーヌとラウが議論を交わしていた時、チョッパーは付近で信号を探知する。
反乱者たちはスーパー・コマンドーがキャンプに残していたヴァイパー・プローブ・ドロイドに襲われるも、反撃の末に破壊した。しかし、彼らが<ファントムII>に戻るよりも先に、プローブ・ドロイドから情報を受け取ったガー・サクソン総督の部隊がキャンプに到着する。反乱者たちとラウはキャンプの建物に身を隠したが、エズラとチョッパーはスーパー・コマンドーに捕まってしまう。サビーヌとラウはプロテクターのパトロールを掻い潜り、キャンプ全体を見渡せる丘まで移動した。
反撃[]
一方、ガー・サクソンはプロテクターのキャンプの中でエズラとチョッパーの尋問を始めた。エズラはゴミ漁りだと名乗ったが信じてもらえず、サクソンはチョッパーにブラスターを向けて真実を無理やり聞き出そうとした。建物の外では、サビーヌが友人を救うためラウを説得し、敵の手に渡る前に<ファントムII>を回収してくるよう頼んだ。サビーヌはまた、フェニックス戦隊の秘密基地の場所が帝国に知られてしまうのではないかと危惧していた。サクソンを憎んでいたラウは、反乱者への協力に同意する。
サクソンは嘘を重ねるエズラに苛立ち、チョッパーをブラスターで破壊しようとした。エズラはフォースを使ってサクソンの手元を狂わせ、チョッパーを救ったが、そのせいでジェダイであることが敵に気づかれてしまう。その時、サビーヌが発煙弾を使ってスーパー・コマンドーたちを攪乱し、エズラとチョッパーをキャンプから救い出した。しかし、ラウは<フェニックスII>を操縦して1人で逃げ去ってしまい、反乱者たちは地上に取り残され、再びスーパー・コマンドーに包囲される。サクソンはデス・ウォッチのメンバーだったサビーヌの母親に敬意を表し、もし自分に忠誠を誓ってラウの捜索に力を貸せば命は救ってやるとサビーヌに持ちかけた。サビーヌはラウの申し出を拒否し、ヘルメット着用者を苦しめる特殊な周波数を発するようチョッパーに合図を送った。
逃亡[]
スーパー・コマンドーが聴覚への攻撃でひるんだすきに、サビーヌはエズラを抱きしめてジェットパックで飛翔し、チョッパーはロケット・ブースターを起動してその後に続いた。スーパー・コマンドーたちも体勢を立て直して追撃を開始したが、ブリッジャーは飛行中の敵兵士につかみかかり、ライトセーバーでジェットパックを破壊して撃退した。また、サビーヌはグレネードを使って峡谷を破壊し、敵の進路を塞いだ。最後の数名に追われている途中、ブリッジャーはサビーヌから手を放してしまい谷底へ落下しかけたが、チョッパーの上に着地し事なきを得る。
サビーヌ、エズラ、チョッパーはサクソンの宇宙船を奪って脱出するつもりだったが、混戦の末ジェットパックの制御を失い、船の近くの台地に落下した。その際、エズラはライトセーバーを落とし、サビーヌもブラスター・ピストルを失ってピンチに陥る。ところが、心変わりしたラウが<ファントムII>で戦場に戻り、戦況を覆した。エズラとチョッパーが機内に乗り込んだ後、ラウは最後のスーパー・コマンドーを倒し、サクソンのコムルク級ファイターを破壊した。サビーヌは地上に取り残されたが、サクソンとの格闘戦をしのぎ、ジェットパックで<ファントムII>のハッチへ飛び立った。サビーヌは船の手前でサクソンにジェットパックを狙撃されたが、エズラが彼女の腕をつかみ、無事に船内へ引き込んだ。
その後[]
反乱軍と関わったせいで部下のプロテクターを失ったフェン・ラウだったが、サビーヌ・レンが非マンダロリアンの友人エズラ・ブリッジャーやチョッパーを懸命に救おうとする姿を目の当たりにし、彼女に敬意を抱くようになった。ラウは部下たちを殺したサクソンに復讐を誓い、反乱軍への参加を決意する。結果的に、これまで非協力的だったマンダロリアンのベテラン戦士が反乱軍の戦力に加わることになった。
登場作品[]
- 反乱者たち – マンダロリアンの誇り (初登場)
- 反乱者たち – マンダロアを継ぐ者たち (言及のみ)
参考資料[]
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