N-1スターファイター(N-1 starfighter)、別名ナブー・スターファイター(Naboo starfighter)は、シード宮殿宇宙船工学部隊が製造した惑星ナブーのスターファイターである。パイロット1名とアストロメク・ドロイド1体が乗り込んだ。
特徴
シード宮殿宇宙船工学部隊が製造したN-1スターファイターは、ナブーの技術哲学である美と機能の融合が図られた単座式のスターファイターである。パイロットの補佐役として、アストロメク・ドロイド1体がコックピット真後ろのソケットに乗り込んだ(ドロイドは脚部を縮め、内部でドーム状の頭部を伸長させる必要があった)。[1] 船体の全長は11メートルで、前方のクロム仕上げの船殻にツイン・ラジアルJタイプ・エンジンが収められていた。ドロイド搭乗口や両翼の後部には特徴的なフィニアル状の長い尾があった。[2] 武器としてブラスター砲2門と魚雷発射装置2基を備え、オートパイロット機能も持っていた。[1]
歴史
シード宮殿宇宙船工学部隊によって製造されたN-1スターファイターは、銀河共和国の衰退期に惑星ナブーの空と周囲の宇宙空間の警護に使用されていた。ナブー王室宇宙戦闘機部隊のパイロットたちは厳しい訓練を積んでいたが、ほとんど実戦経験がなかった。[1]
ヤヴィンの戦いの32年前、ナブーはトレード・フェデレーションによって侵略された。ナブー人の女王パドメ・アミダラが率いる部隊は、フェデレーションの占領下にある首都シードを奇襲し、シード・ハンガーを奪回してN-1スターファイター部隊のブラボー小隊を出撃させた。リック・オーリー隊長率いるブラボー小隊はフェデレーションのドロイド司令船を破壊するために戦ったが、レーザー砲やヴァルチャー級ドロイド・スターファイターの激しい抵抗に遭った。ナブー軍は苦戦を強いられたが、アナキン・スカイウォーカーという名の少年とR2-D2がN-1に乗って遅れて戦いに参加し、ドロイド司令船の破壊に成功した[3]
ナブーの戦いの10年後、銀河元老院で軍隊創設法案の投票が行われることになり、ナブーからコルサントへ向かうJタイプ外交船をN-1スターファイター部隊がエスコートした。当時ナブーの元老院議員を務めていたアミダラ元女王の安全を確保するため、外交船にはアミダラの影武者を務めるコーデが乗り込み、アミダラ本人はスターファイターに乗り込んでいた。コルサントに到着した直後、外交船は賞金稼ぎのザム・ウェセルによって爆破され、コーデは命を落としたが、アミダラは無事だった。[4]
登場エピソード
- スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス (初登場)
- スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
- クローン・ウォーズ – ブルー・シャドー・ウイルス
- クローン・ウォーズ – 千の月の謎
- クローン・ウォーズ – フォースの子供たち
- スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還 (特別篇)
参考資料
- スター・ウォーズ 100シーン
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- スター・ウォーズ コンプリート・ロケーションズ
- Naboo starfighter - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
- Naboo N-1 Starfighter - 公式データバンク
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 出典:アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 2.6 2.7 2.8 出典: Naboo starfighter - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
- ↑ 3.0 3.1 出典:スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
- ↑ 出典:スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