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A-LTユーティリティ・ドロイド(A-LT Utility Droid)は帝国時代から冷戦の時代にかけて使用されたユーティリティ・ドロイドのモデルである。クリーニング・ドロイド給仕ドロイド、あるいはアストロメク・ドロイド等としても利用された。

特徴[]

RD-3

A-LTとRシリーズのパーツで構成されたアストロメク・ドロイド

A-LTユーティリティ・ドロイドはトレッドウェル式のとドーム型頭部を備えるユーティリティ・ドロイドの一種である。A-LTドロイドはアストロメク・ドロイドとして設計されたが、しばしば単純作業用として改良された。例えば、頭部を取り外して回路がむき出しの状態にして、トレイを取り付けることで食べ物や飲み物を運ぶ給仕ドロイドとして使用することができた。[1] ほかにも、クリーニング・ドロイドとしても使用された。[2]

A-LTユーティリティ・ドロイドの頭部には透明なタイプと不透明なタイプの2種類があった。[3] また、A-LTドロイドの不透明な頭部はRシリーズのアストロメク・ドロイドのボディと互換性があった。[5][6]

歴史[]

帝国時代[]

帝国時代銀河帝国および共和国再建のための同盟は戦場で壁を迂回したり、敵のタレットの回路にオーバーロードをかけるために改造されたA-LTユーティリティ・ドロイドを使用した。[2]

10 BBY、1体の透明ドームのA-LTドロイドが第224帝国軍機甲師団マッドトルーパーとともに惑星ミンバン戦場へ送り出されていた。[3] 同じ頃、PA-LT4という名前のA-LTドロイドが犯罪シンジケートのクリムゾン・ドーンに仕えていた。PA-LT4はドライデン・ヴォスが所有するカレヴァラン・スター・ヨットファースト・ライト>で給仕ドロイド・チームの一員として働いていた。[4]

また、惑星ケッセルスパイス鉱山で犯罪組織パイク・シンジケートP6B-LT2[4]T1M8-LT2[4] をはじめとするA-LTドロイドを酷使していた。トバイアス・ベケットギャング団が未精製コアクシウムを手に入れるためケッセルにやってきた時、P6B-LT2やT1M8-LT2を含む奴隷たちは制御ボルトを外されてパイクの支配下から解放され、L3-37が率いる暴動に参加した。[3]

5 BBY、惑星コルサントシャンドリラン大使館で開かれたパーティに1体のA-LTドロイドが給仕ドロイドとして使用されていた。[7]

1 BBY衛星ジェダパルチザンテロ攻撃が始まる直前、ジェダ・シティの通りで1体の透明ドームのA-LTドロイドが移動していた。[8]

帝国崩壊後[]

4 ABY、惑星タトゥイーンに住むとあるジャワ廃品回収業者たちが、RシリーズのボディとA-LTユーティリティ・ドロイドの頭部で構成されたN0-AH[9] という名前のドロイドを所有していた。ジャワたちはコブ・ヴァンスシリカックス・クリスタルとの交換条件としてN0-AHを提示したが、ヴァンスが要求したのは傷物のマンダロリアンのアーマーだった。[5]

BarDesertWorldMando

惑星ラフェトで活動するA-LTドロイド(中央)

9 ABY、惑星ネヴァロと金色のパネルと白いボディを備えるA-LTドロイドが活動していた。[10] 同じ頃、ランザー・マルクが運営していた宇宙ステーションルースト>や[11]、惑星ラフェトダイナーのそばでもA-LTドロイドが活動していた。[12]

9 ABY[13]、RシリーズのボディとA-LTドロイドの頭部で構成されたRD-3という名前のドロイドが新共和国防衛艦隊に仕え、ヘイル船長ディフェンダー級クルーザーヴェスパー>に乗り込んていた。フォース感応者傭兵ベイラン・スコールシン・ハティが<ヴェスパー>に訪問した際、ヘイルはRD-3に訪問者への身分照合のスキャンを行わせるよう、モン・カラマリの警備兵ジャクリスに命じたが、ドロイドが何もできずにいるうちにシンがライトセーバーを起動して警備兵たちを次々と切り殺していった。[6]

冷戦の時代、少なくとも1体のA-LTドロイドが惑星バトゥーで活動していた。[14] またMPO-1400パーギル級スター・クルーザーハルシオン>に搭乗したRシリーズのドロイド[15] SK-620の頭部もA-LTドロイドのものに似ていた。[16]

知られているユニット[]

制作の舞台裏[]

A-LT droid concept art

A-LTユーティリティ・ドロイド9-EZのコンセプト・アート

A-LTユーティリティ・ドロイドは2016年12月16日公開のアンソロジー映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で初登場を果たした。[8] 正式名称は2014年にサービス開始した携帯ゲーム『スター・ウォーズ コマンダー』で判明した。[2]

A-LTユーティリティ・ドロイドはコンセプト・アーティストのジェイク・ラント・デイヴィスによってデザインされた。もともとこのドロイドは『ローグ・ワン』の冒頭のアーソ農場のシーンで登場する予定であったが、最終的にジェダのシーンに登場することになった。[18]

コンセプト・アーティストのニール・スキャンランは実写TVシリーズ『キャシアン・アンドー』に登場するドロイド、B2EMOのデザインを担当した。B2EMOのコンセプト・アートの中には犬に似た4足歩行のデザインのほかに、A-LTユーティリティ・ドロイドのキャタピラをイメージしたものも存在した。これらのアートは2023年ジェイク・ラント・デイヴィスの Twitter アカウントでアップされた。[19]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

  1. 1.0 1.1 スター・ウォーズ:ドロイドグラフィー
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 スター・ウォーズ コマンダー
  3. 3.0 3.1 3.2 3.3 ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
  4. 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー オフィシャルガイド
  5. 5.0 5.1 マンダロリアン ロゴ マンダロリアンチャプター9:保安官
  6. 6.0 6.1 AhsokaS1 Logo アソーカパート1:師と弟子
  7. Andor logo new キャシアン・アンドー声明
  8. 8.0 8.1 ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
  9. HasbroInverted スター・ウォーズ:ドロイド・ファクトリー (The Mandalorian set)
  10. マンダロリアン ロゴ マンダロリアンチャプター1:マンダロリアン
  11. マンダロリアン ロゴ マンダロリアンチャプター6:囚人
  12. マンダロリアン ロゴ マンダロリアンチャプター16:救出
  13. 公式アナウンスによればTVシリーズ『アソーカ』は『マンダロリアン』と同時系列の物語である。『スター・ウォーズ タイムライン』によれば『マンダロリアン』の年代は9 ABYであるため、『アソーカ』で描かれたできごとの年代も9 ABY頃であると判断できる。
  14. スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ:バトゥー旅行ガイド
  15. DPB-Logo Take a First Look at the Poster for Star Wars: Galactic Starcruiser at Walt Disney World Resort - Disney Parks Blog
  16. スター・ウォーズ:ギャラクティック・スタークルーザー
  17. ToppsDigitalLogo スター・ウォーズ:カード・トレーダー - Star Wars Card Trader - Rogue One Challengers Hyperspace 9-EZ
  18. jakeluntdavies (@jakeluntdavies) - Instagram
  19. TwitterLogo @JakeLuntDaviesジェイク・ラント・デイヴィス) - X (旧Twitter). “page being really close to the final design. Here they are both a stack of cylindrical sections with layers of tech and tools sandwiched in between and riding on caterpillar track modules similar to the ones on the A-LT Utility Droid I designed for Rogue One. 3/3 #starwars”
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