ファースト・オーダー全地形対応装甲トランスポート(First Order All Terrain Armored Transport)、AT-ATはクワット=エントラーラ・ドライブ・ヤード社が製造したファースト・オーダーのウォーカー兵器である。旧銀河帝国が使用したAT-ATウォーカーと同じく、ファースト・オーダーのAT-ATも地上軍の戦力を構成する強襲ビークルであると同時に、敵を精神的に圧倒する心理兵器としての役割を果たした。
特徴[]
ファースト・オーダー全地形対応装甲トランスポート(AT-AT)はクワット=エントラーラ・ドライブ・ヤード社が製造した戦闘用ウォーカーである。全高は22.03メートル、全長24メートル、横幅10.19メートル。パイロット1名と砲手1名、ビークル・コマンダー1名の計3名によって運用され、40名まで乗客を運ぶことができた。頭部のコックピット、顎部の重レーザー砲、4本の脚に支えられた胴部の兵員用区画など、全体的な構造は旧銀河帝国のAT-ATウォーカーと似ていた。しかし装甲シェルの中には近代的なテクノロジーが詰まっており、照準センサーの性能や兵器再充填速度が向上していた。またシェル自体も軽量化された素材による複層構造になっており、帝国時代のアーマーより軽くて丈夫だった。[1]
ファースト・オーダーAT-ATは複層化された胴体のアーマーに加え、膝のジョイント・アセンブリにも装甲カバーが付属し[1]、コックピットの装甲も強化されていた。[3] コックピットへのアクセス・ランプは頭部の下面に配置され、通常時は機内に収容されていた。AT-ATのつまさきは障害物を押しのけるために強化されており、地形センサーが内蔵されたフットパッドは[1] 機体の重量を分散させる役割も果たしていた。[3]
歴史[]
クローン戦争の時代に由来を持つ[3] AT-ATウォーカーは旧帝国地上軍の戦力を構成した戦力の1つで、地上用強襲ビークルとしてだけでなく、敵を怯えさせる心理兵器として効力を発揮した。ファースト・オーダーは帝国が編み出したこの効率的方式に変化を加える必要はほとんど無いと判断し、帝国の伝統的手法に基づいて新型のAT-ATを配備した。[1]
34 ABY、ファースト・オーダーAT-ATは全地形対応メガキャリバー6と並んでクレイトの戦いに参加した。[2]
登場作品[]
- スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ (初登場)