- 「戦争では時に、生き残った者のほうが辛いことがある」
- ―CC-2224“コーディ"[出典]
CC-2224、通称“コーディ”(Cody)は共和国グランド・アーミーに仕えたクローン・マーシャル・コマンダーであり、有名な第212突撃大隊が属す第7空挺兵団の指揮官である。クローン戦争中、コーディはジェダイ将軍のオビ=ワン・ケノービに仕え、その忠誠心によってジェダイ・マスターの信頼を得た。またコーディの兵士や戦略家としての才能は、ジェダイの上官や仲間のクローン・トルーパーたちから尊敬を集めていた。
銀河共和国時代の終盤、コーディは賞金稼ぎジャンゴ・フェットの遺伝子から培養されたクローン軍団の一員として惑星カミーノで生み出された。共和国と独立星系連合のあいだにクローン戦争がはじまると、コーディはクリストフシスの戦いやライロスの戦い、第二次ジオノーシスの戦い、カミーノの戦い、アンバラの戦い、アナクセスの戦いといった数々の大規模戦闘に派遣された。また直接の上官であるケノービ将軍に加え、コーディはアナキン・スカイウォーカー将軍率いる第501軍団のクローン・キャプテン、CT-7567“レックス”ともしばしば行動を共にし、親しい友人となった。
19 BBYに発生したコルサントの戦いの後、ジェダイ最高評議会は分離主義勢力のグリーヴァス将軍を討伐するため、コーディとケノービの部隊を惑星ウータパウへ派遣した。ケノービがグリーヴァスと対決するあいだ、コーディの大隊はパウ・シティで分離主義勢力ドロイド軍と交戦した。グリーヴァスはケノービによって倒されたが、コーディは戦闘中にコルサントのシーヴ・パルパティーン最高議長から連絡を受け、オーダー66の執行を命じられた。脳内に埋め込まれた行動制御バイオチップによる意志のコントロールにより、コーディは親しい戦友への攻撃を部下に命じたが、ケノービはコマンダーによる突然の裏切りを生き延びた。コーディは新政府の銀河帝国に仕え、惑星キャッシークの制圧に参加した。しかし、任務を重ねるごとに帝国軍の武力による支配は本来の目的であったはずの「秩序」とはかけ離れたものであり、オーダー66の正当性や上官の命令にただ従うことだけが正しいことなのかという疑問が生じ始めた。後にインペリアル・クローン・コマンダーとしての階位を捨てて逃亡した。
経歴[]
生い立ち[]
“コーディ”のニックネームで知られたCC-2224は32 BBYに惑星カミーノで生み出された。[2] 他のクローン・トルーパーと同様、彼も[8] マンダロリアンの[9] 賞金稼ぎジャンゴ・フェットの遺伝子をもとに生み出されたクローンであり、銀河共和国の兵士となるべく育成された。[8] コーディはカミーノで生み出された最初のクローンのひとりで、追加訓練によってリーダーとしての能力を培った。[6] やがてコーディは共和国グランド・アーミーのクローン・コマンダーに昇格し、有名な第212突撃大隊のリーダーとなった。[3]
クローン戦争[]
初期の任務[]
- 「いえ、自分は前回のジオノーシス攻撃には参加していません」
「大した戦いじゃない。鎖で柱に繋がれ、デカいモンスターに襲われただけだよ」
「それは見物でしたね」
「そうさ、ジオノージアンにはな」 - ―第一次ジオノーシスの戦いについて、コーディとオビ=ワン・ケノービ[出典]
22 BBY、共和国と独立星系連合のあいだにクローン戦争が始まったが[10]、コーディはその初戦である第一次ジオノーシスの戦いには参戦しなかった。[11] 戦争中、コーディはジェダイ将軍オビ=ワン・ケノービの副司令官として[12] 数々の戦場へ派遣され、このジェダイ・マスターと親密な関係を築いた。またコーディは行動を共にすることが多かったクローン・キャプテンのCT-7567“レックス”とも友人になった。[3] 戦争の序盤、コーディとレックスはジェダイとともに惑星ティブリンへ派遣された。[13]
ある時コーディとケノービは、共和国のパドメ・アミダラ元老院議員から、惑星クリスターにクローン・トルーパーの捕虜が収容されているらしいという情報を知らされた。ケノービは証拠が無ければ動くべきではないと考えたが、コーディは兄弟たちが危険にさらされていることを理由に、何もしないわけにはいかないと訴えた。アミダラは情報提供者であるクリスターのヴィシャー・コス議員から、秘密の収容所の座標を受け取っていた。そこでケノービは、コーディやアミダラとともにクリスターを訪問して真偽を確かめることにした。[14]
