遠心機(Centrifuge/Centrifuge machine)は試料の成分を分離させるための装置。遠心機のテクノロジーは医学や鉱業、乗り物の噴射ダクト・システム、あるいは混合飲料の製作など、さまざまな分野で活用されていた。
歴史[]
ナーグラッチ・エアテック社が製造したXJ-6エアスピーダーには先進的な噴射ダクト・システムが備わっており、ターボジェットから送られてくる圧縮気流を点火装置で爆発させたのち、ダクトの先にある再燃焼(アフターバーナー)遠心分離装置を通過して噴射口から噴出させる仕組みになっていた。[4]
惑星ムスタファーにあったクレガー社の採鉱施設では、溶岩から金属を抽出するために遠心機が利用されていた。ムスタファーの溶岩流から回収された溶解状態の鉱石は、施設内の貯蔵タンクに蓄積されたのち、遠心機にかけられた。遠心機による回収物は純金属へ加工されたのち、運搬用の型に流し込まれた。なお採鉱施設ではムスタファーリアンや採鉱ドロイドによる手作業の抽出作業も行われていたが、テクノロジーによる抽出とは工程が分けられていた。[2]
帝国時代初頭、惑星ウェイランドのタンティス山にある帝国研究施設では、クローン・トルーパーの血液に含まれるMカウントを調査するために遠心機が使用されていた。遠心機は厳重に警備されたドクター・ナラ・セのラボに設置されており、円盤型の装置にはめ込まれた10個の試験官を順番に解析していく仕組みになっていた。[3] この研究はネクロマンサー計画に役立つクローンを特定するために行われていたが、ナラ・セは少女オメガが研究に適正があることを事前に把握していながら、彼女の血液サンプルは遠心機にかけず、極秘裏に破棄していた。しかしドクター・エメリー・カーがラボの管理を任された日、オメガのサンプルがついに遠心機にかけられることになった。[5]
惑星タトゥイーンのモス・アイズリー・カンティーナで提供されていたアルコール飲料のノヴァ・ブラスターは、コレリアン・ブランデーとアイペルリア・ファイアウォーターを遠心機で混ぜてつくられていた。[1]
制作の舞台裏[]
TVシリーズ『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』に登場したタンティス基地の遠心機は、時計の文字盤に似せてデザインされた。[6]
登場作品[]
参考資料[]
- スター・ウォーズ コンプリート・ロケーションズ
- スター・ウォーズ:スマグラーズ・ガイド
- スター・ウォーズ/ビークル・クロスセクション完全版
"Confined" Episode Guide | Star Wars The Bad Batch - StarWars.com (アーカイブ)