Wookieepedia
Advertisement

CZシリーズ秘書/ビジネス・コミュニケーション・ドロイド(CZ-series secretary/business communications droid)はサーヴ=オー=ドロイド社が製造した秘書ドロイドの機種である。本シリーズはサーヴ=オー=ドロイド社の代表作であり、プロトコル・ドロイドの前身ともいえる存在だった。耐久性と信頼性に優れたこのドロイドは、深刻なダメージにも耐えられる保護プレートを備え、製造元が廃業した後も長きにわたって銀河系社会で使用されていた。

ハット犯罪王ジャバ・デシリジク・ティウレは、砂漠惑星タトゥイーンCZ-3およびCZ-4という2体のCZユニットを所有していた。またCZ-3と双子のユニットであるCZ-1は、タトゥイーンに流れ着いた後ジャワの所有物となり、サンドクローラーの中でジャンク品の中に埋もれていた。また製造から300標準年以上経つCZ-1G5は、惑星ジャクーニーマ・アウトポストで、ズヴィオ巡査率いる自警団のために働いていた。

特徴[]

ボディ[]

CZ-1

CZ-1

サーヴ=オー=ドロイド社によって製造されたCZシリーズ秘書/ビジネス・コミュニケーション・ドロイドは、主にビジネス幹部の個人秘書として、さまざまな企業のあらゆるレベルで職務を果たせるよう設計された2足歩行のヒューマノイド[1] 秘書ドロイドである。[2] 旧式の分厚い保護プレートを備え、特に胴体と手足は深刻なダメージにも耐えることができ、膝関節も高耐久性の部品が使われていた。腕関節部のサーボモーターなどの部品はこうしたプレートの下に隠れていたが、腰回りのパワーバス・ケーブルは露出していた。また膝の側部にはインターモーター駆動用連結器と呼ばれる部品が付属していた。[1]

CZシリーズ秘書ドロイドの胸部および背面の装飾的な外装プレートは、胸の中にある内部メモリー記憶バンクを保護する役割を果たしていた。このシリーズは膨大なデータ記憶容量と、安全なファイアウォールを備えていたため、機密レベルの高い情報を扱う仕事に長けていた。またCZユニットはビジネスに関連した法規制や税制、輸出入に関する規則、その他の企業経営に欠かせないデータを膨大なライブラリに蓄えていた。こうした情報は定期的にダウンロードされ、最新の内容に更新されていた。[1]

頭部[]

CZユニットの頭部の右側には、コムリンク信号の増幅装置が内蔵され、頭部のアンテナにリンクすることで驚異的な範囲の通信能力を可能にしていた。またブロードバンド・アンテナおよびレシーバーが後頭部の中央に配置されていた。このドロイドは強力なコミュニケーション・パッケージを備えており、ほぼすべての惑星において、地表から軌道上までの通信レンジに対応することができた。また秘書ドロイドとして設計されていたため語学力にも優れており、銀河系の一般的な言語に通じている他、新しい言語を習得する能力もあった。[1]

頭部の左側には暗号アルゴリズム・コンピューターが内蔵され、突き出た“アゴ”の部分には、声を出して他者と会話するためのステレオ・ボキャブレーターが搭載されていた。またボキャブレーターの近くに内蔵されたコムリンクと発声装置は基本モデルの性能を凌駕しており、誰かが聞き耳を立てていたとしても、周波数を次々と変えて頭頂を阻止し、通信内容の安全を保つことができた。2つのフォトレセプターは、CZユニットの頭部に詰め込まれたテクノロジーの中でも技術的に際立ったものだった。[1] 一部のCZユニットは、持ち主のスタッチャティ種族に似せるため標準モデルから改造されていた。[5] この“寄り目”な見た目を気に入り、同シリーズを愛用するユーザーもいた。[1]

歴史[]

Kalfalnl-cndros

モス・アイズリーを歩くCZ-3

CZシリーズはサーヴ=オー・ドロイド社によって製造され、同社の代表作となった。またこの秘書ドロイドはプロトコル・ドロイドの前身ともいうべき存在だった。発売時のもっとも重要な機能はファイアウォールであり、当時の全ドロイドの中で1番安全性が高い製品だった。銀河系社会における主な役割は経営幹部の個人秘書であり、スケジュールの調整や、口述による連絡事項の記録及び伝達、あらゆる部署との連絡といった職務をこなした。やがてサーヴ=オー=ドロイド社はサイボット・ギャラクティカ社インダストリアル・オートマトン社とった企業の台頭の陰で没落し、廃業に至ったが、それから長い年月が過ぎた後もCZシリーズという傑作は消え去らず、頑丈な造りのおかげで現役で活躍し続けた。[1]

CZシリーズは、本来の設計からは全く想像できないような場所でしばしば使用された。惑星タトゥイーン犯罪王であるジャバ・デシリジク・ティウレは、CZ-3CZ-4という2体のCZユニットを配下に置いていた。[1] CZ-3はCZ-1と双子のユニットであり、かつてはともにスタッチャティ種族の主人に仕えていた。タトゥイーンに不時着した後、CZ-3と離れ離れになってしまったCZ-1は、最終的にジャワの所有物となり、サンドクローラーのジャンク品に加えられた。[5]

深み”と呼ばれる未知領域の惑星では、クルレエキ貴族によって、CZシリーズ・ユニットを含む大量のドロイドが鉱山施設の奴隷労働者として酷使されていた。ある時、CZユニットの1体は過酷な労働現場で手のパーツが壊れて働けなくなり、破壊されてしまった。その直後、友人のアストロメク・ドロイドR2-D2救出しにやってきたジェダイルーク・スカイウォーカーが現れ、他の奴隷ドロイドにも自由のための戦いを呼び掛けた。スカイウォーカーが執行ドロイドのゼータと戦った際、別のCZユニットがその場に居合わせた。[6]

CZユニットのCZ-1G5は、新共和国時代に惑星ジャクーニーマ・アウトポストで、ズヴィオ巡査率いるニーマ・アウトポスト自警団のために働いていた。当時、CZ-1G5は製造から300年以上は経過していると考えられていた。ある時、この秘書ドロイドは銀行家リカード・ロヴァスによって強盗の濡れ衣を着せられたが、ズヴィオのおかげで疑いが晴れた。[2]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

Advertisement