MPH-11

MPH-11は犯罪組織パイク・シンジケートが惑星ケッセルのスパイス鉱山で酷使していたMPHパワー・ドロイドである。帝国時代、カポ・クエイ・トルサイトの監督下にある鉱山のコントロール・センターで仕事に従事していた。10 BBY、トバイアス・ベケットのギャング団がパイクの未精製コアクシウムを奪うためコントロール・センターに潜入した時も、このパワー・ドロイドは室内で働いていた。ベケットのクルーの一員であるL3-37によってセンターのドロイドが奴隷状態から解放された際、MPH-11も自由を手に入れ、のちに“ケッセルの奴隷反乱”と呼ばれるようになる暴動に参加した。

経歴[]

MPHパワー・ドロイドの^[1] MPH-11は^[2]、犯罪組織パイク・シンジケートが所有する奴隷として、惑星ケッセルのスパイス鉱山で働かされていた。帝国時代、このドロイドは^[3] スパイス鉱山で働く囚人や掘り出された鉱石を監視するための施設である^[2] ケッセル・コントロール・センターに割り当てられ^[3]、カポ・クエイ・トルサイトの監督下で働いていた。パイク・シンジケートに仕える他の奴隷ドロイドと同じく、MPH-11も強力なタイプの制御ボルトで自由を抑制され、休みを与えられることなく過酷なシフトで働かされた。^[2]

10 BBY^[2]、クリムゾン・ドーン・シンジケートに仕えるトバイアス・ベケットのギャング団がスパイス鉱山を訪れた。彼らはパイクが所有する未精製のコアクシウムを鉱山から強奪しようと企んでいた。“通商ルート割り当ておよび収益化連合”の代表者を名乗るキーラと、彼女のボディガードに変装したベケット、そしてL3-37がトルサイトに連れられてコントロール・センターに入室した時、MPH-11はドアの近くの壁沿いに立ち^[3]、DV-4D4^[4] の隣で作業に従事していた。間もなく、トルサイトと彼の部下のパイク・センチネルはベケットのクルーによって殺害され、コントロール・センターは侵入者の手に落ちた。^[3]

Kessel Slave Revolt — MPH-11 (中央下) は奴隷反乱に参加した

L3-37は^[3] WDDアドミンメク・ドロイドDD-BD^[2] の制御ボルトを外し、他の“きょうだいたち”を解放してやるよう命じた。DD-BDが言われたとおり他の仲間を解放すると、自由になったドロイドによってさらに他のドロイドの制御ボルトが外されていき、最終的にMPH-11も奴隷状態から解き放たれた。ベケットのクルーがコントロール・センターでの仕事を終えた後、自由になったドロイドはL3-37の呼びかけに応え、YT-1300軽貨物船＜ミレニアム・ファルコン＞が駐機してあるハンガー・ベイへ向かった。MPH-11も知覚生物やドロイドの奴隷とともにハンガーへなだれこみ^[3]、のちに“ケッセルの奴隷反乱”と呼ばれるようになる^[5] 暴動に参加した。MPH-11は、L3-37が銃撃で破壊された瞬間、すぐ近くに居合わせたが、ランド・カルリジアンがL3のもとへ駆けつけた時には別の場所へ移動していた。^[3]

個性と特徴[]

MPH-11は、灰色の箱型のボディを持つ^[3] MPHパワー・ドロイド^[1] であり、2本の黒く短い脚を備えた。頭部に相当する部位は黒い半透明な物質でできており、内部の機械や赤く光るライトが透けて見えていた。^[3] パイク・シンジケートの奴隷として働かされていた時、MPH-11はボディの正面部に制御ボルトを取り付けられていた。^[2]