骨(Bone)は人間をはじめとする一部の動物の骨格を構成する白く頑丈な組織である。人間の他に、ミリアランやイクトッチイ、トワイレック、フィーオリン、ラサットといった知覚種族や、クレイト・ドラゴン、チュリ、ボダー、ログウォート、キンタン・ストライダーなどのクリーチャーが骨を持っていた。グンガンの骨格は軟骨性の物質でできていた。
骨と文化[]
惑星ウータパウには樹木がほとんど存在しなかったため、ウータイやパウアンは動物の骨を木材の代わりにしていた。彼らがルーハウ=ホエール等の骨を利用して作った建築様式は“オシック”と呼ばれた。[1]
ボダーの骨はシロシャンと呼ばれる楽器に利用された。[2] また惑星オク=トーに住むラナイも骨を用いてグナールゴード・ドラムという打楽器を作った。[3] カーツジオン・ホエールの骨はジェダイのライトセーバーの象嵌細工に使われることがあった。[4] イウォークはしばしば動物の頭蓋骨をかぶり物にした。イウォークのシャーマンであるログレイはチュリ[5]、そして同じくシャーマンのログレイはガーレックの頭蓋骨を頭にかぶっていた。[6]
カンジクラブの首領、タス・リーチが所有した“ハットスプリッター”・ブラスター・ライフルのグリップ部分はガンダークの骨、そしてドンダーバス・ブラスターのグリップ部分はキンタン・ストライダーの尺骨でできていた。また同じくカンジクラブのメンバーであるクロキンド・シャンドは、ログウォートの骨を台尻に利用した重ボア・ライフルを所有していた。[2]
歴史[]
トランドーシャンの狩人ガーナックは、エイリアンの頭蓋骨を模した“クリスタル・スカル”を所有していた。[7] また犯罪組織クリムゾン・ドーンの首領であるドライデン・ヴォスはマイタグ・クリスタルでできた暴君ジムのマストヘッドを所有していた。[8]
“バッド・バッチ”の通称で知られるクローン・コマンドーの部隊クローン・フォース99は、頭蓋骨のイラストを非公式のロゴマークにしていた。[9] 彼らはクローン・トルーパー・アーマーをはじめとする各種装備や、惑星カミーノの兵舎の壁などをこの紋章で飾っていた。[10]
犯罪王ジャバ・ザ・ハットに仕えたビドロ・クワーヴは、執事長の座をめぐる権力争いでビブ・フォーチュナに敗れた後、ランコアの餌にされた。彼の頭蓋骨は、死後もジャバの宮殿にあるランコアの穴に取り残された。[1] 4 ABY、ランコアの穴に落とされたジェダイ・ナイトのルーク・スカイウォーカーは、クワーヴの頭蓋骨を拾って壁の制御盤に投げつけ、ドアを作動させた。その結果、ランコアは降下してきたドアに挟まれて死亡した。[11]
惑星ソーガンには骨スープと呼ばれる料理があり、グリンジャーの骨が食材として使われていた。9 ABY、ソーガンにある寄合所を訪れた賞金稼ぎの“マンダロリアン”は、一緒に連れてきたザ・チャイルドのために、女主人ダラ・ヴィッシュに骨スープを注文した。その後、キャラ・デューンもマンダロリアンやザ・チャイルドと同じテーブルで骨スープを口にした。[12]
銀河内戦の大会戦であるジャクーの戦いでは、大量の宇宙船が惑星ジャクーの地表に墜落し、大勢の乗員が死亡した。そのため“宇宙船の墓場”として知られるようになったジャクーの砂漠地帯には終戦から数十年が過ぎた後も戦死者の遺骨が散らばっていた。レイは幼少期からジャクーでゴミ漁りとして生活していたため遺骨を見慣れており、多少原型が整った遺骨を見た時だけ少し気に留めるくらいで、ほとんど気にならなくなっていた。[13]
登場作品[]
参考資料[]
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 スター・ウォーズ コンプリート・ロケーションズ
- ↑ 2.0 2.1 スター・ウォーズ/フォースの覚醒 ビジュアル・ディクショナリー
- ↑ スター・ウォーズ 最後のジェダイ ビジュアル・ディクショナリー
- ↑ クローン・ウォーズ – 試される力
- ↑ スター・ウォーズ:カード・トレーダー
- ↑ きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- ↑ "Wookiee Hunt" Episode Guide - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
- ↑ ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー オフィシャルガイド
- ↑ Bucket List: "The Bad Batch" - Star Wars: The Clone Wars - Star Wars Kids YouTube 公式チャンネル (backup link)
- ↑ バッド・バッチ – 余波
- ↑ スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還
- ↑ マンダロリアン – チャプター4:楽園
- ↑ スター・ウォーズ フォースの覚醒 レイのサバイバル日記