鉄の封鎖(Iron Blockade)は銀河内戦中にアノート宙域全域で発生した紛争である。共和国再建のための同盟によって第2デス・スターが破壊され、皇帝シーヴ・パルパティーンも命を落としたエンドアの戦いの後、混乱の余波の中で発生した。アノート宙域を治めるユーブリック・アデルハード総督はパルパティーンが死んだという報せは反乱同盟軍によるプロパガンダだと主張し、宙域を封鎖してエンドアの戦いの情報が市民の耳に届かないようにした。帝国による封鎖を受け、アノート宙域にいた反乱同盟軍支持者のレジスタンス戦士たちはアップライジングと呼ばれる抵抗運動を開始した。
背景[]
ヤヴィンの戦いの約4標準年後、共和国再建のための同盟(反乱同盟軍)はエンドアの戦いで大勝利を収めた。彼らは銀河帝国が誇る超兵器第2デス・スター・バトル・ステーションを破壊し、帝国の統治者皇帝シーヴ・パルパティーンを葬った。また、皇帝の片腕を務めたシス卿ダース・ヴェイダーも息子のルーク・スカイウォーカーを救うため自らの命を犠牲にした。
封鎖[]
エンドアの戦いの後、皇帝の死と第2デス・スター破壊の報せは銀河系の各地に広まり、第2デス・スターが破壊される瞬間のホログラム映像も出回った。タトゥイーンやベスピン、ナブー、コルサントといった惑星では、エンドアのニュースを受けて一般市民による祝賀が催された。アノート宙域を統治するユーブリック・アデルハード総督は皇帝の死を知るとすぐに支配領域を封鎖し、皇帝が死んだという噂は反逆者による嘘だと主張した。封鎖の外側にいる反乱同盟軍はアノート宙域内に支援を提供することができなかった。
封鎖は何か月も続き、バーニン・コンのような辺境の惑星の住民は食べ物や生活必需品を手に入れるために犯罪王や闇市場を頼りにしなければならなくなった。物資の不足によって密輸品の需要が増大したが、トレード・スパイン・リーグをはじめとする私掠船団をもってしても帝国の封鎖を破って宙域外に出ることはできなかった。トレード・スパイン・リーグの指導者ショートポーは放棄されたハットの植民惑星マタオゥこそ封鎖の突破口だと判断し、弱点を特定するため同惑星にある帝国のセンサー・ネットワークを徹底調査した。
反乱同盟軍が不在の中、密輸業者や賞金稼ぎ、暗殺者、ギャングスター、一般市民から成るグループがレジスタンス戦士としてアノート宙域の帝国軍に反旗を翻し、“アップライジング”と呼ばれる抵抗運動を開始した。帝国は抵抗勢力を倒すためコマンダー・ブラー率いるパージ・トルーパー部隊を配備した。宙域の本来の指導者たちの子孫であるノーブル・コートやトレード・スパイン・リーグといった派閥も紛争に参加した。
登場作品[]
- ロスト・スターズ (間接的に言及)
- スター・ウォーズ:砕かれた帝国 (間接的に言及)
- アフターマス (初登場)
- スター・ウォーズ・アップライジング
参考資料[]
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