イータ級シャトルでクリスターの地表に降りた後、コーディはトルーパーの“ワックサー”と“ボイル”に調査チームの指揮を任せた。彼らはB1バトル・ドロイドが防衛している収容所を発見し、“ウーリー”をはじめとするトルーパーが囚われているのを見つけた。一方、コスとともにクリスター宮殿を訪問したアミダラは、オヴィッシアンのケブ摂政がトランドーシャンのハンターと取り引きし、捕虜を狩猟用の獲物として売りさばこうとしていることを突き止めた。そのためケノービはワックサーに連絡を取り、捕虜救出作戦を開始するよう命じた。コーディも急いで現場に駆け付け、捕虜たちを救い出した。その後、一行はコス議員とともにクリスターから脱出し、ケノービはケブを逮捕するため増援を要請した。[14]
カリバンからの脱出[]
クローン戦争の序盤、コーディは氷の衛星カリバンにおける戦いに参加したが、グリーヴァス将軍率いる分離主義勢力に敗れ、ケノービや第212突撃大隊の兵士数名とともに捕虜になってしまった。グリーヴァスは捕虜の扱いに関する協定を無視し、ケノービたちに氷の絶壁を渡るための橋の建造を命じた。分離主義勢力はカリバンへ侵攻した際に橋を破壊したが、今になって物資や兵士を輸送するため再び橋が必要になったのだった。ケノービの抗議もむなしく、コーディたちはやむを得ずグリーヴァスの命令通り橋の建造に取り掛かった。作業中、コーディは橋に細工を仕掛けてはどうかと仄めかし、ケノービもこの策に乗ろうとした。しかしケノービは、原住民の若きキュービイが崖の向こう側にいる仲間と離れ離れになっているのを見つけ、コーディに方針変更を伝えた。[14]
分離主義勢力という共通の敵に立ち向かうため、キュービイたちはケノービのライトセーバーをグリーヴァスから取り戻す手伝いをした。コーディたちが橋を完成させた後、グリーヴァスは捕虜をこの極寒の衛星に置き去りにするつもりであることを明かした。しかし次の瞬間、キュービイたちによる奇襲が始まり、第212大隊の兵士は混乱に乗じて敵のB1バトル・ドロイドからE-5ブラスター・ライフルを奪った。トルーパー・“ギアシフト”の先導のもと、彼らはLAAT/iガンシップを取り戻し、グリーヴァスと戦っているケノービのもとへ戻った。ケノービがフォースを使って雪崩を起こし、グリーヴァスの軍勢を足止めした際、コーディは敵将を捕まえるため追跡を提案した。しかしケノービは敵の増援が現れることを懸念し、今が引き際だと判断した。ガンシップに乗り込み、キュービイたちが橋を渡って合流したことを確認すると、ケノービは敵の侵略を妨害するため橋を破壊するようコーディに命じた後、カリバンから撤退した。[14]
ヒシーンの防衛[]
クリスターやカリバンにおける戦闘の後、コーディとケノービはアナキン・スカイウォーカー将軍とレックス率いる第501軍団や、プロ・クーン将軍とコマンダーCC-3636“ウォルフ”率いる第104大隊とともに、惑星ヒシーンの防衛戦へ派遣された。ヒシーニアンの村を分離主義者のバトル・ドロイドから防衛した後、3人のジェダイはドゥークー伯爵やアサージ・ヴェントレスの追跡に向かい、コーディたちクローン・トルーパーは前線の維持を命じられた。しかしコーディは戦況に悲観的であり、敵の第二波が現れたら、スカイウォーカーたちが早く戻らないことには持ちこたえられないと語った。しかしレックスは、スカイウォーカーが惑星ベングロアで“ハードケース”を守るため危険を冒した一件を振り返り、スカイウォーカーは必ず戻ってくるとコーディに告げた。[14]
コーディたちが敵の増援と戦っていた時、ウォルフのもとにクーン将軍から不明瞭なメッセージと座標が送られてきた。通信妨害のせいで明確な指令を受け取れなかったため、コーディはウォルフに次の行動を促した。ウォルフは送られてきた座標はヒシーンの議会の隠れ家だと判断し、独自の判断で救出作戦を行うことに決めた。コーディはレックスに前線を任せ、ウォルフの“ウルフパック”分隊とともに座標の地点へ向かった。議会のメンバーはすでにバトル・ドロイドに取り囲まれていたが、コーディたちはEMPグレネードを使って敵を倒し、捕虜を解放した。ウォルフは、コーディたちがあまりに手際よく大勢の敵から捕虜を解放したことに驚いた。しかしコーディは同じような経験を前にもしたことがあるとウォルフに明かし、クリスターでの任務を語って聞かせた。[14]
