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「退却だ!」
―B2スーパー・ロケット・トルーパーとドロイデカの反撃を受けて後退を命じるアナキン・スカイウォーカー[出典]

B2スーパー・ロケット・トルーパー(B2 super rocket trooper)、別名スーパー・バトル・ドロイド・ロケット・トルーパー(Super battle droid rocket trooper)、あるいはB2ロケット・トルーパークローン戦争末期に独立星系連合が使用したバトル・ドロイドである。このドロイドB2シリーズの一種、B2-RPバトル・ドロイドの改良型で、長時間の航空が可能で操縦性に優れた巨大なジェットパックや、強烈なパンチ力と圧倒的な火力をあわせ持つ四重レーザー砲、空中機動作戦および速度上昇において大きな制動性を発揮する補助ブースター、そして敵の攻撃を受けてもびくともしない頑丈なボディを備えた。

特徴[]

B2RocketTroopers-SWM

ヴェネター級スター・デストロイヤーを攻撃するB2スーパー・ロケット・トルーパー

B2スーパー・ロケット・トルーパー[2]、別名スーパー・バトル・ドロイド・ロケット・トルーパー[5]、B2ロケット・トルーパーは[6] B2シリーズの系統に属すB2-RPバトル・ドロイド[4]、通称ロケット・ドロイドの改良版で、両肩にジェットパック首に2基の補助ブースターを装備していた。[1] ロケット・トルーパーのジョットパックは標準型のものよりもはるかに大型で、航続時間も長く、操縦性に優れていた。またロケット・トルーパーの両手首に搭載された改造型四重[4] レーザー砲は標準型ロケット・ドロイド武器よりも強力で[5]、強烈なパンチ力と圧倒的な火力をあわせ持っていた。[4]

B2スーパー・ロケット・トルーパーの身長は1.93メートル(6フィート4インチ)で、灰色や赤で塗装されており[2]、一般的なB2シリーズと同じく、赤く光るメイン・センサー[4] 右胸に設置されていた。ロケット・トルーパーの弱点はジェットパックであり、これが攻撃を受けると故障を引き起こし、地面に墜落してしまう。[7] なおロケット・トルーパーのボディは頑丈で、ブラスターの銃撃ではびくともしないが、胸部に命中すると一時的にノックダウンしてしまった。[3]

歴史[]

「まだ来るぞ!」
―B2スーパー・ロケット・トルーパー部隊の注意を呼び掛けるクローン・トルーパー[出典]

テクノ・ユニオンの軍事研究所は戦場での有利さを求めて、既出の兵器の設計に手を加えた。B2スーパー・ロケット・トルーパーはその一つであり、バクトイド・コンバット・オートマタ社によって製造され[2]クローン戦争終盤に初めて導入された。この改良型ロケット・ドロイドが誕生した理由はB2-HAスーパー・バトル・ドロイドやその改良型のB2-RPの功績により、B2シリーズの火力を強化することがどれほど効果的か証明されたからである。[4] ロケット・トルーパーは補助ブースターのデザインと構造のおかげで、空中機動作戦および速度上昇において大きな制動性を発揮した。[1]

SBDRocketTrooper-TheUnknown

リンゴ・ヴィンダに配備されたB2ロケット・トルーパー

19 BBY[8]、ロケット・トルーパーはB1バトル・ドロイドドロイデカBXシリーズ・ドロイド・コマンドーと共にリンゴ・ヴィンダの戦いに投入された。彼らは惑星リンゴ・ヴィンダを取り囲む環状宇宙ステーション共和国グランド・アーミーと戦い、トレンチ提督の司令センターを防衛した。当初、分離主義勢力ドロイド軍は共和国軍に圧倒されていたが、バトル・ドロイドと交戦していたジェダイ将軍ティプラーが、内の行動抑制バイオチップが故障したクローン・トルーパーCT-5385“タップ”によって殺害された後に流れが変わり、ロケット・トルーパーたちはジェットパックを駆使してドロイデカたちと一緒に反撃し、共和国軍を退却させた。[3] ロケット・トルーパーと高度なシールドを持つドロイデカの組み合わせは、正に危険なコンビだったのである。[4] 共和国軍の退却後、ロケット・トルーパーはトレンチ提督の命令で共和国のニュー級アタック・シャトルを襲撃した。提督がドロイドを送り込んだ目的はリンゴ・ヴィンダでの戦闘で異常な行動を起こしたタップを誘拐するためである。まずロケット・トルーパーたちはHMPドロイド・ガンシップバズ・ドロイドや共に護衛のARC-170スターファイターを破壊し、次にシャトルコックピットを粉砕した。そしてロケット・トルーパーたちは敵陣に乗り込み、バズ・ドロイドたちがタップを解放する間に船内を制圧し、任務を完了させた。[3]

19 BBY[8]、トレンチ提督は制圧した惑星アナクセス造船所にロケット・トルーパーを含む大量のバトル・ドロイドを配置した。ジェダイ・マスターのオビ=ワン・ケノービメイス・ウィンドゥが造船所奪還のために攻め入った時、施設内にはB1バトル・ドロイドや通常のB2スーパー・バトル・ドロイド、DSD1ドワーフ・スパイダー・ドロイドが配備されていた。[7] やがてクローン・ジェットパック・トルーパー[2] も戦闘に加わると、ロケット・トルーパーはペアで敵の追跡を行った。しかしB2ロケット・トルーパーはジェットパックにブラスターを撃ち込まれてスパイダー・ドロイドと衝突し、大爆発を起こした。その後バトル・ドロイドたちは“バッド・バッチ”やエコーの活躍によって全員機能停止し、ジェダイたちは造船所の奪還に成功した。[7]

制作の舞台裏[]

SBDRocketTrooper-ConceptArt

タラ・ルーピングが手掛けたロケット・トルーパーのコンセプト・アート

B2スーパー・ロケット・トルーパーの初出は2014年3月7日に放送されたTVアニメ・シリーズ『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』のシーズン6の第1話『未知の症状』である。劇中で名前が呼ばれる場面は無いが[3]、公式サイト StarWars.com の同作のエピソード・ガイドで「スーパー・バトル・ドロイド・ロケット・トルーパー」という名称が判明し[9]2021年発売の正史の設定資料集『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ キャラクター事典』(ジェイソン・フライ著)で初めて「B2スーパー・ロケット・トルーパー」という名前が判明した。[2]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

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