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「議員、ここにいては危険です」
「来るべきではありませんでした」
―R2-H7を巻き込む爆発が起きた後、タイフォとアミダラ[出典]

R2-H7銀河共和国時代の末期に惑星ナブー王室保安軍に仕えていた、と白のボディのR2シリーズ・アストロメク・ドロイドである。22 BBYクローン戦争勃発直前、ナブーのパドメ・アミダラ元老院議員惑星コルサントへ旅した際、このアストロメク・ドロイドキャプテングレガー・タイフォN-1スターファイターソケットに乗り込み、議員のJタイプ外交船をエスコートした。コルサントのプラットフォームに着陸した後、アミダラの外交船は賞金稼ぎザム・ウェセルによって爆破された。アミダラはこの攻撃を生き延びたが、R2-H7は爆発で吹き飛ばされた破片が直撃し、ダメージを負った。

経歴[]

「着きました。警戒したが、危険なことは無かった」
―爆発が起きる直前、タイフォ[出典]
R2-H7-Debris-AOTC

破片が直撃して倒れたR2-H7

R2-H7は[2] インダストリアル・オートマトン社によって製造された[1] R2シリーズ・アストロメク・ドロイドであり[2]惑星ナブー王室保安軍に所属していた。クローン戦争勃発直前の[3] 22 BBY[4]、ナブーを代表するパドメ・アミダラ元老院議員銀河元老院軍隊創設法案に反対票を投じるため惑星コルサントへ旅することになった際、R2-H7はキャプテングレガー・タイフォ操縦するN-1スターファイターアストロメク・ソケットに乗り込み、アミダラのJタイプ外交船をエスコートした。しかしこのときアミダラは攻撃を警戒し、外交船ではなく護衛機であるスターファイターのひとつに乗り込んでいた。コルサントに到着し、外交船が着陸プラットフォームに降りた際、タイフォのスターファイターも隣のパッドに着陸した。[3]

キャプテン・タイフォは戦闘機から降り、パイロットに変装したアミダラ議員に近づいた。一方、R2-H7も機体のアストロメク・ソケットからプラットフォームへ降りた。タイフォは何事もなくコルサントに到着できたため安心していたが、次の瞬間、アミダラの命を狙う賞金稼ぎザム・ウェセルによって外交船が爆破され、影武者の侍女コーデらが犠牲となった。少し離れた場所にいたタイフォとアミダラは爆風で地面に倒れこみ、R2-H7も燃えさかる破片が直撃して横倒しになった。爆発が収まり、アミダラが立ち上がってコーデに近づいた時、R2-H7は煙を上げて倒れたままだったが、頭部のライトは灯っていた。[3]

特徴[]

R2-H7はR2シリーズのアストロメク・ドロイドで、センサーを備え、白い胴体と銀色のドーム型頭部に緑色のマーキングが施されていた。[3]

制作の舞台裏[]

R2-H7は2002年に公開されたオリジナル・トリロジー第2作『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』で初登場を果たした。[3] アミダラの外交船が爆破されるシーンはオーストラリアにセットが作られて撮影が行われたが、R2-H7やN-1スターファイターはポストプロダクションの段階で追加された。このドロイドは長らく名前が無かったが、2016年に発売された『週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン』の第55号で初めてR2-H7という名称を与えられた。[2] 名付け親となったのは本シリーズの執筆に携わった作家のティム・ヴィークホーヴェンである。[5]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

  1. 1.0 1.1 1.2 スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』の描写からR2-H7はR2シリーズ・アストロメク・ドロイドである。『スター・ウォーズ ビジュアル・エンサイクロペディア』によればR2シリーズはRシリーズに属し、『アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科』によればR2シリーズはインダストリアル・オートマトン社の製品である。
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン 第55号 (スターシップ・ファクトファイル:Jタイプ特注外交バージ)
  3. 3.00 3.01 3.02 3.03 3.04 3.05 3.06 3.07 3.08 3.09 スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
  4. スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス
  5. @Sompeetalayティム・ヴィークホーヴェン) - X (旧Twitter). “#BuildtheMillenniumFalcon: Added the name of R2-H7 (damaged green and white Astromech Droid at the explosion on Coruscant) [Issue 54: Senator Amidala's Transport]”