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「誰でもAウイングがありゃダンスの1つや2つは容易いもんだ」
フェレスク・ツァット[出典]
A-wing BF

RZ-1 Aウイング

Aウイング・スターファイター(A-wing starfighter)はクワット・システムズ・エンジニアリング社が製造したR-22を原型とする、矢じり型スターファイターの系統である。巨大な2つの亜光速エンジンと滑らかな機体、スリムなコックピットを特徴とし、スピードと機動力に優れていた。反乱軍技術者によって開発されたRZ-1 Aウイング・インターセプター銀河系最速の戦闘機のひとつとして知られ、そのスピードは銀河帝国TIE/inインターセプターを凌駕した。Aウイングはスピードのために装甲や重火器を削っており、また操縦システムが精密すぎるため扱いづらいという欠点があった。

モデル[]

R-22 Aウイング[]

Blue Glass Arrow 詳細はR-22スピアヘッドを参照

R-22はRZ-1 Aウイングの原型となった試作型の戦闘機である。[1] もともとクワット・システムズ・エンジニアリング社(KSE)が銀河帝国宇宙艦隊に採用してもらうために製造した戦闘機だったが、帝国はすでにTIEファイターの契約を結んでいたため大量生産の認可が降りず、却下された。試作機は惑星タムズ=アン王国に売却され、そこでR-22“スピアヘッド”と名付けられたが[2]、当時からAウイングというあだ名で呼ばれていた。[3] KSE社はクローン戦争で活躍した“ジェダイスターファイター”ことデルタ7の製造企業であり、R-22は、ジェダイ並みの反射神経がなくとも扱える後継機として位置づけられていた。[4] 帝国には採用されなかったものの、R-22 Aウイングは高速性能や機動性を試したいパイロットたちのあいだで好まれた。[3]

RZ-1 Aウイング[]

Awing-sag

RZ-1

初期反乱運動の時代、反乱分子が失敗作と思われていたR-22を改造し、快速だが扱いづらい攻撃機RZ-1 Aウイングを生み出した。[1] 反乱軍技術者が取り付けたJ-77“イベント・ホライズン”亜光速エンジンにより、RZ-1はTIE/inインターセプターをも凌ぐスピードを実現していた。そのぶん装甲は薄く、シールド発生装置は軽量化され、搭載武器も少なかったが、十分強力な火力を有していた。ただしRZ-1は操縦を補佐してくれるアストロメク・ドロイドもおらず、ジェダイのような反射神経を持つパイロットですら操縦困難だと言われることもあった。そのため反乱軍では最も優秀で経験豊富なパイロットにAウイングの操縦を任せることになっていた。[2]

フェニックス戦隊はAウイングを使用した最初期の反乱軍ユニットのひとつである。[1] 彼らのフェニックス中隊はAウイングで構成され、ロザル包囲戦のさなかにシス卿ダース・ヴェイダーTIEアドバンスト死闘を演じた。[5] Aウイングは反乱同盟の戦力として引き続き銀河内戦でも活躍し、エンドアの戦いではAウイングからなるグリーン中隊が帝国艦隊と宇宙戦を繰り広げた。この戦いのさなか、グリーン・リーダーアーヴェル・クライニッドの操縦するAウイングがエグゼクター級スター・ドレッドノートエグゼクター>のブリッジに突っ込み、この巨大軍艦第2デス・スターに墜落させた。[6]

RZ-1T Aウイング[]

Blue Glass Arrow 詳細はRZ-1T Aウイングを参照
RZ-1T - SW Rebels - SW Databank

RZ-1T

Aウイング訓練機としても知られるRZ-1Tは、初心者のパイロットと訓練教官が同乗できる2人乗りのAウイングである。初期反乱運動の時代に開発された。[7] もともとKSE社は単座式と複座式の2種類のR-22プロトタイプを製造していたため、反乱軍は後者をパイロット訓練機として改造した。Aウイングの飛ばし方を学ぶのは経験を積んだスターパイロットにも難しいとされていたため、操縦者はこの基礎訓練用の機体に乗り込み、後部座席のインストラクターに指導を受けながら操縦法を学んだ。[2]

RZ-2 Aウイング[]

RZ2Awing-TLJTOG

RZ-2

RZ-1 Aウイングには精密すぎる制御システムや武器、故障しやすさといった欠点があったため、新共和国はベテランのパイロットや整備士たちに後押しされ、KSE社に改良型Aウイングを発注した。プロトタイプのテストが成功した後、KSEは新共和国防衛艦隊のためにRZ-2の製造を開始した。この戦闘機はRZ-1とよく似ていたが、流線形の機体の全長はさらに長くなり、銀河最速と謳われた前身機すら凌ぐスピードを実現した。快速で火力も兼ね備えたRZ-2は一撃離脱の任務を得意とし、長距離の偵察任務や宇宙海賊との戦闘に置いて重宝した。[2]

新共和国は軍備縮小法案の成立を受けて[2] 新型Aウイングの製造を最小限に抑えた。[8] しかしRZ-2 Aウイングはレジスタンスの主力機として様々な任務で活躍を続けた。[1] レジスタンスは新共和国での軍務を終えたAウイングでその小規模な宇宙軍の戦力を増強し、KSE社からもRZ-2 Aウイングの整備や修理に特化したツールを備えたフライト・クルーやアストロメク・ドロイドの供与を受けた。[2] 34 ABYタリサン・“ターリー”・リントラ率いるブルー中隊ディカーの戦いレジスタンス・ボマーの護衛を務め、ファースト・オーダーマンデイターIV級シージ・ドレッドノートフルミナトリックス>の破壊に貢献した。[9]

参考資料[]

脚注[]

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