Wookieepedia
Wookieepedia
Advertisement

「落ち着いて、何もしないから」
―264に対し、サビーヌ・レン[出典]

264銀河帝国の公式記者団によって使用されていた男性プログラムのR4クーリエ・ドロイドである。4 BBY、反乱分子スペクターズは264を誘拐し、代わりにC1シリーズ・アストロメク・ドロイドC1-10Pを帝国通信船へ潜入させ、ケイナン・ジャラス監禁場所の情報を手に入れた。敵対関係であるにも関わらず264はスペクターズに貢献し、仲間に加わりかけたが、任務から帰還したC1-10Pによって<ゴースト>から追い出された。その後、とある帝国の前哨基地に送り込まれた264は捕虜のサビーヌ・レンを救出し、再びスペクターズとともに行動するチャンスを得た。しかし264は彼らを逃がすために自らを犠牲にし、基地の司令官によってガラクタの山に放棄された。

経歴[]

帝国の通信ドロイド[]

ヴィザーゴ 「こいつが街から軌道上の通信線までデータを運ぶ」
エズラ 「どんなデータ?」
ヴィザーゴ 「ありとあらゆるデータだ。人事情報、武器、軍の配置、そして捕虜」
エズラ・ブリッジャーR4クーリエ・ドロイドについて説明するシカトロ・ヴィザーゴ[出典]
R4 courier droid Hologram

帝国の通信ドロイドについてエズラ・ブリッジャーに説明するシカトロ・ヴィザーゴ

4 BBY[4]スペクターズ反乱分子に所属するジェダイケイナン・ジャラス大尋問官に捕まり、惑星ロザルにあった銀河帝国通信センターグランドモフウィルハフ・ターキンの命令により破壊された後、ロザルの帝国軍軌道とのメッセージ中継にR4クーリエ・ドロイドを使うようになった。[3]

スペクターズのメンバーであるヘラ・シンドゥーラは“フルクラム”からケイナンの捜索を諦めるよう命じられた。しかしエズラ・ブリッジャーガラゼブ・オレリオスサビーヌ・レンはヘラの指示に逆らい、C1-10Pこと“チョッパー”の助けを借りて、ケイナンの監禁場所の情報を求めて犯罪王シカトロ・ヴィザーゴキャンプに向かった。ヴィザーゴはR4クーリエ・ドロイドが帝国通信船を往復し、情報を運んでいる可能性があると、実際のドロイドのホログラムをエズラに見せながら説明した。後にヘラは仲間の独断行動を知って激怒したが、エズラの説得に折れて捜索に協力することになった。[3]

スペクターズとの出会い[]

「予想しておくべきだったな…」
―264を突き落としたチョッパーについて、ガラゼブ・オレリオス[出典]

その日の夜、264は4人の護衛のストームトルーパーたちと一緒にロザルの街を移動していた。待ち構えていたサビーヌは2人トルーパーを倒し、ゼブが残りのトルーパーをノックアウトした。264は突然の襲撃にパニックに陥り、ゼブを見て倒れてしまった。エズラはこのR4アストロメク・ドロイドの代わりに変装したチョッパーをセンチネル級着陸船ラゴス>へ送り、通信船のアーキテンス級司令クルーザー[3]テルスター[5] へ潜入させた。[3]

チョッパーを迎えに行くタイミングを窺うためヘラたちは<ゴースト>でロザルから飛び立ち、264も同行させられた。チョッパーが合図を出すとヘラはチョッパーが脱出する時間を稼ぐためクルーザーに攻撃した。クルーザーが反撃すると<ゴースト>は被弾し、災が発生した。ゼブは慌ててで火を消そうとしたが、264が消火器を使用したことで事なきを得た。[3]

264 fell in

C1-10Pに貨物ドアから突き落とされる264

最終的にチョッパーは<ゴースト>に無事帰還し、再びロザルの上空へ避難した。エズラたちは任務を達成したチョッパーを褒め、264も駆け寄り祝福の声を上げた。ゼブは消火を手伝ってくれた264を仲間に加えることを提案し、エズラやサビーヌは賛成した。しかし、自分の仕事を横取りされたチョッパーは良しとせず[1]、264はチョッパーによって貨物ドアから突き落とされた。[3]

<ゴースト>から追い出された264はロザルの草原に落下したが、破壊は免れた。264は2匹のロズ=キャットと出会い[3]、やがて2人のエイリアンの農民に発見された。264は農場で野菜運搬車を引く仕事を与えられ、新しい人生を歩むチャンスを得た。しかし、2人の農民は帝国のドロイドを所有したことにより逮捕され、264も再び帝国のもとで働くことになった。[6]