戦場へ戻る途中、コーディとウォルフは苦戦しているレックスからメッセージを受け取った。コーディたちは急いで前線に駆け付け、トルーパー・“ヒーター”のピンチを救った。しかし間もなくサーマル・デトネーターが彼らの近くで爆発し、ヒシーニアンたちと一部のトルーパーは逃げ延びたものの、コーディとレックス、ウォルフたちは爆発の衝撃で倒れてしまった。3人は何とか起き上がったが、すでにB1バトル・ドロイドが彼らを取り囲んでいた。しかしコーディはこの状況でも落ち着きを保ち、敵に捕まることは悲観するほど最悪な事態ではないという一例として、カリバンでの経験を語った。その直後、3人のジェダイが前線に戻り、ライトセーバーでドロイドを撃退した。ケノービは助けに駆け付けるのが遅れたことを謝ったが、コーディは「全てはいつも通り簡単に進んだ」と答えた。その後、グランド・マスター・ヨーダからケノービに新たな指令が届き、一行はコルサントに戻ることになった。[14]
クリストフシスの戦い[]
- 「スカイウォーカー将軍の攻撃はまだでしょうか」
「心配ない! あいつに任せておけ」 - ―コーディとオビ=ワン・ケノービ[出典]
22 BBY[10]、コーディは分離主義勢力の侵略にさらされた惑星クリストフシスへ派遣された。クリストフシスはトレンチ提督率いる分離主義勢力艦隊によって包囲されていたが、スカイウォーカーとウルフ・ユラーレン提督がステルス・コルベットを使ってトレンチの旗艦<インヴィンシブル>を破壊することに成功した。コーディとケノービは指揮官を失った敵艦隊への攻撃を開始し、スカイウォーカーは地上で孤立していた共和国軍に支援物資を届けた。[15] その後、コーディの部隊も地上での戦闘に加わり、ウォーム・ロースサム将軍やヴェントレス率いるドロイド軍と戦った。スカイウォーカーとケノービは[16] 首都チャレイドニア[17] のツインタワーで敵の待ち伏せを試みたが、共和国の作戦は敵に知られており、逆に待ち伏せを受けてしまった。彼らはタワーの屋上でLAAT/iガンシップに乗り込み、何とか脱出した。[16]
共和国軍基地に戻った後、コーディとレックスは敵のTシリーズ・タクティカル・ドロイドTJ-55を破壊して奪った頭部をロボロボトミー技術で解析し、共和国の情報が敵に漏れていたことを突き止めた。ケノービとスカイウォーカーが敵拠点の調査に向かった後、コーディは起動状態のコムリンクが司令センターのテーブルに置かれているのを見つけ、誰かが会話を盗聴していたことに気づいた。コーディとレックスは不審なデータ送信が行われていた兵舎を訪れ、クローン・サージェント・“スリック”の小隊に属す“ガス”、“ジェスター”、“スケッチ”、“チョッパー”、“パンチ”らを尋問した。しかしコーディはスリックがスパイでなければ知りえない情報を口走ったことを聞き逃さなかった。スリックは兵舎から逃げ出し、共和国軍の武器や乗り物を爆破したが、司令センターでコーディとレックスに取り押さえられた。スパイは捕まえたものの、共和国軍は限られた兵器で分離主義勢力の次の攻勢を迎え撃つことになった。[16]
その後、ウォーム・ロースサム将軍指揮下のドロイド軍が現れると、コーディはケノービとともに前線に立ち、クリストフシスの市街地でバトル・ドロイドと戦った。コーディたちはスカイウォーカーがオクトゥプタラ・トライ=ドロイドに対処しているすきに前進し、至近距離でドロイドを始末していった。しかしロースサムはいったん退却した後、偏向シールドを張りながら進撃を再開し、共和国軍を悩ませた。そこでスカイウォーカーが新しいパダワンのアソーカ・タノと一緒にシールド発生装置の破壊に向かい、コーディとレックス、ケノービたちはその間できる限り敵を食い止めることになった。彼らは厳しい戦いを強いられ、ケノービはわざと分離主義者の捕虜になり、カーコイデンの将軍と降伏条件について話し合うことで時間を稼いだ。ようやくスカイウォーカーたちがシールドを破壊すると、ケノービは立場が逆転したロースサムを降伏に追い込み、戦いは共和国の勝利に終わった。[18]
ライロスの戦い[]
