E-11ブラスター・ライフル(E-11 blaster rifle)はブラステック・インダストリーズ社が製造した高威力かつ高精度のブラスター・ライフルである。小型火器としての汎用性に優れ、銀河帝国のストームトルーパーの標準装備に採用されていた。E-11はE-10の後継モデルで、クローン戦争期に使用されたクローン・トルーパーのDC-15Aブラスター・カービンをもとに設計されていた。
特徴[]
ブラステック・インダストリーズ社が製造したE-11ブラスター・ライフルは、共和国グランド・アーミーのクローン・トルーパーが使用したDC-15Aブラスター・カービンをもとに設計されていた。[4] E-11は致死レベルの火力と高い射程距離を兼ね備え、汎用性にも優れていた。[1]
このブラスターの最大の特徴は望遠レンジ・ファインダー・サイトと折りたたみ式のストックで、普段は銃身の下に畳まれているストックを伸長することで、拳銃サイズのブラスターを3段階に可変することができた。標準のパワー・セルは最大100発分のエネルギーを有し、プラズマ・カートリッジを使えば500発を超える連続発射が可能になった。ストームトルーパーはユーティリティ・ベルトに交換用のパワー・セルやガス・カートリッジを装備した。また、E-11ブラスター・ライフルは感圧式のトリガーと高性能の冷却システムを備え、グリップ・ハンドルにはマグナトミックが塗布されていた。[1]
E-11は殺傷能力を抑えたスタン・ビームを発射することができた。[3]
歴史[]
クローン戦争期のDC-15Aブラスターをもとに設計されたE-11ブラスター・ライフルは[4] ブラステック・インダストリーズ社によって製造され、銀河帝国のストームトルーパーの標準装備として使用された。高火力を誇るE-11は帝国軍の完璧な殺人機械だったが、ひとたび反乱同盟軍に奪われれば帝国にとっても厄介な存在に早変わりした。[5]
幼い頃、ゴミ漁りのレイは惑星ジャクーのゴアゾン荒地でAT-ATウォーカー<ヘルハウンド2>を発見した際に、機内のトルーパー室でE-11ブラスター・ライフルを20丁回収した。彼女はこのE-11を5丁のDLT-20Aブラスター・ライフルと一緒にジャンク屋アンカー・プラットに売却した。[6]
銀河内戦終結後、帝国の残党によってファースト・オーダーが形成され、新世代のストームトルーパーが誕生した。ファースト・オーダーは以前より高い集弾性や耐久性を備えた最新兵器を導入し、ストームトルーパーの標準装備もブラステックE-11からソン=ブラス社製F-11Dブラスター・ライフルに変更された。[7]