K79-S80帝国軍兵員輸送機(K79-S80 Imperial Troop Transport)は、ITTやRTT、偵察輸送機(Recon transport)といった別名で知られたユブリキアン・インダストリーズ社製のリパルサークラフトである。銀河帝国がストームトルーパーや囚人の移送に使用した。戦闘用に設計されていたわけではなかったが、レーザー・ガン2門とレーザー砲塔を備えていた。
特徴[]
ユブリキアン・インダストリーズ社が製造したK79-S80帝国軍兵員輸送機(ITT)は、頑丈でかつ重武装な装甲兵員輸送機である。長方形の箱のような形をしており、装甲は灰色だった。ITTはリパルサーリフト・エンジンによって浮遊し、遠くからでもそれと分かる特徴的な音を発しながら移動した。パイロット2名と指揮官1名はトランスパリスチール製のビューポートがある前部コックピットに乗り込んだ。また、機体の左右にそれぞれ3つ備え付けられたラックに合計6人を収容することができた。ITTは全長8メートルで、高さ3.5、横幅4.5メートル、重量は20,600キログラムだった。最高時速は150キロメートルを誇った。戦闘用ビークルとしては設計されていなかったが、前部にレーザー・ガン2門、上部にレーザー砲塔を備えていた。
用途[]
ITTは重要地点間のストームトルーパーの輸送を意図して設計され、少なくとも1個分隊を運ぶことができた。また、ITTは兵員だけでなく囚人の移送にも役立った。頑丈な装甲と火力のおかげで、小規模な戦闘では動く要塞として理想的に機能した。
歴史[]
ユブリキアン・インダストリーズ社が製造した帝国軍兵員輸送機は、銀河帝国の地上部隊によって使用されていた。
ロザル暦3272年、アウター・リムの惑星ロザルに駐留していた帝国軍部隊は、コザルの街で購入したメイルーラン・フルーツをITTで運搬した。反乱者のグループに所属するエズラ・ブリッジャー少年は停車中のITTからメイルーランを盗もうとしたが、ストームトルーパーに発見されて失敗に終わった。それから間もなく、ヨガー・リステ補給官はITTを使ってモラド・スマールの農場を攻撃した。リステはスマールとその妻、アクアリッシュの従業員を捕まえ、ITTで護送した。しかし、ブリッジャーとガラゼブ・オレリオスがITTを襲撃し、スマールたちを解放した。
登場作品[]
参考資料[]
- スター・ウォーズ 反乱者たち:ビジュアル・ガイド
- スター・ウォーズ 反乱者たち:ヘッド・トゥ・ヘッド
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科 (表記はインペリアル・トループ・トランスポート)
- スター・ウォーズ ビークルのすべて
- スター・ウォーズ:マンダロリアン ハンドブック
- Imperial Troop Transport (ITT) - 公式データバンク