リシ・ムーンの事件の後、第212突撃大隊はテクノ・ユニオンの監督者エマー・ワット・タンバーによって征服された惑星ライロスへ派遣された。スカイウォーカー将軍とパダワン・アソーカ・タノがライロス上空でキャプテン・マー・トゥークの侵略艦隊を破った後、コーディ、ケノービ将軍、ゴースト中隊はLAAT/iガンシップ<クラム・ボマー>に乗り込み、ライロスの街ナバットを目指した。トワイレックの街に被害を及ぼさないよう、コーディは部下たちに重火器の使用は避け、ブラスターやEMPグレネードで戦うよう指示した。共和国軍は強力なJ-1プロトン砲のせいでアクラメイター級汎銀河軍事用アサルト・シップの援軍を送ることができず、コーディとゴースト中隊は砲台の破壊作戦を任された。ナバット郊外の掩蔽壕でバトル・ドロイドの見張りを倒した後、ケノービはコーディに優秀な部下を使って街を偵察するよう命じた。コーディは隊員のウーリー、ワックサー、ボイルを連れて偵察を開始し、途中で後者2名とは別行動を取った。コーディとウーリーはナバットの住民が分離主義勢力の捕虜になり、J-1プロトン砲を守る「生きた盾」として利用されていることを突き止めた。[19]
ケノービのいる本陣に戻った後、コーディは到着が遅れているワックサーとボイルに連絡を取ったが、応答が得られなかった。その直後、分離主義勢力が放ったガットカーがゴースト中隊に襲い掛かったが、ケノービがフォースで猛獣を制御し、事なきを得た。間もなく、ワックサーとボイルがトワイレックの少女ヌーマを連れて地下から姿を現した。コーディは2人の遅刻に不機嫌だったが、彼らが地下トンネルを見つけたことを知ると態度を和らげた。コーディの部隊が陽動作戦を展開する間、ケノービ、ボイル、ワックサーはヌーマの案内で地下を移動し、分離主義勢力の本陣に潜入して捕虜を解放した。コーディはAATの猛攻撃を受けて後退し、ドロイドに自分たちの後を追わせた。Tシリーズ・タクティカル・ドロイドのTX-20は共和国の作戦に気付いて本陣に戻ったが、解放されたトワイレックの捕虜が戦車に群がり、TX-20を破壊した。ゴースト中隊がプロトン砲を排除した後、メイス・ウィンドゥ将軍率いる増援部隊が地上に駆け付け、首都レッスー奪回に向けた作戦が始まった。ナバットを解放し終えたコーディとケノービは続いてジクスワン砂漠を制圧し、ライロスの南半球を確保した。[19]
人物[]
- 「コーディはいいやつだ」
- ―オビ=ワン・ケノービ[出典]
ジャンゴ・フェットのクローンとして生み出された[8] CC-2224は身長は1.83メートル(6フィート)の人間男性で[12]、髪は黒、目は茶色、肌は褐色だった。[5] クローン軍団の中でも生まれながらの実践的なリーダーだったCC-2224は、名高い第212突撃大隊の指揮官を任されていた。彼はその優れた戦術家としての才能と、戦いのなかで見せる激しい戦闘スタイルによって、クローンの兄弟たちだけでなくジェダイからも尊敬を集めていた。[3] ジェダイや共和国の進歩的な考え方の高官たちが、クローンたちとの絆を奨励するため、彼らを番号ではなく名前で呼ぶようになった結果、CC-2224は“コーディ”というニックネームで知られるようになった。[6]
コーディは時に慎重派だったが、いつ何時も有能なトルーパーであることに変わりはなく、単純な歩兵攻撃から潜入襲撃まで、幅広い任務で効果的に部下を指揮することができた。[3] しかし戦場では勇敢なコーディも、戦場以外では規則に忠実な一面を見せ、手順を破ったトルーパーたちにルールを説くことも少なくなかった。[12] 共和国を守るために生み出されたグランド・アーミーの兵士として、コーディは国家に対して揺るがない忠誠心を持っていた。そのためスパイのスリックが捕まった際、コーディはクローンはジェダイの奴隷だという裏切り者の主張を聞いても、眉一つ動かさず平然としていた。[16][20] クローンの兄弟たちと同様、コーディも母星カミーノへ愛着を抱いており、分離主義勢力によるカミーノ侵略計画が判明した際には、同胞たちの安全にかかわる個人的な問題として深刻視した。[21]
コーディはしばしばCT-7567“レックス”と行動を共にし、このクローン・キャプテンと友人になった。[3] コーディは、なぜレックスがアナキン・スカイウォーカーのような無謀なジェダイに仕えていられるのか疑問に思っており、自分の上官であるオビ=ワン・ケノービがスカイウォーカーと比べて戦いに慎重なタイプであることに感謝していた。[12] また彼はクローン・トルーパーの兄弟たちを大切に思っており、クリスターにクローンが囚われていることが判明した際には、慎重なケノービに対して行動を促した。[14]
