- 「重砲だと? それは厄介だ」
- ―ウォーム・ロースサム[出典]
AV-7対ビークル砲(AV-7 Anti-vehicle Artillery Cannon)は一般的に重砲(Heavy cannon)という呼び名で知られたテイム&バック社製の自走式砲台。クローン戦争で共和国グランド・アーミーが使用した。クローン・トルーパーが1人だけで操作することができた。分離主義勢力の戦車を一撃で破壊する火力を持つAV-7対ビークル砲は、クリストフシスの戦いで銀河共和国へ勝利に導いた。
特徴[]
テイム&バック社製AV-7対ビークル砲は反重力リパルサーリフト装置を搭載した自走式の重砲だった。全長15.38メートルで、砲身の右側に銃座があり、砲手(クローン・タンク・ガンナー)1名で運用することができた。AV-7対ビークル砲はリパルサーを使って砲撃位置に移動し、広い間隔で取りつけられた4本の脚で本体を固定した。重砲から放たれたエネルギーは分離主義勢力のタンクやバトル・ドロイドの双方を破壊することができた。しかし、光線シールドを備えたスーパー・タンクには傷をつけることができなかった。
歴史[]
- 「重砲の援護なしに戦えば我が方に勝ち目はありません」
- ―クローン・キャプテン・レックス[出典]
AV-7対ビークル砲はテイム&バック社によって製造され、銀河共和国のグランド・アーミーがクローン戦争で使用した。クリストフシスの戦いでは分離主義勢力の装甲型強襲用戦車やオクトゥプタラ・トライ=ドロイドを苦しめた。ウォーム・ロースサム将軍は重砲対策として偏向シールド発生装置を起動し、シールドのドームを徐々に拡大しながらドロイド軍を前進させた。しかし、ジェダイ将軍アナキン・スカイウォーカーとその弟子アソーカ・タノがシールド発生装置を爆破したため、戦況は再び共和国の有利に傾いた。
AV-7対ビークル砲は第二次ジオノーシスの戦いでも使用され、ジオノージアンのポグル・ザ・レッサー大公が建造した主要ドロイド工場を攻撃した。AV-7は工場に正面攻撃を仕掛けるクローン・トルーパーたちを後方から支援したが、分離主義勢力の新型兵器であるスーパー・タンクには歯が立たず、迫撃砲で破壊されてしまった。