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「R7、スキャンをお願い。レポートで言っていた抑制チップを見つけるのよ」
R7-A7にFX-7ドロイドの操作を命じるアソーカ・タノ[出典]

FX-7医療補助ドロイド(FX-7 medical assistant droid)はメドテク・インダストリーズ社が製造した医療ドロイドである。10機種製造されたFXシリーズの一種であり、FX-6医療補助ドロイドの後継モデルにあたる。ただの医療機器のような見た目でありながら、実際は高度な医療テクノロジーが満載されたドロイドであり、複雑な治療を適切に施す能力を持っていた。このドロイドは金属製のタワーのようなボディに20本もの操作アームを備え、必要に応じてアームの先端を各種医療器具に取り替えることができた。また広範囲な医療情報を記憶したデータバンクを搭載し、さらにワイヤレスまたはスコンプ・リンク方式で外部の医療コンピューターのデータにアクセスすることができた。

FX-7医療補助ドロイドは他の医療ドロイドの助手を任され、しばしばインダストリアル・オートマトン社2-1Bシリーズ医療ドロイドとタッグを組んだ。銀河共和国時代、FX-7ユニットは惑星コルサントギャラクティック・シティにそびえるグランド・リパブリック医療施設で使用されていた。クローン戦争終結時には、ヴェネター級スター・デストロイヤートライビューナル>に配属されていたFX-7ユニットがクローン・コマンダーレックスの頭をスキャンし、内の行動抑制チップを特定した。銀河内戦期、機種名と同じ“FX-7”という呼び名で知られるユニットが反乱同盟に仕えていた。このユニットはワンパの襲撃で負傷したルーク・スカイウォーカー中佐惑星ホスエコー基地で治療した。

特徴[]

概要[]

FX7 btm

FX-7ユニット

FX-7医療補助ドロイドメドテク・インダストリーズ社が製造したFXシリーズの一種であり[1]、全高1.7メートル医療ドロイドである。[3] 第1級ドロイドに分類される。[2] FX-7ユニットはまるでただの医療機器のひとつのような見た目だったが、実際は医療施設を効率よく運用するために不可欠なドロイドであり、高度なテクノロジーが満載されていた。金属製のタワーのようなボディを持つFX-7ドロイドは、大きなベース部に設けられたローラーを使ってゆっくりと室内を移動することができたが、床が完全に平坦なことを前提に設計されていたため、段差を登ることができなかった。[4]

FX-7ユニットはドロイド言語を発するためのボコーダーを頭部に備えていたが、一般の言語で自己主張することはできなかった。その代わりに、このドロイドは胴体にはめ込まれた小型のビデオ・スクリーンをコミュニケーションに役立てることができた。FX-7ユニットはこのスクリーンに推奨する治療法を表示したり、経験の浅い知覚生命体がドロイドを補佐する際には、治療の手順を一から表示して指示することもあった。またFX-7ユニットはドロイド言語を理解しない相手に、スクリーンで“話しかける”こともあった。スクリーンの隣には分析プロセッサーが配置されていた。[4]

医療技術[]

TCW-Orders-GrandRepublicMedicalFacility

共和国時代末期にグランド・リパブリック医療施設で働くFX-7ユニット(左下)

FX-7医療補助ドロイドは細い20本の精密操作アームと、ボディに向かって90度の角度で突き出した太い1本のメイン操作アームを有した。20本のアームは普段はボディの上下に走る保護格納スリット(溝)に収められ、必要に応じて展開された。これらのアームには治療薬や麻酔薬を投与するためのチューブが備え付けられており、先端部分は制御ボードのマニピュレーターになっていたが、治療内容に応じて皮下注射器などの医療機器に交換することもできた。FXシリーズの治療アームはさまざまな検査や投薬を行い、手術器具を固定して操作することができた。また太いアームは伸縮式で、細い操作アームでは保持することができない重い器具を持つ際に使用された。[4]

センサー付きの器具をアームに取り付けることもできたが、ドロイド自体も頭部に医療用の視覚診断センサーを備えており、患者の生体情報をモニターできた。またこのドロイドは周辺機器にワイヤレスで接続し、より高度な特殊センサーを利用することが可能だった。FX-7ユニットは頭部に膨大な医療データバンクを有し、必要に応じてデータを参照できた。データバンクには患者のカルテや医療従事者向けの一般記録などが収められていた。またFX-7ドロイドはいつでもメドセンターコンピューターにワイヤレスで、またはスコンプ・リンク方式でアクセスし、外部のデータを利用することもできた。FX-7ユニットのデータ転送機能は高速であり、検出したデータを即時送信したり、他の医療ドロイドや看護師に問題を報告する際に役立てられた。[4]

役割[]

FX-7ユニットは医療アシスタントとして使用され[4]、しばしばインダストリアル・オートマトン社2-1Bシリーズ医療ドロイドとコンビを組んだ。[8] FXシリーズは見かけによらずテクノロジーの傑作だったが、2-1Bユニットからただの医療機器として扱われることもあった。[4] FX-7ユニットが備える多数のアームは患者の外科手術を補助するときだけでなく、肉を切り取ったり、さまざまな道具を保持したり、バクタ溶液を被験者に注入したりするときにも役立った。[8] また医療ドロイドではない別のドロイドがスコンプ・リンクを通してFX-7ドロイドを操作することも可能だった。[9]

歴史[]

共和国時代[]

FX-7ドロイドはメドテク・インダストリーズ社が製造したFXシリーズ全10機種のうちのひとつであり[8]昆虫型のFX-6医療補助ドロイドの後継モデルとして登場した。[4]

帝国時代[]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

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