2 BBY、銀河帝国のスローン大提督はE-XDインフィルトレーター・ドロイドを使った反乱軍基地捜索活動を開始する。そのうちの1体、EXD-9はフェニックス戦隊のチョッパー基地があるアウター・リム・テリトリーの惑星アトロンに潜入した。EXD-9は着陸後すぐに固有動物のクリクナに襲撃されて機能を停止したが、反乱者のキャプテン・ガラゼブ・オレリオスとチョッパーに発見され、基地に運ばれた。彼らはEXD-9をプロトコル・ドロイドと思い込んで再起動し、AP-5の在庫管理作業を手伝わせようとした。真相に気づいた後、ゼブとチョッパー、AP-5はインフィルトレーター・モードに変形したEXD-9を激戦のすえ何とか停止させる。彼らはEXD-9に内蔵されているプロトン弾頭のタイマーを止め、チョッパー基地の座標を秘密にするため、あえてこのドロイドを帝国に送り戻した。EXD-9の帰還と同時にプロトン弾頭が起爆したことにより、スター・デストロイヤー1隻が巻き添えとなって破壊されたが、スローンは今回の事件によって捜索の幅を94の惑星にまで縮めた。
背景[]
2 BBY、銀河帝国のスローン大提督はアウター・リム・テリトリーに隠された反乱軍の基地を見つけ出すため、E-XDインフィルトレーター・ドロイドによる調査活動を開始した。E-XDドロイドはプロトコル・ドロイドに似せて設計されていたが、戦闘モードに変形すれば機敏に戦うことができ、敵に捕まった場合に備えてプロトン弾頭を内蔵していた。そのうちの1体、EXD-9の乗るタクティカル・インフィルトレーション・ポッドはフェニックス戦隊のチョッパー基地がある惑星アトロンに着地した。しかし、EXD-9は基地にたどりつく前に獰猛な固有動物クリクナに襲われ、一時的に機能停止状態に陥った。
EXD-9の到着は、フェニックス艦隊の演習活動とタイミングが重なり、スペクターズ反乱分子の大部分が基地を出払っていた。基地のセキュリティを任されたキャプテン・ガラゼブ・オレリオスは、アストロメク・ドロイドのチョッパーやプロトコル・ドロイドのAP-5、通信士官らとともに司令センターに留まった。通信士官の報告で、セクター6にあるセンサー・ビーコンが隕石で倒れたことを知ったゼブは、チョッパーを連れて調査に赴いた。
任務[]
侵入警報[]
センサー・ビーコンの近くで、ゼブとチョッパーはクリクナに押し倒されたEXD-9を発見する。彼らはこの遭難者をプロトコル・ドロイドと誤解し、チョッパー基地へと持ち帰った。AP-5によって再起動されたECD-9はメモリーの障害によって本来の任務を忘れており、基地の設備をスキャンし始めた。その様子を見た反乱者たちはこのドロイドが在庫管理係に適任だと考え、AP-5のアシスタントに割り当てることにした。その後、ゼブは司令センターで“フルクラム”から連絡を受け、帝国がインフィルトレーター・ドロイドを各地に派遣したことや、そのうちの1体が音信不通になっていることを知らされた。インフィルトレーターの図面を見たゼブは、EXD-9が帝国の侵入者だったことを知る。
ゼブが倉庫に戻ったとき、EXD-9はちょうど自分の本来の任務を思い出し、インフィルトレーター・モードに変形しているところだった。ゼブはAP-5とチョッパーに危険を警告し、インフィルトレーター・ドロイドと戦った。戦闘中、ゼブによって左手を撃ち落とされたEXD-9は、再充電と修理のために身を隠した。EXD-9は暗い倉庫の中でロザル・アストロメク・ドロイドやGNKシリーズ・パワー・ドロイドを破壊し、動力や左手の修繕に必要なパーツを奪い取った。一方、ゼブとAP-5、チョッパーはEXD-9をおびき出して機能停止させるための作戦を話し合った。
撃退[]
チョッパーとAP-5がEXD-9を誘い出した後、ゼブはドロイドを不意打ちして倒そうとしたが、それでも厳しい戦いを強いられた。格闘戦の末、ゼブはEXD-9の身動きを封じ、AP-5がドロイドを停止させるチャンスを作った。ドロイドがダウンすると同時に自爆用プロトン弾頭の秒読みが始まったが、チョッパーがタイマー装置を凍結して爆発を阻止した。しかし、EXD-9を破壊してしまえば帝国の捜索によってチョッパー基地の秘密が危うくなるため、反乱者たちはドロイドをどうすることもできないジレンマに陥る。AP-5と話し合った後、ゼブはEXD-9をプロトコル・モードで再起動し、プロトン弾頭ごと帝国へ送り返すというアイデアを思い付いた。AP-5の再プログラムによって帰還と同時に起爆するよう設定すれば、基地の座標も知られることはないと考えたのである。
EXD-9を再起動した後、ゼブ、AP-5、チョッパーはポッドへと戻っていくドロイドの後をこっそり尾行した。EXD-9は優先順位に従い、ポッドに搭載されている長距離トランスミッターでチョッパー基地の座標を帝国軍に知らせようとしたが、ゼブがポッドのアンテナを遠くから気づかれないよう狙撃した。するとEXD-9はポッドを発進させ、ゼブの思惑通り本部のインペリアル級スター・デストロイヤーへ戻っていった。EXD-9が帰艦すると、帝国宇宙軍の技術者はこのドロイドを帝国のネットワークに接続した。するとプロトン弾頭の秒読みが再開し、スター・デストロイヤーを1隻バラバラにする大爆発を引き起こした。すぐ近くのインペリアル級艦に乗り込んでいた“フルクラム”ことエージェント・アレクザンダー・カラスは、反乱者たちがインフィルトレーター・ドロイドの問題を見事に解決したことに満足した。
その後[]
カラスはフルクラムの暗号名でチョッパー基地にメッセージを送り、インフィルトレーター・ドロイドを再プログラムして本部へ送り返すアイデアを称賛した。チョッパー基地に戻ってきたヘラ・シンドゥーラはフルクラムのメッセージの意味をゼブに尋ねたが、彼は多くを語ろうとはしなかった。
一方、カラスからEXD-9の事件を知らされたスローン大提督は、反乱者たちの作戦の独創性を称賛した。スター・デストロイヤーを1隻失ったにもかかわらず、スローンはこの事件によって秘密基地捜索の幅を94の惑星にまで縮めることができたことを喜んでいた。
登場作品[]
参考資料[]
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