2-1B外科医ドロイド(2-1B surgical droid)はインダストリアル・オートマトン社が製造した医療ドロイドの機種である。百科事典のような知識を備えた医療ユニットで、クローン戦争や銀河内戦の時代に銀河系各地で使用されていた。
特徴

ルーク・スカイウォーカーを治療する2-1B
インダストリアル・オートマトン社製2-1B外科医ドロイドはヒューマノイド型の体格の医療ドロイドで、全長は1.77メートルだった。百科事典のような医療用メモリー・バンクを備え、銀河系の何百万という種族を悩ませる様々な怪我や病気を診断・治療するようプログラムされていた。2-1Bドロイドは幅広い知識と組み換え式の両手を駆使し、どのような状況にあってもベストな治療を行うことができた。このドロイドは固定・油圧式の脚とボキャブレーターを備え、一部のユニットは皮下注射器を搭載していた。
主なユニット
クローン戦争中、TB-2という2-1BドロイドがG9リガー級軽貨物船<トワイライト>に乗り込んでいた。彼はホログラム越しに医学的な助言を行うこともあり、テスの戦いの直後には、アソーカ・タノにハットの赤ん坊ロッタの治療方法を教えた。アブレガドの戦いの後、2-1Bは脱出ポッドから救出された酸欠状態のクローン・トルーパー・シンカー、ブースト、コマンダー・ウォルフを診断した。TB-2はのちに銀河共和国のヴェネター級スター・デストロイヤー<レゾリュート>に配属され、ライロスの戦いで負傷したウルフ・ユラーレン提督を治療した。
クローン戦争中、2-1Bドロイドはナブー、オルデラン、コルサント、カリーダ・ショールズ医療センターといった銀河系各地の惑星および施設で使用された。この頃、惑星タトゥイーンにあるチャルマンの宇宙港カンティーナでは2-1Bドロイドがバーテンダーとして働いていた。ハルウン・コルの戦いで負傷したジェダイ・マスターのデパ・ビラバはジェダイ・テンプルの医療施設で2-1Bドロイドの治療を受け、バクタ・タンクでの長期療養に努めた。
銀河内戦期、機種名と同じ“2-1B”という名前の2-1Bユニットが反乱同盟軍に仕えていた。2-1Bは医療アシスタント・ドロイドFX-7と共に惑星ホスのエコー基地に配属され、ワンパに襲われて負傷したルーク・スカイウォーカー中佐を手当てした。2-1Bはホスの戦いで無事に惑星から脱出し、EF76ネビュロンBエスコート・フリゲート<リデンプション>に乗り込む。ホスの戦いの少し後、2-1Bはシス卿ダース・ヴェイダーとの対決で右腕を失ったスカイウォーカーを治療し、サイバネティックスの義手を移植した。
登場エピソード
参考資料
脚注
- ↑ 1.0 1.1 アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- ↑ スター・ウォーズ ビジュアル・エンサイクロペディア
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 スター・ウォーズ キャラクター事典 完全保存版
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週刊 スター・ウォーズ R2-D2:第5号 (ドロイド仕様書:2-1Bシリーズ 医療ドロイド Part1)
- ↑
クローン・ウォーズ – ジェダイの遭難
- ↑
クローン・ウォーズ – クローヴィスの台頭
- ↑ スター・ウォーズ・アップライジング
- ↑ ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
- ↑ スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲
- ↑ スター・ウォーズ:C-3PO