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CZ-1サーヴ=オー=ドロイド社によって製造された男性プログラムのCZシリーズ秘書/ビジネス・コミュニケーション・ドロイドである。同型機種のCZ-3とは双子のユニットであり、かつて一緒にスタッチャティ種族に仕えていた。しかし砂漠惑星タトゥイーンに墜落した後、CZ-1はCZ-3と離れ離れになってしまい、最終的にジャワサンドクローラーに流れ着いた。0 BBYアストロメク・ドロイドR2-D2がジャワに捕まってサンドクローラーに連れてこられた時、CZ-1はもはや歩くこともできずに廃品の中に座っていた。

経歴[]

CZ-1

満足に動けなくなったCZ-1

CZ-1は男性プログラムの[4] CZシリーズ秘書/ビジネス・コミュニケーション・ドロイドの識別番号であり[1]、双子のユニットであるCZ-3とともに、もともとスタッチャティ種族に仕えていた。アウター・リム・テリトリー砂漠惑星タトゥイーンに墜落した後、CZ-1は廃棄され、CZ-3とも離れ離れになってしまう。やがて彼は砂漠で壊れて動けなくなっているところを、ジャワ廃品回収業者に捕らえられた。[4] ヤヴィンの戦い直前の0 BBY[5]ネビット族長が率いる[6] ジャワ部族アストロメク・ドロイドR2-D2[7] ジャンドランド荒野[8] 捕まえ、サンドクローラーに連れてきた時、CZ-1は同じ車内に居合わせた。[4]

ジャワの廃品に新たに加わったR2シリーズ・アストロメク・ドロイドがCZ-1のそばを通り過ぎて周囲を見て回った際、この秘書ドロイドは廃品の山の中に座って前後に揺れていた。[9] サンドクローラーがラーズ農場に停車した際、R2-D2は水分農夫オーウェン・ラーズによって購入され、ジャワのもとを去った。その後ネビットの部族は帝国軍ストームトルーパーの攻撃に遭い、CZ-1らを乗せたサンドクローラーは主人を失って砂漠に取り残された。[7]

特徴[]

CZ-1は、かつての主人であるスタッチャティに似せて標準モデルから改造されたCZシリーズ・ドロイドであり、スタッチャティのに似たフォトレセプターを持っていた。またこのドロイドのには人間式の5本指のマニピュレーターが付属していた。CZ-1は [4] 0 BBYの時点で[5] 相当古いドロイドとなっており[9]ロコモーターに砂が詰まって損傷してしまい、まともに立ったり歩いたりすることもできなくなっていた。しかし楽天家であるCZ-1は、すぐに修理して売ってもらえると思い込んでいた。CZ-1のボディは白い塗装で、ところどころ茶色に汚れた部位があった。[4]

制作の舞台裏[]

CZ-1は1977年に公開されたオリジナル・トリロジー映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』で初登場を果たした。[7] 正史媒体では、2017年発売の設定資料集『スター・ウォーズ ビジュアル・エンサイクロペディア』(トリシア・バーアダム・ブレイコール・ホートン著)で初めて名称が紹介された。[3] スター・ウォーズ レジェンズ媒体も含めた名称の初出は、1998年に発売された設定資料集『スター・ウォーズ キャラクター&クリーチャー』(デイヴィッド・ウエスト・レイノルズ著)である。[10]

CZ Head

ミュアーはCZ-1が目の塗装のせいでユーモラスに見えると感じていた

造形師のブライアン・ミュアーが当時“タトゥイーン・プロトコル・ドロイド”として知られていたCZ-1の頭部を制作した。アーティストのラルフ・マクォーリーが描いたコンセプト・アートがそのベースとなったが、ミュアーによれば、そのイラストはシス卿ダース・ヴェイダーのオリジナル・デザイン案のひとつだったという。またミュアーは、コスチュームに施された塗装は自分が本来意図していたエッセンスを全く捉えていないと感じており、白い目に瞳があることで、このドロイドが意図せずユーモラスな印象になっていると考えていた。CZ-1の胸部を制作したのはミュアーの師匠のアーサー・ヒーリーであり、この部分もコンセプト・アーティストのジョン・モロが描いたヴェイダーの初期スケッチがモデルとなっている。[11]

軽量化と同時に耐久性を持たせるため、このドロイドの手足はアルミニウムで作られ、細部にちょっとした違いはあるものの、デザインは基本的にプロトコル・ドロイドC-3POの手足と同一となっている。またこの“タトゥイーン・プロトコル・ドロイド”のコスチュームは『スター・ウォーズ』映画で3回にわたって使用されている。最初の2回は『新たなる希望』のCZ-1とCZ-3であり、残る1回は『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』のジャバの宮殿のシーンである。[11] ジャバの宮殿に登場したCZユニットはCZ-4と名付けられている。[12]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]