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LOMシリーズ・プロトコル・ドロイド(LOM-series protocol droid)はインダストリアル・オートマトン社が製造したプロトコル・ドロイドのモデルである。サイボット・ギャラクティカ社3POシリーズがシェアを占めるプロトコル・ドロイド市場に参入するため、昆虫種族のオーナーをターゲットに定めたニッチなデザインとなっていた。しかしこのドロイドは想定していた顧客に不人気だったばかりか、ソフトウェアに致命的な欠陥があったため、インダストリアル・オートマトン社の最大の失敗作となってしまった。賞金稼ぎ4-LOMがこの機種。

特徴

Weapons Factory Alpha LOM

LOMシリーズ・プロトコル・ドロイド

インダストリアル・オートマトン社(IA)が製造したLOMシリーズ・プロトコル・ドロイドは、昆虫種族に似せて造られた頭部と、ヒューマノイド型の胴体を特徴とする[5]、全高1.67メートル[3] プロトコル・ドロイドである。[2] 生き物のような外見にデザインされた頭部の両側面は、複眼の大型フォトレセプターに覆われており、ヒューマノイドのの位置に発声装置があり、その下には音の発信源を特定するのに有利だという理由で、2基の音響センサーが配置されていた。首の上にあるディスクはマイクロ波エミッター/センサー・アレイであり、首の付根の部分に嗅覚センサーが設置されていた。[5]

LOMシリーズは昆虫種族を意識して造られたにも関わらず、胴体部分はサイボット・ギャラクティカ社が販売した競合製品3POシリーズ・プロトコル・ドロイドに酷似したヒューマノイド型であり、3POシリーズと同様、胴体中央に丸い大型充電ソケットが配置されていた。また頭部に内蔵されている認識ロジック装置も、3POシリーズの中央処理装置である[5] AA-1ヴァーボブレイン[7] にそっくりなものが使われており、サイボット・ギャラクティカ社の特許を侵害しているのではないかと疑われるほどだった。しかしIA社は、神経質で興奮しやすい性格で知られる3POシリーズとは対照的に、LOMシリーズを極めて冷静沈着に行動するモデルとして設定するなど、他社との差別化も図っていた。[5]

欠陥

LOMシリーズの内部コンポーネントには、IA社が実績と信頼のあるパートナー企業から調達した部品が使われていたが、ロジックボードとパーソナリティ・ソフトウェアがうまく整合しないという致命的な不具合が存在した。その結果、LOMシリーズは重要なプログラミングを無視するだけでなく、場合によっては自分で書き換えることすら可能となっており、生物や他のドロイドに対して物的・金銭的に危害を加えることを禁止するセーフティ・システムのプログラミングも書き換えの対象に含まれていた。そのため暴走したLOMドロイドは、自我を得て行動が自己中心的になり、利益と自己保存の追求を何よりも優先して、最終的には犯罪すらいとわなくなった。[5]

歴史

Unidentified LOM-series protocol droid Tatooine

無法者となったLOMドロイドの例

R2シリーズ・アストロメク・ドロイド2-1B外科医ドロイドで大成功を収めていたインダストリアル・オートマトン社(IA)は、銀河系には昆虫種族も多いのに、こうした種族をモデルにしたプロトコル・ドロイドが存在しないことに目をつけた。すでにサイボット・ギャラクティカ社の3POシリーズがプロトコル・ドロイドの市場で圧倒的シェアを占めていたが、IA社はこの新機軸のドロイドならば容易に参入が可能だと考えていたのである。しかし彼らは、いずれは非昆虫種族にも販売するつもりで胴体をヒューマノイド型にデザインしてしまった。その結果、本シリーズは主要ターゲットだった昆虫種族に思うほど売れなかったばかりか、頭部が不評で他の種族にも売れず、マーケットを1つに絞りきれなかったことで両市場の売上に歯止めがかかってしまった。[5]

IA社には、オプションとして別の頭部をラインナップする選択肢もあったが、しばらくするとLOMシリーズに内蔵されたソフトウェアの重大な欠陥が発覚した。[5] 個性ソフトウェアを故障させるこの欠陥により、多くのLOMシリーズ・ドロイドが本来の役割を放棄し、アウター・リム・テリトリーを拠点に活動する無法者に変わり果ててしまった。[3] 結局、IA社は挽回を諦めてLOMシリーズの生産を打ち切ることに決め、現存する個体はすべて破棄されたと公式には発表された。本シリーズはIA社の最大の失敗作となった。[5]

賞金稼ぎ4-LOMもそうした個体の1つで、彼はもともと豪華客船に配属されていたが、みずからプログラムを書き換えて独立した。

登場エピソード

参考資料

脚注

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