英雄の試練は『Agents of Chaos I: Hero's Trial』の邦訳小説。ニュー・ジェダイ・オーダー・シリーズの4作目で、混沌の使者たち2部作の第1弾。ジェームズ・ルシーノ著。富永和子訳。2000年10月20日、ソニー・マガジンズから発行。
原書
「英雄の試練」の原書、「Agents of Chaos I: Hero's Trial」は2000年8月1日に発表された。原書のカバー・イラストを担当したのはリック・ベリー。
あらすじ
惑星キャッシークでチューバッカの追悼式が行われたあと、彼の死から立ち直れないハン・ソロは、妻のレイアやルーク・スカイウォーカーの制止を振り切って彼らのもとを去ってしまった。ひとり旅の中で、ソロは昔馴染みのロアや、賞金稼ぎのボスクたちと再会した。一方、新共和国が混乱する中、ユージャン・ヴォングは惑星オブロア=スカイも陥落させた。ユージャン・ヴォングの司祭ハラーは、ジェダイを抹殺するためにエランと彼女のファミリアであるヴァーゲアを、新共和国にスパイとして送り込むことにした。ふたりは亡命者を装って新共和国へと入り込むが、新共和国はふたりを手放しでは信じなかった。エランは信用を得るため、ユージャン・ヴォングがオード・マンテルを襲撃するという正確な情報を流す。オード・マンテルでは、ユージャン・ヴォングの攻撃でロアが捕虜になり、ハン・ソロはリンのドローマと出会った。彼はこの奇妙な男と共にしばらく過ごすことになる。
新共和国情報部のショーウォルター大佐はエランやヴァーゲアをユージャン・ヴォングの刺客から守るために戦った。侵略者と手を結んでいたピース・ブリゲイドのメンバーもこの亡命者たちを狙っていた。こうしてエランは新共和国側を巧妙に欺いていたが、彼女による虐殺はソロによって未然に防がれた。ヴァーゲアはマラ・ジェイド・スカイウォーカーの謎の病を治すことができるという“涙”をソロに預け、去っていった。ハラーの計画も挫かれ、ノム・アノアは新共和国の裏切り者との協力を取り付けようとする。ソロはドローマの行方不明の家族を見つけるための旅を始めた。
登場人物・用語
登場人物 | クリーチャー | ドロイド | 出来事 | 場所 |
組織 | 種族 | 乗物 | テクノロジー | その他 |
舞台裏
「英雄の試練」のあとがきには、グラフィックデザイナーの 常盤響 が文章を寄せている。