K0-5D、愛称マキシモ(Maximo)はウィークウェイの海賊団が所有する海賊船<マローダー>の闘技場でグラディエーター・ドロイドとして活動した改造型ASPシリーズ労働ドロイドである。この元労働ドロイドは捕まえられたドロイドを叩きのめす「ドロイド・ボクシング」の人気者であり、金属破砕サーボや火炎放射器を武装した。20 BBY、K0-5DはGL販売ドロイドとの戦闘に勝利した後、共和国のドロイドC-3POとR2-D2に決闘を申し込んだ。しかしグリーヴァス将軍の戦艦の攻撃により<マローダー>が破損すると、K0-5Dはウィークウェイの海賊たちと共に宇宙空間に投げ出された。
経歴[]

GL販売ドロイドとの戦闘に勝利したK0-5D
元々K0-5Dは普通のASPシリーズ労働ドロイドとして[2] インダストリアル・オートマトン社によって製造されたが[1]、グラディエーター・ドロイドとして大幅に改造され、ウィークウェイ海賊船<マローダー>の闘技場で開催される[2] 「ドロイド・ボクシング」[4] のグラディエーターとして活躍した。[2] クローン戦争期当時、捕らえられたドロイドをK0-5Dがほぼ一方的な決闘で叩きのめす余興がウィークウェイの海賊団たちにとって人気だった。K0-5Dは火炎放射器を武装することで仲間たちを喜ばせ、金属破砕サーボと一緒に駆使することでいつも対戦相手に勝利できた。その戦闘力の高さから、K0-5Dはウィークウェイたちから「マキシモ」(最強)という愛称で呼ばれた。[1]
20 BBY[5]、共和国のアストロメク・ドロイドR2-D2とプロトコル・ドロイドC-3POは惑星バルナブに漂着し、パワー切れを起こしてしまう。バルナブを訪れた2人のウィークウェイの海賊は2体のドロイドを<マローダー>へ運び、充電させた。そして2体のドロイドを船内の闘技場に連れ[3]、GL販売ドロイド[6] とK0-5Dの戦闘を観戦させた。K0-5DはGL販売ドロイドの顔面を何度か殴った後、首と下半身をつかんで真っ二つに引き裂いた。そして勝利のポーズを取ったが、まだ対戦相手がもがいているのを目にすると、火炎放射器で焼き尽くし、再度勝利の雄叫びを上げた。その様子を見てC-3POはうろたえたが、K0-5Dに決闘を申し込まれてしまう。ウィークウェイたちはC-3POとR2-D2をリング内に押し込み、無理やり戦闘に参加させた。R2-D2は攻撃手段を持たない3POに戦闘を押し付けられ、電気ショックでK0-5Dと戦った。[3]
その頃、グリーヴァス将軍のプロヴィデンス級キャリアー/デストロイヤーが<マローダー>と遭遇した。ジェダイ将軍アディ・ガリアを連行中だったグリーヴァスはバトル・ドロイドに海賊船を射撃訓練の標的として攻撃するよう命令し、プロヴィデンス級キャリアー/デストロイヤーは海賊船への砲撃を開始した。<マローダー>の船体の亀裂が入ると、K0-5Dは真っ先に船外に吸い込まれ、続いてウィークウェイの海賊たちも宇宙空間に投げ出された。C-3POとR2-D2も船から脱出すると、<マローダー>はデストロイヤーの砲撃で破壊された。[3]
特徴[]

火炎放射器を使用するK0-5D
K0-5Dは灰色と黄色の元労働ドロイドであり、全長は1.63メートルだった。[2] ボディはデュラスチール製の基本フレームで覆われ、2本の脚は油圧式ピストンで支えられていた。両腕には金属破砕サーボが組み込まれており[1]、高速回転する[3] 4本の鉤爪が付いていた。[7] K0-5Dはアップグレード・オプションで左手に派手な火炎放射器を内蔵した。この火炎放射器はクローン・フレイムトルーパーが装備したものとよく似ていた。また頭部の横にはセンサーと通信ユニットが取り付けられており、フェイス・プレートの裏にやや上品な認識ユニットを搭載していた。更にK0-5Dは青色のフォトレセプターを顔のスロットに追加しており、その下にアップグレードされた発声装置を装備した。この装置によりK0-5Dは[1] カイーシック語[8] で会話することができた。[3]
制作の舞台裏[]
K0-5DはTVアニメ・シリーズ『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』シーズン4の第6話『さまよえるドロイドたち』で初登場を果たした。[3] 名称は公式サイト StarWars.com の同作のエピソード・ガイドで判明した。[9]
登場作品[]
クローン・ウォーズ – さまよえるドロイドたち (初登場)
参考資料[]
"Nomad Droids" Episode Guide - StarWars.com (バックアップ - Archive.org) (K0-5Dとしての最初の言及)
K0-5D - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
- スター・ウォーズ ビジュアル・エンサイクロペディア (ビジュアルのみ)
週刊 スター・ウォーズ R2-D2:第22号 (ドロイド仕様書:ASP汎用ドロイド)
週刊 スター・ウォーズ R2-D2:第53号 (ロボティクス解析:日本のロボット)
週刊 スター・ウォーズ R2-D2:第81号 (ドロイド仕様書:R2-D2アストロメク:Part4) (間接的に言及)
週刊 スター・ウォーズ R2-D2:第94号 (ロボティクス解析:ロボット・ハンド) (ビジュアルのみ) (腕のみ)
- スター・ウォーズ:スマグラーズ・ガイド
K0-5D - 公式データバンク
脚注[]
- ↑ 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 1.11 1.12 1.13 1.14 1.15
週刊 スター・ウォーズ R2-D2:第22号 (ドロイド仕様書:ASP汎用ドロイド)
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 2.6
K0-5D - 公式データバンク
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 3.6
クローン・ウォーズ – さまよえるドロイドたち
- ↑ スター・ウォーズ ビジュアル・エンサイクロペディア
- ↑ スター・ウォーズ タイムライン
- ↑
Every Droid in Star Wars - Star Wars Kids YouTube 公式チャンネル
- ↑
週刊 スター・ウォーズ R2-D2:第94号 (ロボティクス解析:ロボット・ハンド)
- ↑
Every Language in Star Wars Movies - Star Wars Kids YouTube 公式チャンネル
- ↑
"Nomad Droids" Episode Guide – The Clone Wars - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)