- 「コントローラー、ドロイドがネットワークにアクセスしようとしています」
「素晴らしい。今なら奴のメモリーから反乱者の基地の位置情報を引き出せる。やるのだ。スローン大提督がお喜びになるぞ」 - ―3-9とLT-319[出典]
3-9は人間の男性で、銀河帝国に仕えた技術者、情報士官。頭部にサイボーグ移植を施された3-9は、帝国情報局の一員として、初期反乱運動の時代に反乱者に関する情報収集活動に従事した。2 BBY当時、3-9は他の情報局員たちとともにコントローラーLT-319が指揮を執るIGV-55監視船に乗り込んでいた。反乱同盟のフェニックス戦隊が衛星キラン71にある帝国保安局の基地キラン・ステーションにスパイを送り込んだ際、3-9は未認可のドロイドがスキャナーで検知されたことをLT-319に報告した。このアストロメク・ドロイド、C1-10P(チョッパー)が反乱軍のメンバーであることに気づいたコントローラーは、3-9をはじめとする部下たちにドロイドを遠隔でハッキングさせ、反乱軍の秘密基地の位置情報を突き止めようとした。
チョッパーが基地の座標を記憶していなかったため、情報士官たちは反乱軍がキラン・ステーションでの目的を果たして去っていくのをあえて見逃し、遠隔操作したチョッパーを使って彼らの宇宙船<ゴースト>から情報を引き出そうといた。3-9たちは盗まれたデータを一度は回収し、<ゴースト>のナビコンピューターにコンピューター・スパイクを差し込むことに成功したが、50パーセントほどダウンロードが完了したところで、反乱者たちに阻止されてしまった。チョッパーの所有者であるヘラ・シンドゥーラはチョッパーの遠隔操作に使われている回線を逆に利用し、想定外の規模のデータを監視船にフィード・バックした。3-9たちの監視船は過負荷でショートを起こし、手に入れたデータもろとも大爆発を起こした。
経歴[]
情報局員[]
人間の男性、3-9は銀河帝国の技術者であり、帝国情報局に仕えていた。[2] 初期反乱運動の時代、彼はコントローラー[3] LT-319[4] 率いる情報士官のグループの一員として[3] IGV-55監視船[5] に乗り込んでいた。この監視船のクルーたちは自主性を放棄してサイボーグ装備を移植しており、拡大中の共和国再建のための同盟の脅威に立ち向かうべく、銀河帝国による情報戦に参加していた。3-9のチームは、スローン大提督による反乱運動の情報収集任務に貢献していた。[3]
キラン・ステーションの侵入者[]
- 「コントローラー、たったいま許可のないドロイドが1体、キラン71のISB基地に入りました」
- ―LT-319に報告を行う3-9[出典]
2 BBY当時[1]、3-9たちの乗る監視船は[2] 衛星[6] キラン71の近くに配置されていた。[4] キラン71にある帝国保安局の基地キラン・ステーションに反乱分子フェニックス戦隊のスパイ・ドロイド、C1-10P(チョッパー)とAP-5がやってきたとき、チョッパーがスキャナーに引っかかり、3-9の端末に警告が入った。フェニックス・リーダーのヘラ・シンドゥーラによって送り出された彼らは、惑星ロザルの攻撃作戦に必要な進入許可コードをステーションから盗み出そうとしていたのである。3-9が、未認可のドロイドがステーションに現れたことを報告すると、コントローラーLT-319は以前スローン大提督が指摘していた反乱軍のドロイドかもしれないと推測し、船の針路をキラン・ステーションにとるよう命令した。[2]
同僚の女性情報士官からスキャン状況を尋ねられた3-9は、7161を追跡中だと答え、チョッパーとAP-5がキラン71への移動に使ったセンチネル級着陸船の画像をスクリーンに映し出した。コントローラーは拡大された画像を確認し、反乱者のドロイドが時代遅れのC1シリーズ・モデルであることを知ると、スローン大提督が指摘していたフェニックス戦隊のドロイドと同一人物に違いないと判断した。3-9はすぐにキラン・ステーションに警告を発するべきだと提案したが、LT-319はチョッパーのシステムにハッキングしてフェニックス戦隊の秘密基地の位置情報を引き出すのが先だと答えた。[2]
3-9はキラン・ステーションの監視カメラでチョッパーの動きを追い、AP-5がセントラル・コンピューター・コアから目当てのデータを回収しているあいだに、チョッパーがネットワーク・ターミナルにアクセスしたことに気づいた。コントローラーの命令に従い、3-9は監視船の端末からネットワークを通じてチョッパーをハッキングし、再プログラムすることに成功した。しかしこのアストロメク・ドロイドのメモリー・バンクには、反乱軍基地に関する情報が残されていなかった。そこでLT-319は、あえてキラン・ステーションに潜入したスパイを見逃し、遠隔操作したチョッパーを利用して反乱者の船から情報を抜き取ることに決めた。[2]
