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類似した名称の記事はP2(曖昧さ回避)を参照

P2アストロメク・ユニット(P2 astromech unit)、略称P2は、インダストリアル・オートマトン社が製造した旧式アストロメク・ドロイドである。この大型ドロイドは同社が後に開発することになるRシリーズ・アストロメクのプロトタイプであり、樽型ボディにドーム型頭部、複数のアームと3本の車輪付きの脚を装備していたが、会話に用いるのはバイナリーではなくビデオ・ディスプレイだった。

ハイ・リパブリック時代以前にインダストリアル・オートマトン社は銀河共和国貿易船にP2ドロイドを独占販売し、成功を収めることができた。しかし同社は『メクテック・イラストレイテッド』誌から、「P2」という名称は世に出ていない失敗作である「P1」の存在を意味するのではと指摘され、黙秘を貫いた。

特徴[]

P2アストロメク・ユニットはインダストリアル・オートマトン社(IA社)が製造したアストロメク・ドロイドのプロトタイプであり、戦艦用ツールとして非常に効果的であった。P2は樽型のボディに丸鋸や伸縮自在の操作アームを何本も備え、センサーが詰まったドーム型頭部が全体を制御し、車輪の付いた3本の脚で移動した。P2はR2シリーズ・アストロメク・ドロイドといったRシリーズドロイドのベースとなっているが後継機種とは違い、全高2.3メートルと巨大な体を持ち、バイナリーではなくビデオ・ディスプレイを通じて会話した。[1]

歴史[]

インダストリアル・オートマトン社はクローン戦争勃発の数十[1]、少なくともハイ・リパブリック時代には既に[2] P2アストロメク・ユニットの製造を開始しており、銀河共和国貿易艦隊に独占販売していた。当時新型ドロイドであったP2アストロメクは平均的な人間やドロイドよりも高身長であったにもかかわらず成功を収めた。[1]

P2アストロメクが販売中のあるとき、『メクテック・イラストレイテッド』誌は「P2」というシリアルナンバーは、インダストリアル・オートマトン社が初めて取り組んだアストロメク・ラインが大失敗だったことを意味するのでは、と製造元に指摘した。IA社の幹部は、開発ラボから出荷されなかったP1モデルが存在するのか、あるとすればなぜ機能しなかったのかというジャーナリストたちの質問に答えるのを拒否した。この沈黙はメディアにさまざまな推測をもたらした。[1]

その後インダストリアル・オートマトン社はP2アストロメクの小型化を目指し、R2シリーズ・アストロメク・ドロイドを創り出した。優れたデザインと効果的なマーケティングのおかげでR2ユニットは大成功を収め[3]、より高性能なR3シリーズ[4] 頑丈な設計のR4シリーズ[5]、安価版のR5シリーズといった後継機が誕生することになる。[6]

制作の舞台裏[]

レジェンズ媒体も含めたP2アストロメク・ユニットの初出は、1990年に発売されたアドベンチャーブック『ブラック・アイス』(ポール・モーフィービル・スラヴィツェック著)である。[7] 正史媒体では2015年7月15日発売の『週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン第28号で初めてP2アストロメク・ユニットが紹介された。ただし2016年7月19日に発売された日本語翻訳版では『メクテック・イラストレイテッド』誌とインダストリアル・オートマトン社とのP2に関するやりとりについての記述はすべてカットされている。[1]

P2アストロメクはラルフ・マクォーリーが手掛けたR2-D2のコンセプト・アートを元にデザインされた。[8] 2014年にスタートした正史のTVアニメ・シリーズ『スター・ウォーズ 反乱者たち』に登場するC1-10Pことチョッパーも同じコンセプト・アートの影響を受けており[9]、『2020年』に Disney+ で公開された『スター・ウォーズ クローン・ウォーズシーズン7に登場するチョッパーの同機種のドロイド、CH-33Pはラルフのアートからより強い影響を受けていることが明かされている。[10] なお『反乱者たち』にはラルフ・マクォーリーのR2-Dのコンセプト・アートとほぼ同じ姿をしたロザル・アストロメク・ドロイドが登場しているが[11]、公式でこのドロイドとアートを紐づけて紹介されたことはない。

映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』では主人公のルーク・スカイウォーカータトゥイーントシ・ステーションに訪れるシーンがあったが、完成版ではカットされた。[12] そのシーンの背景に1体のドロイドが映っており、2017年に発売された『スター・ウォーズ コンプリート・ロケーションズ』(サイモン・ビークロフトケリー・ドハティジェイソン・フライジェームズ・ルシーノ著)でP2と名付けられた。本書によるとそのP2はプロトタイプのアストロメクであり[13]、外見以外はP2アストロメク・ユニットとよく似た設定になっているが、両者の関係は2025年時点では明らかになっていない。

参考資料[]

脚注[]

  1. 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 1.11 1.12 1.13 Build the Millennium Falcon 週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン 第28号 (宇宙飛行の秘密:アストロメク・ドロイド)
  2. The Acolyte logo Celebration アコライト復讐/正義オーシャ・アニセヤジェキ・ロンR2シリーズ・アストロメク・ドロイドについて言及している。StarWars.com "Lost/Found" Episode Guide - StarWars.com (アーカイブ)によると『アコライト』の時系列は映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』の100年前であり、『スター・ウォーズ タイムライン』で紹介されている暦に照らし合わせると、その年代はハイ・リパブリック時代132 BBYとなる。Build the Millennium Falcon 週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン 第31号 (宇宙飛行の秘密:R2アストロメク)によるとP2アストロメク・ユニットはR2シリーズのプロトタイプであるため、P2はハイ・リパブリック時代には既に存在していたことになる。
  3. Build the Millennium Falcon 週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン 第31号 (宇宙飛行の秘密:R2アストロメク)
  4. TCW mini logo クローン・ウォーズ消えたドロイド
  5. BYOR2D2 logo small 週刊 スター・ウォーズ R2-D2第26号 (ドロイド仕様書:帝国軍のアストロメク)
  6. スター・ウォーズ キャラクター事典 最新完全版
  7. Black Ice
  8. Databank title P2 prototype astromech droid - 旧データバンク (リンク無効; バックアップ)
  9. StarWars.com Star Wars Rebels: What's in a Name? - StarWars.com (アーカイブ)
  10. StarWars.com "Shattered" Episode Guide - StarWars.com (アーカイブ)
  11. スター・ウォーズ 反乱者たち:ヘッド・トゥ・ヘッド
  12. スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望
  13. スター・ウォーズ コンプリート・ロケーションズ
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