CC-8826、ニックネーム“ネーオ”[3](Neyo)は、クローン戦争において共和国グランド・アーミーに仕えたARCクローン・トルーパーである。ジャンゴ・フェットのクローンとして水の惑星カミーノで生み出されたネーオは、ARCトルーパー・アルファ17のエリート・クローン・コマンダー訓練プログラムを卒業した。クローン・マーシャル・コマンダーの階級を与えられ、ネーオは第91機動偵察兵団の部隊長となり、19 BBYに5ヶ月に渡る分離主義者の惑星サルーカマイでの包囲作戦に参加した。共和国がサルーカマイを占領した後、ネーオはジェダイ将軍スタス・アリーの指揮下にあった機動偵察兵団のメンバーとともに、共和国軍主力が去った後も惑星に留まり、分離主義勢力の残党の最後の集団を破壊する任務に就いた。
アリー将軍と仲間のトルーパーCT-3423とともにサルーカマイをスピーダーでパトロールしていたとき、ネーオはジェダイ・オーダーを国家の敵とする共和国指令、オーダー66を、最高議長パルパティーンから受け取った。アリーを殺すよう指示され、ネーオと3423はスピーダー・バイクのレーザー砲を使ってかつての司令官を殺害した。オーダー66が発令された後、共和国は銀河帝国へと再編され、ネーオは新しい帝国地上軍でもコマンダーの階級のまま残ることになった。
経歴[]
トレーニング[]
ユニットCC-8826は水の惑星カミーノにおいて、マンダロリアンのバウンティ・ハンター、ジャンゴ・フェットのクローンとして生み出された。共和国グランド・アーミーのアドバンスト・レコン・コマンドー・クローン・トルーパーとして、8826や彼のクローンの兄弟たちの人生の目的は、個人の感覚や考えを持つ機会を拒絶し、クローン戦争において銀河共和国のために独立星系連合と戦うことだった。
しかし大戦中、ユニット8826はカミーノで、分離主義勢力ドロイド・アーミーと戦うために共和国に新しい精鋭戦闘部隊をもたらそうとする、ARCトルーパー・アルファ17の実験的クローン・トルーパー・コマンダー訓練プログラムに加入した。この訓練キャンプにおいて、8826や他のクローン・コマンダー候補生たちは、より自由な思考と表現を許可するという、アルファ17の非正統的な訓練方法のもとで、彼らの個性を発達させるようになった。CC-8826は自ら“ネーオ”のニックネームを名乗り、クラスの中でもっとも思考が不健全な候補生のひとりとなったのである。
ネーオはやがてアルファ17の計画の最初の100人の卒業生の一人として訓練を達成し、クローン・マーシャル・コマンダーの階級を与えられて、グランド・アーミーの第91機動偵察兵団の司令官となった。ネーオはまた、仲間のクローン・コマンダーであり同じくらい口数の少ないトルーパーCC-1138、ニックネーム“バカーラ”と親しい関係を保っていた。バカーラはネーオと、共和国が新しく開発したBARKスピーダーを戦場で利用する際の戦術を開発し、テストするときに共に働いた。
アウター・リム包囲とオーダー66[]
19 BBY、ネーオと第91機動偵察兵団は、アウター・リム包囲攻撃における分離主義勢力が支配する惑星サルーカマイ上空での戦いにおいて、ジェダイ高位将軍のオポー・ランシセスの指揮下に加わった。5ヶ月に渡る戦いのあいだ、ネーオは仲間のクローン・コマンダーであるファイエやブライとともに、連合側のニクトのモーグカイ戦士のサルーカマイのクローニング施設を破壊するため、共和国の軍隊を率いた。サルーカマイで分離主義勢力を破った後、ネーオと彼の偵察ユニットは共和国軍の主力がサルーカマイを去る中、惑星に残り、ジェダイ将軍のスタス・アリーの指揮のもと、分離主義勢力の残党やモーグカイ戦士に対するパトロール任務を課された。
アリー将軍とトルーパーCT-3423とともにスピーダー・バイクで夕方のサルーカマイの平原をパトロール中、コマンダー・ネーオは最高議長パルパティーンからオーダー66の遂行を命じられた。これはジェダイ・オーダーの破壊を指示する共和国の指令だった。ネーオは良心の呵責に悩まされることなく命令に従い、アリーの74-Zスピーダー・バイクの後ろ側にくるよう、CT-3423と自分のバイクの位置を調整した。彼らのかつての司令官を直接目の前に捕らえ、ネーオとCT-3423はBARKスピーダーのレーザー砲をアリーのスピーダーに向けて発射した。相手のスピーダーのリアクターに火をつけ、クローンたちはアリーを地上に激突させ、その結果起こった爆発でこのジェダイは命を落とした。
オーダー66が発令された後、共和国は銀河皇帝を自ら名乗ったパルパティーンによって銀河帝国へと再編成された。ネーオはコマンダーの階級のまま帝国地上軍に残ることになり、のちに帝国のモフ・マースリン・ウェッセルと皇帝パルパティーンに、スタス・アリーの死の状況の報告を行った。
人物[]
共和国のために戦い、死ぬためだけに育てられたクローンであるCC-8826は、彼個人の感情や心情を発達するための機会を決して与えられなかった。しかし、アルファ17の型にはまらないクローン・コマンダー訓練プログラムにおいて、CC-8826は彼自身の個性をつくる機会を与えられ、“ネーオ”というニックネームを名乗り、クローン・コマンダーの同僚バカーラと親しくなった。プログラム中、ネーオは訓練クラスの中でもっとも病的で冷酷なクローンのひとりとなった。
ネーオは忠実なクローン・トルーパーでもあり、彼にとっての本当の指揮官である最高議長パルパティーンから下された命令であれば、どんなものでも従う意思があった。パルパティーンがオーダー66を発令したとき、ネーオは彼の主人の願望を固守し、わずかな躊躇もなく、スタス・アリー将軍を殺害した。
装備[]
ネーオは共和国グランド・アーミーの危険なクローン・アサシンが使用していたものと似た、フェーズIIクローン・トルーパー・アーマー様式の装甲を身に着けていた。ネーオは共和国のBARKスピーダーの運転に熟練しており、友人であるコマンダー・バカーラとともに戦場でBARKスピーダーを使用する際の画期的なテクニックの発明を行った。
登場作品[]
- スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 (初登場)
参考資料[]
- スター・ウォーズ キャラクター&クリーチャー完全保存版
- Commander Neyo - 旧データバンク (リンク無効; バックアップ)
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 出典: Commander Neyo - 旧データバンク (リンク無効; バックアップ)
- ↑ 2.0 2.1 2.2 出典:スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
- ↑ カタカナ表記は『スター・ウォーズ キャラクター&クリーチャー完全保存版』に基づく。