軽貨物船(Light freighter)は貨物船の下位分類のひとつである。大型貨物船よりは規模が小さいが貨物の運搬に特化しており、密輸業者が禁制品の移送に利用することもあった。また、一部の軽貨物船には重度の改造が施され、スター・デストロイヤーから逃げ切るほどのスピードや、クルーザーと戦えるほどの火力を備えたものもあった。クローン戦争以前より、コレリアン・エンジニアリング社は複数の軽貨物船を製造していた。密輸業者のハン・ソロが所有した<ミレニアム・ファルコン>もコレリアン・エンジニアリング社製のYT-1300軽貨物船で、銀河内戦における複数の戦いで重要な役割を果たした。
概要[]
コレリアン・エンジニアリング社が製造したYTシリーズをはじめ、人気のある軽貨物船は武器や燃料、スペア部品、原料や食料など、小さくても価値のある生活必需品の輸送に適していた。こうした積み荷は星系から星系へ運ぶことができ、多くの軽貨物船船長は短期の仕事を請け負って銀河系を飛び回り、金を稼いでいた。小型の貨物船でも通常は1名以上の乗員を必要とするため、ほとんどの船長は仕事を副操縦士やドロイドと分担していた(乗組員の存在はハイパーレーンを航行中の寂しさを紛らわす役にも立った)。乗員は特定の星に拠点を持たず、貨物船で暮らす者も珍しくなかった。彼らにとって船は仕事であると同時に家でもあった。またこうした船は海賊や盗賊の標的になることがあるため、最も粗末な貨物船でさえ、狙われた際に抵抗できるようシールドと武器を装備していた。[1]
参考資料[]
脚注[]
- ↑ 週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン 第20号 (宇宙飛行の秘密:貨物の取り扱い)