- 「この卵が我々の責任で、目的で、救済なの。卵を育てる見返りに、その光明に浴し、導きを得る。この中には未来の救い主がおられる。いつか卵が孵った時に、我々かその子孫が、何世代にもわたる養育の報酬を受け取るの」
- ―養育団の長老[出典]
冷戦の時代まで、“養育団”と呼ばれる文化グループが惑星オヴァニスの洞窟の奥深くで巨大な卵を守っていた。養育団はこの卵に“未来の救い主”が眠っていると信じていた。34 ABY、卵はファースト・オーダー保安局のテレックスが率いるフレイムトルーパー隊に破壊されたが、中から巨大生物が出現した。
特徴[]
養育団が守っていた卵は非常に巨大で、青い輝きを放っていた。養育団は惑星オヴァニスの洞窟に卵を保管し、複数のチューブを使って中心部から吊り下げていた。養育団の卵は火炎放射器による放火で熱せられるとひび割れた。[1]
歴史[]
さまざまな種族によって構成されるカルト組織“養育団”は何世代にもわたってこの巨大な卵を守っていた。彼らは卵の中身を知らなかったが、いつの日かこの卵から未来の救い主が生まれ、長年におよぶ奉仕が報われると信じていた。34 ABY、サーベルの一撃作戦の直後、レジスタンスのレイア・オーガナ将軍はルーク・スカイウォーカーの居場所を知ると思われる銀河系探索者のロア・サン・テッカを見つけ出すため、スターファイター・パイロットのポー・ダメロンとブラック中隊をオヴァニスへ派遣した。ダメロンは養育団の洞窟にたどり着いたが、テッカは遠い昔にここを去っていた。[1]
養育団の長老は卵の重要性をダメロンに説明し、自分たちの同胞になるつもりの無い者に秘密を分かち合うことはできないと告げる。BB-8がダメロンのT-70 Xウイング・スターファイターに仕掛けられた追跡装置を発見した際、養育団のメンバーはそれが起爆装置だと思い込み、卵を守るためダメロンを攻撃した。誤解はすぐに解けたものの、ファースト・オーダー保安局のエージェント・テレックスがストームトルーパー部隊を率いて洞窟になだれ込み、卵が再び危険にさらされた。[1]
テレックスが卵を破壊すると脅したため、ダメロンはやむを得ずファースト・オーダーに投降した。しかしテレックスはフレイムトルーパーに卵への放火を命じ、攻撃を中止して欲しければファースト・オーダーから奪った情報を返すようダメロンに迫った。すると卵にひびが入り、中から翼を生やした2体の巨大クリーチャーが姿を現した。クリーチャーのうち1体は他の生き物に敵対的だったが、もう1体がクリーチャー同士の対決に勝利し、養育団の危機を救った。その後ファースト・オーダー軍はブラック中隊に破れ、養育団はクリーチャーの背中に乗って新天地へと旅立った。[1]