- 「わたしは医療ドロイドじゃない。プログラムに含まれていない」
- ―K-9X1[出典]
K-9X1[2]、略称K-9は[3] 惑星ウェイランドにある銀河帝国のタンティス基地で働いていたドロイドである。[2] K-9はラーカ小屋の管理を任されており、精密なプログラムに従ってラーカ・ハウンドに餌を与え、病気や怪我で日課のパトロールができなくなった獣の殺処分を行った。K-9はラーカを従えるため[3] エレクトロバトン[4] を使用し、この獣の生来の本能を刺激することで、ウェイランドの他の動物に殺されずに敷地を巡回できるだけの凶暴性を維持させていた。[3]
経歴[]
- 「この動物は最近の飼い慣らされた態度から、処分相当とみなされた」
- ―K-9X1[出典]
帝国時代初頭、タンティス基地で監禁生活を送るクローンの少女オメガは日々の業務の一環としてK-9X1の仕事の手伝いをしていた。ある日、オメガがバッチャーと名付けてひそかに可愛がっていたラーカ、“LH-201”が夜間パトロール中に負傷して小屋に戻ってきた。傷が治らなければ殺処分される決まりだったため、オメガはバッチャーを治療するようK-9に頼んだが、K-9は自分は医療ドロイドではないと答えて取り合わなかった。そのためオメガは独断で医療キットを使用し、バッチャーの怪我の手当てをした。[2]
やがてバッチャーの傷は癒えたが、このラーカ・ハウンドはオメガの影響で飼いならされた態度をとるようになってしまったため、処分されることが決まった。しかしオメガはK-9からデータパッドを奪い取ると、天井のコンテナをK-9の上に落下させ、エレクトロバトンをドロイドの頭部に押し当てて機能を停止させた。その後、オメガはドクター・ロイス・ヘムロックが現れる前にバッチャーを施設から逃がした。[2] 後日、オメガとクロスヘアーがタンティス基地から脱出するためラーカ小屋に姿を現した。K-9はエレクトロバトンを構えて警戒したが、2人はDC-15Aブラスター・カービンを使ってこのドロイドを破壊した。[1]
制作の舞台裏[]
K-9X1はアニメ・シリーズ『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』シーズン3第1話『囚人』で初登場を果たした。本作は2024年2月21日に動画配信サービス Disney+ で公開された。声優はジョナサン・リポー。リポーは同作で帝国軍技術者や徴兵トルーパー・パイロット役も担当している。[2] K-9X1が所持している武器は、公式データバンクではエレクトロスタッフと呼ばれているが[3]、『囚人』の音声解説ではエレクトロバトンと表現されており[2]、形状から判断して後者が適切かと思われる。