- 「CT-8801、応答せよ」
- ―クローン・キャプテン・ウィルコ[出典]
CT-8801は銀河共和国グランド・アーミーのために製造されたクローン・トルーパー。共和国と分離主義勢力の紛争であるクローン戦争が終結した後、共和国は銀河帝国へ再編され、CT-8801も帝国地上軍ストームトルーパー兵団の兵士として新政府に仕えることになった。帝国時代の初頭、このクローン・トルーパーはクローン・キャプテン・ウィルコ率いるチームの一員として、帝国が占拠した惑星セレノーへ派遣された。
帝国軍がドゥークー伯爵の宮殿から戦利品の回収作業を行うあいだ、CT-8801は貨物コンテナや発着場周辺のパトロールを任された。しかしこの時、帝国から離反したクローンのチーム、クローン・フォース99のメンバーが戦利品を強奪するためコンテナに侵入していた。最後のコンテナ輸送船周辺を見回っていた時、CT-8801はコンテナの中に隠れていたレッカーにスタン・ビームで撃たれ、意識を失った。それからしばらくして、CT-8801からの連絡が途絶えていることを知ったキャプテン・ウィルコは、部下に兵士の捜索を命じた。
経歴[]
- レッカー 「何だよ? 静かにやったからいいだろ」
- テク 「そいつが応答しなかったら絶対に気づかれる」
- エコー 「じゃあそれまでにさっさと逃げよう」
- ―CT-8801を気絶させた後、バッド・バッチの会話[出典]
他のクローン・トルーパーと同様[1]、CT-8801も[2] 賞金稼ぎジャンゴ・フェットの遺伝子をもとにしたクローン人間であり、銀河共和国グランド・アーミーの兵士として惑星カミーノで生み出された。[1] 共和国と分離主義勢力が繰り広げたクローン戦争が[3] 19 BBYに [4] 終結した際、共和国は銀河帝国へ再編され[3]、共和国軍のクローン・トルーパーは帝国地上軍のストームトルーパーとして新政府に仕えることになった。帝国時代初頭、帝国は分離主義勢力の指導者ドゥークー伯爵の母星である惑星セレノーに対して爆撃を行った。帝国によるセレノー占領のさなか、CT-8801はクローン・キャプテン・ウィルコ率いるチームの一員として現地へ派遣された。[2]
帝国軍はドゥークー伯爵の宮殿から、伯爵が戦争中に集めた大量の戦利品を運び出した。戦利品がクラス4コンテナ輸送船へ積み込まれるあいだ、CT-8801は宮殿付近に設けられた発着場のパトロールを行った。しかし彼は知らなかったが、このとき帝国の離反者によって構成されるクローン・フォース99(バッド・バッチ)の隊員たちが戦利品を強奪するため宮殿の敷地に潜入していた。CT-8801が貨物コンテナのひとつに近づいた際、中に隠れていたレッカーが彼をスタン・ビームで不意打ちして気絶させ、コンテナ内に引きずり込んだ。レッカーは他の敵に気づかれずに見張りを倒せたのだからそれでよいという考えだったが、彼の仲間たちは、見張りの報告が途絶えて敵に不審に思われる分、自由に動ける時間が少なくなったと指摘した。[2]
実際、しばらくして他のトルーパーがCT-8801から連絡が無いことに気づき、キャプテン・ウィルコに知らせた。ウィルコがCT-8801の捜索を部下に命じた直後、バッド・バッチのハンターが陽動のため発着場のVウイング・スターファイターを爆破した。ウィルコは輸送船に発進を急ぐよう命じ、3号機の貨物コンテナはテク、エコー、オメガ、そして気絶したCT-8801を乗せたまま閉鎖された。輸送船3が離陸してしばらくした後、意識を取り戻したCT-8801は頭を抱えながらコンテナの外の通路に出た。しかし彼はコンテナに戻って来たバッド・バッチと鉢合わせし、エコーによって再びスタンさせられてしまった。[2]
人物[]
- 「キャプテン、CT-8801が応答しません」
- ―帝国軍のクローン・トルーパー[出典]
CT-8801はジャンゴ・フェットのクローンであり、身長は1.83メートルだった。[1]
装備[]
ウィルコの部隊に属す他のトルーパーと同様、CT-8801は特にカラーリングの施されていない標準的なフェーズIIクローン・トルーパー・アーマーを身に着け、DC-15Aブラスター・カービンで武装していた。[2]
制作の舞台裏[]
CT-8801はTVアニメ・シリーズ『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』シーズン2第1話『戦利品』で初登場を果たした。本作は2023年1月4日に動画配信サービス Disney+ で公開された。[2]