- 「かわいそうに、カタップ」
- ―エコー[出典]
CT-4040はカタップ(Cutup)というニックネームで知られたクローン・トルーパー。クローン戦争中、銀河共和国のグランド・アーミーに仕えた。カタップはドミノ分隊のクローン候補生として惑星カミーノのティポカ・シティで戦闘訓練を積み、シタデル・チャレンジの砦攻略テストに合格した。その後カタップたち“ピカピカ組”の新人トルーパーはアウター・リムの前哨基地リシ・ステーションに配属された。独立星系連合のコマンドー・ドロイドが隕石に紛れてリシ・ムーンに潜入した際、カタップとヘヴィー、ファイヴス、エコーは最初の攻撃を生き延びてステーションから脱出した。しかし、カタップは衛星に生息する巨大な捕食動物リシ・イールによって食い殺されてしまった。
経歴[]
候補生時代[]
クローン・トルーパーCT-4040は賞金稼ぎジャンゴ・フェットのDNAをもとにアウター・リム・テリトリーのはずれの惑星カミーノで生み出された。CT-4040はクローン候補生ユニットのドミノ分隊に配属され、チームメンバーのCT-5555(ファイヴス)、CT-1409(エコー)、CT-00-2010(ドロイドベイト)、CT-782(ヘヴィー)とともにティポカ・シティ軍事複合施設で訓練を積んだ。ドミノ分隊のチームワークは最悪で、シタデル・チャレンジと呼ばれるシミュレーション戦闘コースで砦を攻略できたことがなかった。
ドミノ分隊が卒業テストに落ちた後、クローンの訓練教官を務めるシニティーンの賞金稼ぎブリックはCT-4040を呼び出した。ブリックはドミノ分隊がしくじった原因はこのトルーパーにあると考えていた。しかしCT-4040はいつも通りのおどけた調子で真剣に話を聞かず、ブリックを苛立たせた。ブリックはCT-4040の攻撃性を引き出すため彼を挑発し、“カタップ”と罵った。CT-4040は反撃するどころか自分にニックネームができたことを喜び、以降カタップと名乗るようになった。その後エル=レス教官やジェダイ将軍シャアク・ティのおかげで追試の機会を手に入れたドミノ分隊はチームで協力してテストをクリアし、共和国グランド・アーミーの一人前の兵士として認められた。
リシ・ステーション[]
クローン候補生を卒業したドミノ分隊の元メンバーは惑星リシの月の銀河共和国前哨基地リシ・ステーションに派遣された。クローン・サージェント・オナイナーの指揮の下、カタップたち“ピカピカ組”は故郷カミーノの安全を守るためアブリオン宙域における独立星系連合宇宙艦隊の動きに目を光らせた。戦争の序盤、カミーノ侵攻を企んでいた連合軍のグリーヴァス将軍はリシ・ステーションの警報装置をシャットダウンさせるためコマンドー・ドロイド部隊を派遣した。コマンドー・ドロイドの乗るドロック級ボーディング・シップは隕石に紛れてリシの月に侵入した。
オナイナー軍曹はステーションの歩哨を務めるCT-327からの連絡が途絶えたことに気づき、ドロイドベイトとナブを様子見に送り出した。しかし基地のブラスト・ドアが開いたとたんコマンドー・ドロイドの奇襲が始まり、オナイナーもブラスター砲火に倒れた。生き残ったカタップ、ファイヴス、エコー、ヘヴィーは自分たちだけで大勢のドロイドと戦うのは無理だと判断し、換気用シャフトを通って司令センターから脱出した。しかし基地の建つ崖の下で次の行動を考えていた時、カタップは巨大なリシ・イールの犠牲になってしまった。残る3人のクローン・トルーパーはステーションの視察に訪れたコマンダーCC-2224(コーディ)やCT-7567(レックス)と協力してコマンドー・ドロイドへの反撃を開始した。
人物[]
- 「ああ、彼を相手にするなよ。成長工程に長居し過ぎたんだ」
- ―エコーをからかうカタップ[出典]
クローン候補生だった頃、カタップはおどけた性格の道化師として知られ、ドミノ分隊の仲間を呑気な発言でからかった。しかしカタップはシミュレーション訓練で分隊の仲間を気にかけ、撃たれたドロイドベイトを助けるために立ち止まった。リシ・ステーションに配属された後、カタップは他の新人クローンと同様この基地の平凡な作業に退屈した。彼はヘヴィーをからかうことが多かったが彼との仲は良く、腕相撲などをして暇をつぶしていた。リシ・ステーションで活動した頃、カタップはヤギ髭を生やしていた。