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「我々の造った新しいバトル・ドロイドが加われば、あなたは銀河系で最強の軍隊を手に入れることになりますぞ」
ドゥークー伯爵に対し、ワット・タンバー[出典]

B2スーパー・バトル・ドロイド(B2 super battle droid)は独立星系連合クローン戦争で使用した先進的なバトル・ドロイドである。バクトイド・コンバット・オートマタ社テクノ・ユニオンと協力して開発した。B2バトル・ドロイドの設計には、トレード・フェデレーションが何千というB1バトル・ドロイドを失ったナブーの戦いの教訓が生かされていた。このモデルは強力な二連リスト・ブラスターを腕に内蔵し、B1バトル・ドロイドと共通の安価なパーツを使いつつも、より厳重に装甲化されていた。また、外部の司令システムが失われたら何もできなくなるという従来のバトル・ドロイド・テクノロジーの欠点を克服し、ある程度の独立性が与えられていた。しかしプログラムはB1バトル・ドロイドと同じく単純で、自分で戦術を立案するほどの能力は持っておらず、効率的に戦うためには生きた司令官タクティカル・ドロイドを頼る必要があった。

B2スーパー・バトル・ドロイドは分離主義勢力ドロイド軍の戦力としてクローン戦争に投入された。初回生産分は戦争の初戦であるジオノーシスの戦いに間に合い、ジェダイと激戦を繰り広げた。連合軍の司令官たちはスーパー・バトル・ドロイドがジオノーシスで活躍したことを評価し、この強力な兵士を自軍に加えた。スーパー・バトル・ドロイドは銀河系各地の戦場へ配備され、その巨体と破壊性能で、占領下にある星の銀河共和国市民を怯えさせた。また戦争中には接近特化のB2グラップル・ドロイドや重武装型のB2-HAモデル、ロケットを搭載したB2-RPモデル、そしてそのアップグレード版であるスーパー・バトル・ドロイド・ロケット・トルーパーなど、数々の改造版が造られた。銀河各地の戦場で共和国グランド・アーミーと衝突したのち、B2バトル・ドロイドは分離主義勢力の他のユニットと同様、戦争終結時に機能を停止した。しかし一部のB2ドロイドは銀河帝国の時代が始まった後も保安要員として現役で使われ続けた。

特徴[]

設計[]

「惑星は確保しました、閣下。全住民は支配下におかれています」
―B2ドロイドのG21[出典]
B2sbdGeonosis-AOTC

スーパー・バトル・ドロイド

B2スーパー・バトル・ドロイドは全高1.91メートルの灰のボディを持つバトル・ドロイドである。[6] 上半身が大きい胴体、首のない頭部、各2本の手足を備え[4]、標準的なB1バトル・ドロイドより大型で、より強く、より先進的なバージョンだった。[7] パーツはB1ドロイドと共通の廉価なものが多く使われていたが、その上にかぶせる装甲が強化されていた。肩部の重装甲はアサートロン製で、ボディ全体も超低温で装甲化されており、正確な直撃弾にもびくともしない強度を誇った。また腹部は柔軟性がある構造になっていた。[8]

スーパー・バトル・ドロイドの「」の役割を果たす赤いセンサーは左肩の装甲に埋め込まれていた。頑丈な上半身の中に主要パワー・ユニットと信号レセプター・ユニットが内蔵され、股関節に強力なトルク・モーターを備えた2本の脚が巨体を支えていた。スーパー・バトル・ドロイドは重心が高い位置にあったが、高度なジャイロ=スタビライザーは搭載しておらず、代わりに低コストの簡易運動/アルゴリズム制御プログラミングを採用していた。交戦時には両足を開いて腰を落とした「ガンマン」スタイルで体を支え、安定した射撃の土台をつくった。またスーパー・バトル・ドロイドはボキャブレーターを内蔵しており、B1バトル・ドロイドより低く耳障りな声で会話することができた。またベテランのユニットのほうが語彙力が豊富な傾向にあった。[8]