チョッパーは反乱軍パイロット、ウェッジ・アンティリーズが操縦するシャトルでAP-5とともにキラン71を離れ、スペクターズのVCX-100軽貨物船<ゴースト>と合流した。コントローラーの指示のもと、情報士官たちは<ゴースト>のハイパースペース航行を中断させ、反乱者たちを貨物ベイに閉じ込めた。3-9は端末で状況を逐一監視し、チョッパーはコントローラーに命じられるまま船の航法コンピューターにコンピューター・スパイクを挿入した。データの転送が50パーセントに達すると、LT-319は手に入れた情報から反乱軍基地の特定を急ぐよう部下たちに命じた。しかしその直後、ベイから脱出した反乱者たちがスパイクを抜き取った。チョッパーの所有者であるヘラは、自分のドロイドを操った者たちに復讐するため、遠隔操作に使われた通信回線を利用して莫大なデータを監視船にフィード・バックした。3-9が回路のオーバーロードを報告した直後、機械から放たれた赤い電撃が情報士官たちを襲い、間もなく監視船は乗組員やデータもろとも破壊されてしまった。[2]
人物[]
- 「至急、ステーションに警告しましょう」
「待て。保安局に知らせるのは、私があのスパイから必要な情報を引き出した後だ」 - ―3-9とLT-319[出典]
3-9は人間の男性で、肌は白く、目は茶色だった。[2] 彼は帝国の情報士官としてIGV-55監視船に乗り込んでいた。彼は帝国に仕えるため自主性を放棄し、サイボーグの人工移植物を装着していた。[3] 3-9はその技術スキルを駆使し、反乱軍のドロイド・チョッパーを遠隔で再プログラムすることに成功した。しかしそのスキルをもってしても、彼はヘラ・シンドゥーラによって逆送信されたデータ・サージに対処することができず、他の情報局員たちとともに破滅を迎えることになった。[2]
装備[]
- 「回路がオーバーロードしています」
- ―3-9[出典]
監視船に乗り込んでいた他の局員たちと同様、3-9も頭部にサイバネティックスのヘッドギアを身に着け、黒い半透明のバイザーをつけていた。また彼は上腕部に帝国情報局のロゴマークが入った灰色の制服を着ていた。3-9は監視船内の情報ステーションでコンピューター端末の操作を任されていた。[2]
制作の舞台裏[]
3-9は2017年3月11日にディズニーXDで初放送された『スター・ウォーズ 反乱者たち』シーズン3の第19話、『二重スパイ・ドロイド』に登場するキャラクターである。声優は同シリーズでAP-5も担当しているスティーヴン・スタントン。役名は“帝国の技術者#1”(Imperial Technician #1)としてクレジットされている。[2]
登場作品[]
- 反乱者たち – 二重スパイ・ドロイド (初登場)
参考資料[]
- スター・ウォーズ ビークルのすべて (ビジュアルのみ)
- Rebels Recon: Inside "Double Agent Droid" - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 @pablohidalgo(パブロ・ヒダルゴ) - X (旧Twitter). “six months pass between the S2 finale and the S3 premiere. We're about 2 years from Ep4” (スクリーンショット)
- ↑ 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 2.10 2.11 2.12 2.13 2.14 2.15 2.16 2.17 反乱者たち – 二重スパイ・ドロイド
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 Rebels Recon: Inside "Double Agent Droid" - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
- ↑ 4.0 4.1 Controller LT-319 - 公式データバンク
- ↑ Imperial listener ship - 公式データバンク
- ↑ Killun 71 - 公式データバンク