- 「彼女の小規模な軍隊は、A350ブラスター・ライフルを持っている衛兵、それにHK-87アサシン・ドロイドが2体と、雇われ者のガンファイターが1人」
- ―アソーカ・タノに対し、ディン・ジャリン[出典]
HK-87アサシン・ドロイド(HK-87 assassin droid)はアサシン・ドロイドの機種。新共和国時代、森林惑星コルヴァスの街カロダンを支配していたモーガン・エルズベス監督官は、2体のHK-87アサシン・ドロイドを使用していた。元ジェダイのアソーカ・タノとマンダロリアンのディン・ジャリンがエルズベスを倒すために手を組んだ際、この2体のドロイドはスカウト・ガードとともに監督官の敵対者を迎え撃った。しかし片方はタノによって一刀両断され、もう一方はエルズベスが倒された後にジャリンによって破壊された。
特徴[]
- 「全部合わせたら、いくらそのレーザーの剣でも奴らの火力に太刀打ちできない」
- ―エルズベスの戦力を説明するディン・ジャリン[出典]
アサシン・ドロイドの一種であるHK-87アサシン・ドロイドは、手足を一組ずつ備えたヒューマノイド体型をしていた。このドロイドは頭の上に灰色のプレートがあり、胴体は薄灰色で、脚部は赤色だった。頭部は湾曲して、後方に向かって先細りになっており、様々な突起とチューブで顔面部が構成されていた。HK-87アサシン・ドロイドは地面から屋根の端まで跳躍し、自分の体を持ち上げて回転させることができる運動能力を備えていた。またこのドロイドは低い声のエイリアン言語で意思疎通を行い、銀河ベーシック標準語による命令を理解することができた。モーガン・エルズベス監督官が所有したHK-87はブラスターを携帯し、クロークを身に着けていた。また彼女のドロイドの側頭部には銀河帝国第7艦隊のエンブレムが入っていた。[1]
歴史[]
エルズベスの手下[]
- 「檻に入れておけ」
- ―HK-87アサシン・ドロイドに対し、モーガン・エルズベス[出典]
銀河帝国に代わって新共和国が銀河系を支配した時代、2体のHK-87アサシン・ドロイドが森林惑星コルヴァスの街カロダンでモーガン・エルズベス監督官に仕えていた。このドロイドはスカウト・ガードやガンファイターのラングとともに、エルズベスの軍隊を構成していた。9 ABY、エルズベスの主人であるスローン大提督の居場所を探っていた元ジェダイのアソーカ・タノが監督官と敵対し、カロダンの外に広がる森林でスカウト・ガードたちを圧倒した。エルズベスはHK-87アサシン・ドロイドを引き連れて城壁の上に姿を現し、街の住民を人質にとってタノを脅迫した。[1]
タノは脅しに屈さず、逆にエルズベスに降伏を求め、1日の猶予期間を与えて去っていった。その後、エルズベスは人質の囚人を檻に入れておくよう、2体のアサシン・ドロイドに命じた。翌日、マンダロリアンのディン・ジャリンがタノに会うためカロダンを訪れた際、エルズベスはこの賞金稼ぎにタノの殺害を依頼した。彼女はHK-87アサシン・ドロイドに持たせていたベスカーの槍をジャリンに検分させ、任務成功のあかつきにはこの武器を譲ると告げた。[1]
カロダンの解放[]
- 「こいつらも連れていけ」
- ―ラングに対し、モーガン・エルズベス[出典]
しかしタノにグローグーを引き取ってもらいたいと考えていたジャリンは、エルズベスの依頼を引き受けるどころか、エルズベスを倒すためタノの戦いに協力する道を選んだ。タノがカロダンに戻り、スカウト・ガードを倒して門を突破すると、エルズベスはHK-87アサシン・ドロイドや手下たちを引き連れて街の通りで元ジェダイを待ち受けた。タノが視界に入ると、アサシン・ドロイドたちはブラスターを構えて迎撃しようとしたが、エルズベスの合図でひとまず武器を下げた。タノが賞金稼ぎを返り討ちにしたと嘘をつき、主人の場所を教えろと迫ると、エルズベスは部下たちにジェダイを殺すよう命じた。ラングがタノの後を追った際、エルズベスは2体のHK-87ドロイドも一緒に連れていくよう彼に命じた。[1]
ラングとドロイドたちは街中でタノの後を追ったが、元ジェダイは屋根の上から彼らを奇襲し、ラングの手から武器を払い落とした。すぐさま2体のドロイドがタノに発砲したが、ビームはライトセーバーで偏向された。タノはアサシン・ドロイドのうち1体を破壊すると再び姿を消し、ラングは残りの1体に屋根に上って敵を追うよう命令した。その後、タノは一対一の対決でエルズベスを倒し、ラングもジャリンによって撃ち殺された。最後まで残ったHK-87アサシン・ドロイドは、屋根の上からジャリンを不意打ちしようとしたが、ウイングの警告で残党の存在に気付いたジャリンが振り向きざまにドロイドを撃ち、破壊された残骸は屋根から地面に落下した。[1]
制作の舞台裏[]
HK-87アサシン・ドロイドは2020年11月27日に動画配信サービス Disney+ で配信が始まった実写TVシリーズ『マンダロリアン』シーズン2の『チャプター13:ジェダイ』(デイヴ・フィローニ監督)で初登場を果たした。[1]
登場作品[]
マンダロリアン – チャプター13:ジェダイ (初登場)
アソーカ – パート1:師と弟子
アソーカ – パート2:苦労と苦悩
アソーカ – パート3:飛び立つ時
アソーカ – パート4:堕ちたジェダイ