コーディとオビ=ワン・ケノービ将軍は、クローン戦争の多くの戦いを通じて親しい関係になった。ジェダイの指揮官とクローン将校のあいだに、この2人ほど強い絆が生まれる例も稀だった。[12] コーディはケノービのよき副官であり、部下と上官の関係でありながら信頼と仲間意識を築いた。コーディとケノービは戦場の激しい争いのなかでジョークを交わすこともあり[14]、クローン戦争の終盤には長年の友となっていた。[20] ケノービはコーディが自分を失望させることは決してないと信じており、一方のコーディや他の部下たちもまた、このジェダイ将軍の交渉術や戦士としての才能に敬意を払っていた。[12] しかし脳内に埋め込まれていた行動制御バイオチップが作動した後、意志に反してオーダー66の執行をせざるを得なかった。ダース・シディアスからの特命を受け、コーディのバイオチップが起動したため、長年の友に対する砲撃を部下に命じることとなった。[20]
帝国の樹立後、コーディは引き続きインペリアル・クローン・コマンダーとして再編された帝国軍の指揮をとった。しかし、帝国の非人道的な虐殺や武力行使などによる統治は、本来の目的である“銀河の秩序”とはかけ離れたものであることを実感し、上官からの命令に強く疑問を抱くようになった。後にコマンダーとしての地位を捨てて逃亡した。
技術と能力[]
- 「君たちの分のドロイドも残しておくとしよう」
- ―コーディに対し、オビ=ワン・ケノービ[出典]
コマンダー・コーディは優秀な司令官であり、オビ=ワン・ケノービからその戦術的才能と戦場におけるリーダーシップを評価されていた。[12] 彼はその知識と能力により、マーシャル・コマンダーの階級を与えられていた。[22] コーディは接近戦や格闘技の技術を備えており、クローン・サージェント・スリックと戦った際には短い攻防の末、相手をノックアウトした。[16] また彼はクリストフシスで分離主義勢力の前線に突入した際、複数のB1バトル・ドロイドを格闘で破壊した。[18] またコーディはブラスターの扱いにも熟練していた。実際、彼はケノービから放たれた燃料タンクを正確に撃ちぬくことに成功しており、クローン戦争を通じて多数のバトル・ドロイドを射撃で仕留めた。[23] また彼は軍事戦略やリーダーシップに加え、偵察任務やジェットパックの技術も備えていた。[12]
装備[]
クローン戦争の序盤、コーディは第212突撃大隊の他のメンバーと同じくオレンジ色の塗装が施されたフェーズIクローン・トルーパー・アーマーを着用した。[18] 他の多くのクローン・コマンダーたちと同様、コーディが身に着けたヘルメットや[17] アーマーにも、戦場で得た教訓や独自の思想に基づいて幅広いカスタマイズが施されていた。[24] コーディのヘルメットにはアンテナや着脱可能なバイザーが付属し、肩の部分にもアンテナが取り付けられていた。[18] また第二次ジオノーシスの戦いでプロゲイト寺院を調査した際、コーディはヘルメットにフラッシュライトを装着した。[25]
クローン戦争終盤、コーディは新型のフェーズIIクローン・トルーパー・アーマーを着用するようになった。[6] このアーマーにもオレンジ色の塗装が施され、胸の部分には4枚のタイル(左から2つ目が赤、それ以外は青いタイル)が横一列に並んだプレートが取り付けられていた。[5] このヘルメットのバイザーには眩しさを軽減するための加工が施されており、フェーズIと同様、肩の部分には作戦中に通信を行うための補助アンテナが取り付けられていた。[12] またフェーズIIにはヘルメットの呼吸フィルターや、ハイ=トラクション・ブーツなどの装備が含まれた。[6]
コーディは戦闘においてDC-15Aブラスター・ライフルや[12] DC-15Aブラスター・カービンなどの武器を使用した。[16] またコーディは航空攻撃のためジェットパックを使うこともあった。[12] 氷の月カリバンでは寒冷地用のHT-77コールド・アサルト・アーマーを着用し、いちど敵の捕虜になった後、B1バトル・ドロイドから奪ったE-5ブラスター・ライフルで反撃に転じた。[14] またコーディはホロプロジェクターを携帯していた。[5]
登場作品[]
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