Wookieepedia
Advertisement

「お前は許可されていないごみだ」
「ごみにも許可がいるのか」
―ギルドのドロイドとカル・ケスティス[出典]

解体ギルドスクラッパー・ギルド(Scrapper Guild)は銀河中のテクノロジー機材や機械製品、構造物の再生や再利用を行う技師や作業員たちのネットワークである。彼らは銀河帝国と協力関係にあり、クローン戦争以降は銀河共和国時代のスターシップや装備品、機材を破棄する重労働を請け負うことで、膨大な扱い高を手に入れていた。ミッド・リム惑星ブラッカ共和国宇宙軍の巨大軍艦も解体可能な宇宙船廃棄業の中心地であり、解体ギルドが帝国に疎まれながら働いていた。[2]

組織[]

「ヘマして落っこちたらどうする? 家族だっているんだぞ」
「リガーに家族? あんた、人生を間違えてる」
―ギルドの解体屋たちの会話[出典]
Prauf Foreman Cal

ギルドの監督ドロイドと会話する解体屋のプラウフカル・ケスティス

解体ギルドのスクラッパー(解体屋)にはカッターハズマットリガーという3つの職種が存在した。[1] 彼らは監督ドロイドの指示に従って働き、ホバー・バージを移動手段として使用した。彼らは解体現場でアストロメク・ドロイドパイロット・ドロイドなどの各種ドロイドを活用し、シップ・カッターと呼ばれる大型の切断装置を使って大型船を切断した。解体屋は危険な仕事であり[2]、特にリガーは難易度が高く、なり手が少ない職種として知られた。[1] またハズマットは時代遅れの装備に頼りながら有害な環境で働いていたため、最下層の職種とされていた。ギルドのメンバーは主に銀河系の低所得者層によって構成されていた。[3]

解体ギルドは惑星ブラッカで高速貨物列車の巨大ネットワークを運営し、解体によって得た部品や技術を惑星外へ輸出するために運搬していた。通常の貨物は25か所のセキュリティ・ポイントを通過した後、再販のためコア・ワールドへ運ばれていった。[2] またギルドはホバー・バージを使って定期的にセキュリティ・パトロールを行っており、廃品の宇宙船に侵入している者がいないか見張り、不審者がいれば当局に報告を行っていた。[4]

解体ギルドはギルド・ストアと呼ばれる店舗を運営しており、解体屋たちのためにハードヘルメットを250クレジットを販売していた。[2]

歴史[]

「解体ギルドか」
「この惑星全体を牛耳っている。パトロールに見つからないようにしないと」
テクレックス[出典]
Scrappers team

ギルドの解体現場

クローン戦争中に解体ギルドが設立されると、ミッド・リムの惑星ブラッカの工業施設は巨大スターシップを解体するために最適化されることになった。“スクラッピング”と呼ばれる作業は、間もなくブラッカで一番になる産業となった。解体ギルドはその巨大なスクラップヤードを拡大することで、様々な種類のスターシップやビークルを解体したり、関連テクノロジーやインフラのリサイクルに対応できるようにした。[2]

戦争中、ギルドは独立星系連合の支持に回り、ブラッカ星系銀河共和国の支配下から解放しようとした。そのため戦争が終わった後、新政府の銀河帝国はギルドの賃金を削減し、解体現場における労働安全基準を下げるという報復措置を取った。しかしギルドは帝国と同盟関係を結び、新政府に気に入られようと、銀河共和国に関連するあらゆる乗り物や機材、テクノロジーの解体事業に着手した。帝国時代の初期、プラウフオーダー66を生き延びたジェダイパダワンカル・ケスティスらが解体ギルドの一員としてブラッカで働いていた。[2]

Two scrappers

ハンターを発見した2人のスクラッパー

帝国設立直後、帝国軍から離反したクローン・コマンドー分隊バッド・バッチ”が元クローン・キャプテンレックスとともにブラッカを訪れた。彼らの目的は、ブラッカに廃棄されているヴェネター級スター・デストロイヤーの残骸の医療ベイを利用して、内の行動抑制チップを除去することだった。彼らは解体ギルドのパトロールを避けるため、スター・デストロイヤーから少し離れた場所にオミクロン級アタック・シャトルマローダー>を駐機させた。“レッカー”はなぜ近くに降りないのか不思議がったが、まさにその直後、ギルドのホバー・バージが上空に現れ、彼らは身を隠した。その日の夜、手術が無事に終わってレックスがバッド・バッチと別れた後、パトロールを行っていたギルドのメンバー2名がスター・デストロイヤーの残骸の外で“ハンター”の姿を目撃した。彼らはブラッカに侵入者がいることを帝国に通報した。[4]

ハンターたちは残骸の中から金になる物を集めて情報屋シドへの借金返済に充てようと考え、しばらくブラッカにとどまった。エコーとレッカー、オメガは、彼らを偵察していた3人のスクラッパーと出くわしたが、乱闘のすえ彼らを気絶させ、捕まえることに成功した。エコーはすぐにここを立ち去るべきだと考えたが、レックスはスクラッパーたちが目を覚ますまでまだ時間があると考え、残骸漁りをすることに決めた。しかし間もなくCT-9904“クロスヘアー”率いるエリート分隊がブラッカに到着し、バッド・バッチとの間に戦闘が発生した。[5]

Cal Kestis scrapper

ギルドの解体屋だった頃のカル・ケスティス

14 BBY、カル・ケスティスは友人のプラウフをイブディス・モーから救うためやむを得ずフォースを使ってしまった。プラウフはケスティスがジェダイだったことに驚きつつ、すぐ逃げるべきだと助言したが、間もなく帝国の尋問官セカンド・シスターナインス・シスターパージ・トルーパーを引き連れてブラッカに現れた。彼女たちは列車に乗っていたギルドの労働者たちを整列させ、反逆者はいないか尋ねた。帝国に対する不信感を表明したプラウフはその場でセカンド・シスターに殺され、ケスティスはシア・ジュンダグリーズ・ドリタス船長の助けを借りてブラッカから脱出した。[2]

解体ギルドはファースト・オーダー=レジスタンス戦争の時代もブラッカで活動を続けていた。34 ABY当時ブラッカはファースト・オーダーの支配下にあり、解体ギルドのメンバーの中には地元の抵抗勢力に参加している者もいた。クレイトの戦いの後、レジスタンスがブラッカから中古の宇宙船を運び出そうとした際、プワニーニをはじめとするギルドの労働者が彼らの任務に力を貸した。[1]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

Advertisement