G2-1B7

G2-1B7はパルチザン反乱分子の指導者ソウ・ゲレラが所有した2-1Bシリーズ医療ドロイドである。この医療ドロイドは、ジオノージアン用の殺虫剤を致死量吸引してしまったゲレラを生かし続けるため、通常であれば危険とみなされる頻度で彼にドラッグを投与していた。1 BBY当時、G2-1B7は衛星ジェダにあるパルチザンの拠点で働いており、ゲレラがジン・アーソと再会したときもその場に居合わせた。その直後、パルチザンの拠点は銀河帝国の超兵器デス・スターの攻撃による衝撃波で破壊された。

経歴[]

銀河帝国に対する初期反乱運動の時代、2-1Bシリーズ医療ドロイドのG2-1B7はパルチザン反乱分子の指導者であるソウ・ゲレラに仕えていた。^[2] このドロイドは、かつてジオノージアン殺虫剤を致死量吸入してしまった上、体の大部分がサイバネティックスの移植物となっているゲレラを生かし続けるという難易度の高い職務を与えられていた。^[6]

G2-1B7は衛星ジェダにあるパルチザンの拠点、カデラ地下墓地でゲレラの治療を行った。G2-1B7が独自に倫理観を構築して危険治療を中断してしまうのを阻止するため、ゲレラは頻繁にこの医療ドロイドを機能停止状態にさせていた。^[2] このドロイドは地下墓地にある診断ステーションでゲレラやパルチザンのメンバーを治療した。^[6] このステーションには治療用に改造されたフライト・チェアや体積変動記録器、ゲレラの肺の殺虫剤除去推移を見守るための分析コンピューターなどが揃っていた。^[2]

1 BBY^[7]、ゲレラの知り合いであるジン・アーソがカデラ地下墓地にやってきた時、G2-1B7はゲレラの部屋に居合わせた。ゲレラがジンの父親ゲイレン・アーソのホログラム・メッセージを再生した際、この医療ドロイドは部屋の隅で静かに立っていた。メッセージが終わりに近づいていた時、銀河帝国の超兵器デス・スターがスーパーレーザーを使ってジェダ・シティを破壊し、その衝撃波が地下墓地を襲った。ジンやパルチザンのメンバーは急いで基地から退避したが、ゲレラは建物に留まって衝撃波の犠牲となった。^[5]

特徴[]

G2-1B7は2-1Bユニットの医療ドロイドで、55VHボキャブレーターや交換可能なサーボグリップ・ピンサーを装備していた。G2-1B7は改造を施され、標準的な2-1Bユニットなら固有プログラムで禁止されるような危険な頻度で患者にドラッグを投与することができた。またこのドロイドは患者の具合や処方をもとに独自に倫理観を形成することができたが、そのせいで危険な治療が中断されるのを防ぐため、頻繁にシャットダウンされていた。^[2]

ソウ・ゲレラがジン・アーソと再会した当時、G2-1B7はゲレラがまだ生きながらえていることに当惑しており^[2]、この患者の生きる意志の強さに感服していた。^[8] 他の2-1Bシリーズ医療ドロイドと同様、G2-1B7はインダストリアル・オートマトン社によって製造され^[1]、全高は1.77メートルだった。^[4] このドロイドのボディは白と黄色、銀色に塗装されていた。^[2]

制作の舞台裏[]

G2-1B7は2016年公開のアンソロジー映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で初登場を飾った。G2-1B7という名前は映画では言及されていないが、パブロ・ヒダルゴによる設定資料『スター・ウォーズローグ・ワンアルティメット・ビジュアル・ガイド』で判明した。

登場作品[]

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー（初登場）

参考資料[]

脚注[]

他言語版

[USW-1] 1.0 ^1.1 アルティメット・スター・ウォーズ完全保存版大百科

[ROUVG-2] 2.00 ^2.01 ^2.02 ^2.03 ^2.04 ^2.05 ^2.06 ^2.07 ^2.08 ^2.09 ^2.10 スター・ウォーズローグ・ワンアルティメット・ビジュアル・ガイド

[VE-3] スター・ウォーズビジュアル・エンサイクロペディア

[事典-4] 4.0 ^4.1 スター・ウォーズキャラクター事典完全保存版

[RO-5] 5.0 ^5.1 ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

[Databank-6] 6.0 ^6.1 G2-1B7 - 公式データバンク

[Timelines-7] スター・ウォーズタイムライン

[Geek-8] STAR WARS GEEKTIONARY THE GALAXY FROM A to Z

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