- 「人間のような感情を持ちたいと思っていましたが…ダメでした! さよなら!」
- ―ファイヴスに対し、AZI-3[出典]
AZI-345211896246498721347は惑星カミーノのティポカ・シティでカミーノアンのために働いていたサイボット・ギャラクティカ社製AZシリーズ外科補助ドロイドである。クローン・トルーパーのファイヴスからはAZI-3、オメガからはAZという略称で呼ばれていた。銀河共和国時代の末期、AZI-3はカミーノアンが造りだしたクローン・トルーパーの傷を手当てし、時には患者に悲惨なニュースを伝える仕事を任されていた。少しばかり柔軟なプログラムが施された医療ドロイドであるAZI-3は、実践的研究がお気に入りの仕事だった。
クローン戦争の終盤、オーダー66の誤作動によってジェダイ将軍ティプラーを殺害したクローン・トルーパーのタップがカミーノに搬送された。タップの治療と監視を行うことになったAZI-3は、カミーノアンのドクター・ナラ・セにタップの生体検査を行うよう進言したが、認められなかった。その後、AZI-3はタップの親友であるクローン・トルーパー、ファイヴスから命令に背いてタップの検査を行うよう説得され、トルーパーの脳内に行動抑制チップが埋め込まれていることを突き止めた。AZI-3の助力のおかげで、ファイヴスは思いがけずオーダー66の陰謀の真相に迫ることになったが、医療ドロイドと別れてコルサントに戻った後、チップの存在を公表できないまま命を落としてしまった。
戦争が終わり、共和国に代わって銀河帝国が設立された直後も、AZI-3は引き続きティポカ・シティ軍事複合施設で働いていた。クローン・トルーパーのカフェテリアで乱闘騒ぎが発生した後、AZI-3は気絶したバッド・バッチの隊員CT-1409“エコー”を診察した。またのちにAZI-3は、ナラ・セの助手であるオメガと一緒にバッド・バッチの兵舎に忍び込んだが、ショック・トルーパーに見つかって締め出されてしまった。さらにその後、AZI-3はバッド・バッチの隊員の中で唯一オーダー66に従ったCT-9904“クロスヘアー”の診断に立ち会った。やがてティポカ・シティは帝国によって破壊されたが、AZI-3はオメガやバッド・バッチと一緒にカミーノから脱出した。それからしばらくの間、AZI-3はオード・マンテルにあるシドズ・パーラーで、バッド・バッチの雇い主シドのために働いた。しかしシドの裏切りによってオメガが帝国に捕まった後、AZI-3は再びバッド・バッチと行動を共にすることになった。
登場作品[]
- クローン・ウォーズ – 陰謀 (初登場)
- クローン・ウォーズ – 逃亡者
- クローン・ウォーズ – 命令 (回想シーン)
- バッド・バッチ – 余波
- バッド・バッチ – エリート分隊
- バッド・バッチ – 失われた賞金 (言及のみ)
- バッド・バッチ – カミーノへの帰還
- バッド・バッチ – カミーノ滅亡
- バッド・バッチ – 戦利品
- バッド・バッチ – ライオット・レース
- バッド・バッチ – プラン99
- バッド・バッチ – 帰還
- バッド・バッチ – 危険領域
- バッド・バッチ – 覚悟の時
- バッド・バッチ – ジャガーノート
参考資料[]
- "Conspiracy" Episode Guide - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
- "Fugitive" Episode Guide - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
- "Orders" Episode Guide - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック 増補改訂版
- スター・ウォーズ クローン・ウォーズ キャラクター事典
- "Aftermath" Episode Guide - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
- ARC Trooper Fives - 公式データバンク
- AZI-3 - 公式データバンク