軍艦(Warship)は、民間宇宙船、あるいは支援活動や構内活動を行う宇宙船と区別し、戦闘を主要な目的として設計された宇宙船を分類することばとしてしばしば使用された。
一般的な使用[]
一般的に、軍艦は分厚い装甲と強力なシールド装置を有し、目標補足能力と追跡装置、そして最低でもひとつの兵器システムを装備していた。
宇宙船の最も大型の兵器が軍艦の主要装備となり、重ターボレーザー砲がその典型的な例だった。こうした大型兵器は、宇宙船の最大限のパワーを標的に向けるため、主要反応炉から直接動力を供給していた。兵器システムは宇宙船の船体で目標補足能力を制限されることがあり、射線を確保するため宇宙船そのものを動かさなければならないこともあった。
一般的に、補助兵器はより小型であったり、攻撃と防衛のどちらにも使用できる指向性エネルギー兵器だった。補助兵器は惑星に対する攻撃作戦の際には援護射撃を、対宇宙船の戦闘では中距離の攻撃を行い、より大型の標的に対して若干の防衛能力を提供した。一般的な補助兵器システムのひとつに砲塔型があり、独立して敵を狙うこともあれば、単一の目標を集中攻撃することもあった。
主要兵器、補助兵器に次ぐ第3の兵器は、至近距離兵器、あるいは“土壇場”の兵器と呼ばれた。これら小口径の兵器には、フラック・ガンや局所防衛レーザー砲、イオン砲のような、迫りくる敵や小惑星を撃ち落とすために用いられる至近距離兵器が含まれ、一般的に攻撃活動に使用された。小型の宇宙船やスターファイターにはこうした第3の兵器システムはめったに取り付けられていなかった。
特定の使用[]
戦闘用宇宙船のうち、“フリゲート”や“クルーザー”に相当する言葉として、より特定的な意味で“軍艦(ウォーシップ)”を使うものもいくつかあった。これらの多くは巨大な戦闘艦であり、銀河共和国のカル級ウォーシップや、ユージャン・ヴォングのミード・ロイク(新共和国はデストロイヤーの類似物だと判断していた)などが挙げられる。