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「CT-8508、敵の船を抑えているか? CT-8508、聞こえるか? CT-8508、報告しろ!」
―CT-8508に応答を求めるクローン・トルーパー[出典]

CT-8508惑星カミーノで造り出されたクローン・トルーパーであり、設立後間もない銀河帝国に仕えた兵士である。帝国から離反したクローン・フォース99分隊、通称“バッド・バッチ”が惑星ブラッカで目撃されたという報告が入った際、CT-8508はクローン・コマンダーCT-9904“クロスヘアー”率いる部隊の一員として現地へ派遣された。ニュー級攻撃輸送シャトルでブラッカに降りた後、CT-8508はコマンダー・クロスヘアーたちがバッド・バッチを捜索する間、敵のオミクロン級アタック・シャトルマローダー>を見つけて確保しておく任務を命じられた。

CT-8508は<マローダー>を発見し、中には誰もいなかったことをクロスヘアーに報告した。彼はコマンダーからシャトル周辺を警戒するよう命じられたが、その直後にデュロス賞金稼ぎキャド・ベインによる襲撃を受けた。バッド・バッチの一員であるクローンの少女オメガを追っていたベインは、CT-8508をはじめ、その場にいたクローン・トルーパーを全滅させた。その後、クロスヘアーと行動を共にしているクローン・トルーパーが<マローダー>の状況を確認するためコムリンクでCT-8508を呼び出したが、応答はなかった。CT-8508たちの体は間もなく“ハンター”とオメガらによって発見された。

経歴[]

ブラッカの任務[]

「シャトルに乗って奴らの船を見つけ出せ」
「はい、コマンダー」
CT-9904とCT-8508[出典]
Havoc Marauder secured

ブラッカで<マローダー>を見つけ、内部を調査したCT-8508と仲間のクローン・トルーパーたち

CT-8508は[3] 共和国グランド・アーミー兵士として独立星系連合と戦うべく生み出された[4] クローン・トルーパーのひとりである。[3] しかし19 BBY[5] クローン戦争終結し、銀河共和国が解体されて銀河帝国設立されると[6]、CT-8508を始めとするクローントルーパーたちは新政府の軍隊に仕える兵士となった。戦争終結から間もない頃、帝国から離反したクローン・フォース99分隊、通称“バッド・バッチ”が惑星ブラッカで目撃され、エリート・クローン・コマンダーCT-9904(通称“クロスヘアー”)率いる部隊が現地へ派遣された。CT-8508もその一員としてニュー級攻撃輸送シャトルに乗り込み、解体ギルドのメンバーがバッド・バッチの姿を見たというヴェネター級スター・デストロイヤーの残骸の付近に降りた。[3]

アタック・シャトルから降りたクローン・トルーパーたちは5人ずつの列になって並び、CT-8508も所属する分隊の列の先頭に立った。クロスヘアー率いるエリート分隊はその列のあいだを進み、スター・デストロイヤーの生命反応を確認した。スキャナーは妨害されていたが、クロスヘアーはバッド・バッチがまだ軍艦の残骸の中にいると判断し、CT-8508のチームに敵のオミクロン級アタック・シャトルマローダー>を探してくるよう命じた。CT-8508は命令通り再びシャトルに乗り込んで<マローダー>捜索に出向き、クロスヘアー率いる本隊はバッド・バッチを探し出すためスター・デストロイヤーの残骸に足を踏み入れた。[3]

最期[]

「俺は長年、何体ものクローンを片付けてきた。一度やり方を覚えちまえば、あとは楽勝さ」
―CT-8508たちを殺した後、キャド・ベイン[出典]
CT-8508 death

キャド・ベインに殺されたCT-8508

CT-8508のチームは[3] 少し離れた場所に駐機されていた[7] <マローダー>を発見して調査を行い、この船に誰もいないことを確認した。このクローン・トルーパーはスター・デストロイヤー艦内にいるクロスヘアーに通信を行い、状況を報告した。するとクロスヘアーは<マローダー>周辺を警戒しておくよう命じ、通信を切った。しかしそれからしばらくして、CT-8508とその仲間のクローンたちはデュロス賞金稼ぎキャド・ベインによる襲撃を受けた。ベインはバッド・バッチの一員であるクローンの少女、オメガを生け捕りにするためブラッカにやってきたのである。ベインは<マローダー>の周辺を警戒していたクローン・トルーパーを全滅させ、CT-8508の体はシャトルの着陸ランプの下に横たわった。[3]

バッド・バッチがスター・デストロイヤーにおける戦いを切り抜けて<マローダー>へ向かった際、クロスヘアーと一緒にいたクローン・トルーパーの1人がCT-8508に連絡を取り、今も船を抑えているか確認しようとした。このトルーパーは何度もCT-8508に応答を求めたが、返事が返ってくることはなかった。間もなく<マローダー>の駐機場に到着した“ハンター”とオメガは、第3勢力によって殺されたクローン・トルーパーたちの死体を発見した。ベインは自ら2人の前に姿を現すと、トルーパーを始末するのは簡単だったと語り、ハンターを負傷させてオメガを連れ去っていった。その後、バッド・バッチの残りの隊員が<マローダー>に戻り、負傷したハンターを船内に運び込んでブラッカから脱出した。[3]

人物[]

「コマンダー」
「どうした?」
「船を見つけましたが、誰もいません」
「周囲を警戒しろ」
「イエス・サー」
―CT-8508とCT-9904[出典]

他のクローン・トルーパーと同様[4]、CT-8508も[3] 賞金稼ぎジャンゴ・フェット遺伝子をもとに造り出されたクローンであり、身長は1.83メートルだった。[4] 彼は突然変異のクローンであるクロスヘアーの命令に忠実に従い、任務の進捗の報告を行った。[3]

装備[]

CT-8508はフェーズIIクローン・トルーパー・アーマーを身に着け、DC-15Aブラスター・カービンで武装していた。また彼はコムリンクを携帯し、クローン・コマンダーとの連絡に使用した。[3]

制作の舞台裏[]

CT-8508は2021年6月18日に動画配信サービス Disney+ で公開されたアニメ・シリーズ『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』第8話『再会』で初登場を果たした。声優はディー・ブラッドリー・ベイカー[3] ベイカーは『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』シリーズから引き続き[8]、『バッド・バッチ』に登場する全てのクローン・トルーパーの声を担当している。[3]

登場作品[]

脚注[]

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