- 「もっと拘束をきつくしてやろうか、ゴミ漁りのクズめ」
- ―FN-1824[出典]
FN-1824は人間の男性で、新共和国時代にファースト・オーダーの軍隊に仕えたストームトルーパーである。34 ABY当時、FN-1824はファースト・オーダーの超兵器スターキラー基地に配属されていた。タコダナの戦いが発生した後、このトルーパーはカイロ・レンによって捕らえられたフォース感応者のゴミ漁り、レイが拘束されている尋問室の見張りを任された。
レンがフォースを使ってレイの精神を探ることに失敗し、部屋から立ち去った後、FN-1824は1人で警備を行った。するとレイは彼に対してフォースのマインド・トリックを使い、自分を自由にするよう命令した。一度は失敗したものの、レイは2度めの試みでトルーパーを服従させることに成功した。FN-1824はレイの指示を復唱し、彼女の拘束を解いたうえ、ブラスター・ライフルを床に捨てて尋問室から立ち去った。のちにファースト・オーダーはFN-1824の取り調べを行ったが、このトルーパーは尋問室で起きたことを何一つ覚えていなかった。
経歴[]
マインド・トリック[]

FN-1824とレイ
人間の[1] 男性[2]、FN-1824[4] は新共和国時代にストームトルーパーとしてファースト・オーダーに仕えた。[2] 彼はストームトルーパー兵団のFNコーに所属し[3]、ファースト・オーダーの超兵器スターキラー基地に配属されていた。[2] 34 ABY[5]、ファースト・オーダーに使えるレン騎士団のマスター、カイロ・レンが惑星タコダナにおける戦いでレイという名のフォース感応者のゴミ漁りを捕まえ、スターキラー基地へ連れてきた。レイはジェダイ・マスター・ルーク・スカイウォーカーの居場所を示す地図の内容を知っており、レンはフォースを使ってその情報を彼女の精神から探り出そうと考えていた。しかしレイはマインド・プローブに抵抗し、逆にレンの精神に探りを入れた。驚いたレンが尋問を中断して部屋から立ち去った後、FN-1824は1人でドアの見張りに立ち、尋問椅子に拘束されたままの囚人を監視した。[2]
レイはカイロ・レンを撃退したことで手応えを感じ、フォースの力を持たない者相手にも、自分の能力を試したいと考えた。[6] そこで彼女はFN-1824に声をかけ、自分の拘束を解いて扉を開けたまま立ち去るよう指示した。はじめFN-1824はマインド・トリックにかからず、尋問台に近づいて、むしろ拘束をきつくしてやろうかと彼女に言い放った。しかしレイが心を落ち着かせて再び同じ言葉を発すると、FN-1824は彼女の言いなりになり、言われたことを復唱して命令に従った。FN-1824が尋問台の拘束装置を解除し、部屋から出ていこうとした時、レイは武器を置いていくよう付け加えた。するとFN-1824は手にしていたブラスター・ライフルを床に落として通路に消えていき[2] 、いつまで待っても戻ってくることはなかった。[7]
錯乱した兵士[]
FN-1824はレイに言われた通り自分の居住区域に戻った。彼は尋問室で起きたことを覚えておらず、気づいた時には自分の部屋で服を脱いでいた。[6] 一方、レイはFN-1824が置いていったブラスター・ライフルを拾い、カイロ・レンが戻ってくる前に部屋から逃げ出した。最高指導者スノークからレイを連れてくるよう命じられたレンは、部屋に戻って囚人がいないことに気づくと激昂し、大声で衛兵を呼びながら辺りをライトセーバーで切りつけた。[2] その後、ファースト・オーダーはFN-1824が見張りの任務を放棄した理由を突き止めるため取り調べを行った。しかし彼は何も覚えていなかったため、原因解明には至らなかった。調査結果をレンに報告したファースト・オーダー軍将校は、もっと厳しい手段を用いてFN-1824を問いただすべきかと尋ねたが、レンは尋問だけで充分だと答えた。[6] その後、レイはレンとの対決を生き延びて脱出し、スターキラー基地はレジスタンスの攻撃で破壊されてしまった。[2]
人物[]
- 「衛兵!」
- ―カイロ・レン[出典]
FN-1824は人間[1] 男性で[2]、フォースの感応能力は備わっていなかった。スターキラー基地で尋問室の見張りに立った時、当初FN-1824はレイに無関心で、自分の業務に退屈していた。[6] レイがFN-1824をフォースで操ろうとして失敗した際、このトルーパーは彼女を“ゴミ漁りのクズ”と罵り、拘束をもっときつくすると脅した。しかし2度めの試みでマインド・トリックが成功すると、FN-1824はわずかに姿勢を正し[2]、放心したような声で[6] レイの言葉を復唱した。[2]
装備[]
- 「武器は置いていって」
「武器は置いていく」 - ―レイとFN-1824[出典]
他のファースト・オーダー・ストームトルーパーと同じく、FN-1824もフルボディの白いアーマーを着用していた。またFN-1824は[2] ソン=ブラス社製のF-11Dブラスター・ライフル[8] で武装していたが、レイにマインド・トリックをかけられた際に、このブラスターを尋問室の床に捨てた。FN-1824が去った後、レイはこのブラスター・ライフルを拾い、スターキラー基地の戦いでストームトルーパーたちとの銃撃戦に使用した。[2]
制作の舞台裏[]
FN-1824は2015年12月18日公開のシークエル・トリロジー第1作『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』に登場するキャラクターである。[2] 俳優は『007』シリーズのジェームズ・ボンド役で有名なダニエル・クレイグ。[9] 映画の制作クルーのあいだで、このキャラクターは「FN-007」と呼ばれていた。『フォースの覚醒』撮影当時、クレイグが新作ジェームズ・ボンド映画の準備のためパインウッド・スタジオに居合わせたことから、彼のカメオ出演が実現した。[10]
ジェームズ・ボンドのイニシャルとシリーズ名にちなみ、このストームトルーパーは当初ファンたちの間で「JB-007」と呼ばれていた。[11][12] FN-1824という正式名称は、2016年6月28日発売のビデオゲーム『LEGO スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で初めて判明した。[4] 本ビデオゲーム自体は非正史作品であるが、ルーカスフィルム ストーリー・グループのスタッフであるパブロ・ヒダルゴは、本作で明かされたキャラクター名に関しては正史と共通であると発言している。[13]
『フォースの覚醒』の小説版とジュニアノベル版では、レイがマインド・トリックに失敗した際、衛兵は彼女に近寄って黙って見つめるだけで、何も台詞は発していない。[6][7] また小説版では、レイは映画の台詞に加えて“自分の居住区画に戻り”、“このことは誰にも話さない”よう衛兵に指示している。[6]
登場作品[]
非正史作品[]
- LEGO スター・ウォーズ/フォースの覚醒
- レゴ スター・ウォーズ/スカイウォーカー・サーガ
参考資料[]
スター・ウォーズ ヘルメット・コレクション 68 (間接的に言及)
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科 ニュー・エディション (間接的に言及)
Every Language in Star Wars Movies - Star Wars Kids YouTube 公式チャンネル
- スター・ウォーズ タイムライン (間接的に言及)
Rey Biography Gallery - 公式データバンク (間接的に言及)