B2 super battle droid

両腕にブラスターを搭載したB2ドロイド

標準的なスーパー・バトル・ドロイドは右前腕にビルト=イン(内蔵式)の二連リスト・ブラスターを搭載していた。[1] 両腕とも前腕がモジュール式であり[8]ロケット・ランチャーなどに換装することができた。[1] 手のひらはB1バトル・ドロイドと違って指がない単一グリップ式であり[8]、標準的なブラスターを扱うのは困難だった。[1] しかし手首に信号エミッターが内蔵されていたため、この信号に対応する武器であれば手に持って使用することができた。[8] クローン戦争中には、両手首に二連ブラスターを搭載したモデルが実戦配備された。このスーパー・バトル・ドロイドは両腕を目標に向かって突き出し、両腕で一斉射撃を行うことができた。[13]

Moff Jerjerrod 2

皇帝陛下は工事の遅れに強い不満をお持ちだ…

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改造型[]

「最後の仕上げだ。スーパー・ドロイドを送り込め」
TF-1726[出典]
B2 lineup

各種B2モデル

クローン戦争中、B2スーパー・バトル・ドロイドには複数の派生機種が生まれた。そのひとつ、B2-HAスーパー・バトル・ドロイドは左腕にキャノン砲を内蔵しており、追尾式ミサイルを発射することができた。また、B2-RPバトル・ドロイドテクノ・ユニオンエンジニアが開発したジェットパックによって空を飛ぶことができた。この機種はロケット・ドロイド、あるいはジェットパック・ドロイドと呼ばれ、青いマーキングで標準型と区別されていた。戦争の終盤には、B2-RPに改良を加えたスーパー・バトル・ドロイド・ロケット・トルーパーが登場した。ロケット・トルーパーはB2-RPより大型のジェットパックと補助スラスターを装備し、空中戦で高い機動力を誇った。この他に、接近戦闘に特化したB2グラップル・ドロイドも開発された(この機種にはB1バージョンも存在する)。

歴史[]

開発経緯[]

Super Battle Droid AtG JB Casacop

内蔵式の二連ブラスターを構えるB2スーパー・バトル・ドロイド

B2スーパー・バトル・ドロイドは[8] 32 BBYに発生した[14] ナブーの戦いの教訓を生かして開発された。トレード・フェデレーションはこの戦いでB1バトル・ドロイドとドロイデカ惑星ナブーに配備し、優れた火力でグンガン軍勢を圧倒したが[8] ドロイド司令船が破壊されたためドロイド軍が一斉に機能停止し、敗北を喫した。[15] ナブーの戦いはバトル・ドロイド・テクノロジーにとって絶好の実戦テストとなり、複数の問題点を浮き彫りにした。[8] トレード・フェデレーションの上層部は改良型バトル・ドロイドの構想を練り始め[1]、バトル・ドロイド設計者たちは旧型の問題点を慎重に見直した。[7] 彼らは司令シグナルを必要としない自律したドロイドを開発することで、司令船からの指示がないと何もできなくなるという従来の弱点を克服した。[8]

しかし軍司令官たちは司令シグナルの弱点だけでなく、バトル・ドロイドのパワーそのものにも問題を感じていた。劣勢な前線にドロイデカを派遣すれば戦局を逆転させることができるものの、戦い全体の流れを変えるほど機体を生産するには、ドロイデカはコストがかかりすぎたのである。よりパワーが強く、広く配備可能で、かつコストの安いバトル・ドロイドというニーズに応えるべく、バクトイド・コンバット・オートマタ社テクノ・ユニオンと協力してB2スーパー・バトル・ドロイドを開発した。[8] またジオノージアン・インダストリーズ社もB2ドロイドの製造を行った。[2] スーパー・バトル・ドロイドの生産は惑星ジオノーシスドロイド工場で秘密裏に行われた。その際、B1バトル・ドロイドの部品を活用し、その上に頑丈なシェルをかぶせる生産方法で費用の削減が行われた。重装甲で頑丈なスーパー・バトル・ドロイドは、銀河共和国が民間の保安部隊に課した規制に違反していた。しかし発注主であるトレード・フェデレーションのニモーディアンたちは大きな影響力を有していたため、そんな問題は歯牙にもかけなかった。[16]

クローン戦争[]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

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