- 「すべて機械仕掛けなんだよ、相棒。自由に生きろ。関わるな」
- ―DJ[出典]
DJは人間の男性で、ファースト・オーダー=レジスタンス戦争の時代に活動した泥棒、スライサー。DJというニックネームは彼の価値観である“関わるな”(Don't Join)が由来。DJは富に縛られない自由な人生に誇りを持っていたが、金が欲しいという欲求自体は強く、どんな手段を使ってでも手に入れさえすれば、正当に稼いだのと同じだと考えていた。社会とは人を歯車に変える機械だと見なしていたDJは、新共和国やファースト・オーダー、レジスタンス、いずれの勢力の大義も信じなかった。DJは非常に高度な専門的能力を持ち、暗号解読に才能を発揮した。彼は惑星カントニカにあるカジノ都市カント・バイトで活動し、しばしばわざと軽犯罪を犯してカント・バイト警察に捕まった。DJにとって刑務所は、警察官にうるさく悩まされずに済む唯一の場所だったのである。
34 ABY、レジスタンスのメンバーであるフィンとローズ・ティコ、BB-8がカントニカにやってきた時も、DJはカント・バイト刑務所の中にいた。フィンとローズはファースト・オーダーの暗号を破ることができる“マスター・コードブレイカー”を捜していたが、カント・カジノで警察に捕まり、DJと同じ監房に放り込まれた。彼らの目的を知ったDJは報酬と引き換えに協力を申し出て、スケルトン・キーを使って監房の扉を開いてみせた。その後DJはBB-8と一緒に豪華ヨット<リバティーン>を盗み出し、当初DJの申し出を拒んでいたフィンやローズと一緒にカントニカから脱出する。その後DJは最高指導者スノークのメガ級スター・ドレッドノート<スプレマシー>のセキュリティを突破し、フィンとローズがハイパースペース追跡装置のある部屋へ侵入する手伝いをした。しかし彼はファースト・オーダーに捕まった際にフィンとローズを裏切り、レジスタンスの秘密作戦をキャプテン・ファズマに密告して報酬を受け取った。裏切りに激怒したフィンに対し、DJは機械じかけの世の中には“関わるな”という自分のモットーを語って聞かせた。
制作の舞台裏[]
DJは2017年12月15日公開の映画『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』に登場したキャラクターである。俳優はベニチオ・デル・トロ。
登場作品[]
- スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ (初登場)
参考資料[]
- スター・ウォーズ 最後のジェダイ ビジュアル・ディクショナリー
- スター・ウォーズ/最後のジェダイ クロス・セクション
- 最後のジェダイ:ローズ・ティコ:レジスタンス・ファイター
- DJ - 公式データバンク
脚注[]