再開、そして別れ[]

264 out in the cold

帝国を裏切った264はガラクタの山に放棄された

264は岩だらけで荒涼としたとある寒冷地の前哨基地に送られ、酷使されるようになった。彼は心細く感じ、スペクターズとの生活を夢見るようになった。[6]

ある日、反乱軍の捕虜が連れてこられ、基地全体が警戒態勢に入った。264はその捕虜がスペクターズのサビーヌ・レンであることに気づくと元気を取り戻し、彼らの大胆な救出が自由への道にもなりうると考え、再び彼らに協力することにした。264はサビーヌの独房を開け、帝国軍との銃撃戦に巻き込まれているゼブ、チョッパー、そして救出されたケイナンたちがいる格納庫までついて行った。264とサビーヌたちはスペクターズのシャトルファントム>に乗り込み、脱出するためにコックピットへ集まった。ゼブはこのドロイドのことに見覚えがあったが、ケイナンは帝国のドロイドがいることに疑問を呈した。しかし、<ファントム>が基地のトラクター・ビームに捕まり、会話は打ち切られた。[6]

264は格納庫の反対側にあるコンピューターのソケットを使ってビームを解除できることを知っていたが、離陸する前に<ファントム>に戻ることは不可能だった。264はずっと望んでいたようにスペクターズと一緒にいるか、彼らを救うために自らを犠牲にするか、決断を迫られた。最終的に264は後者の選択肢を選び、格納庫に駆け付け、ビームを解除した。<ファントム>が格納庫から離れていくと、264は誇らしげに光を発し、ゼブは遠くで彼に笑みを浮かべた。同時に格納庫に基地の司令官が数人のストームトルーパーを連れて入ってきた。司令官は264を睨み、ドロイドが何を知っているのか突き止めるように部下に命令した。[6]

その後、264は前哨基地の外にあるガラクタの山に放棄された。窮地にも関わらず、264は自分の居場所を知っている反乱軍の友達がいつか自分のために戻ってくることを望み続けた。[6]

個性と特徴[]

「チョッパーなんかよりお前が好きになってきたぜ」
―264を褒めるガラゼブ・オレリオス[出典]
264 Extinguishing the fire

消火器を使用する264

264は帝国記者団によって使用されていた男性プログラム[3] のR4クーリエ・ドロイドであり、普通のR4アストロメク・ドロイドと同じくインダストリアル・オートマトン社によって製造された。264は頑丈なボディに消火器やスコンプ・リンク、大容量データバンクホロプロジェクターを備えた。264の頭部は黒色で、赤い模様と帝国記者団のマークが描かれていた。ボディは白く、黒と銀色のパネルを備えていた。[1]

銀河帝国はクーリエ・ドロイドに個性を持たせるようにプログラムしていなかった。その結果、R4クーリエ・ドロイドは「はい」か「いいえ」以外バイナリーで話すことが出来ず[7]、コア・プログラミングの大半と個性のすべてを失った。[1] しかし、264には友好的な性格が残されており、前哨基地に配属されて以降はスペクターズの仲間になることを強く望んでいた。[6]

制作の舞台裏[]

Rebel Resolve concept art

ロザルの街を移動する264のコンセプト・アート

264は2015年2月16日に放送されたTVアニメ・シリーズ『スター・ウォーズ 反乱者たちシーズン1第14話『チームの絆』で初登場を果たした。264をはじめとする帝国のR4クーリエ・ドロイドも本作が初出であり[3]、そのコンセプト・アートはクリス・グレンによって制作された。もともと存在した帝国のアストロメク・ドロイドのデザインが流用され、テクスチャとカラーリングに変更が加えられている。コンセプト・アートの制作日は2014年5月2日付であり、StarWars.com のエピソード・ガイドに掲載されている。[8]

『反乱者たち』の舞台裏を紹介する動画シリーズ『レベルズ・レコン』のインタビューにて、デイヴ・フィローニは追い出された264のその後について「電源が切れて記念碑のように草原に残されたままになっているのではないか」とコメントした。[9] その後、2016年発売の『スター・ウォーズ 反乱者たち マガジン』の第25号に収録されたコミック作品『264のバラード』(ジェレミー・バーロウ作、ボブ・モールスワース画)で264の後日談が正式に描かれた。[6]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

Advertisement