- 「ドロイドが次々とやられている」
- ―オビ=ワン・ケノービ[出典]
R2-R9は銀河共和国時代の後期に惑星ナブーの王室に仕えた赤色ボディのR2シリーズ・アストロメク・ドロイドである。32 BBY、ナブーがトレード・フェデレーションによって侵略を受けた時、R2-R9は他のアストロメク・ドロイドたちと一緒にパドメ・アミダラ女王が所有するナブー・ロイヤル・スターシップに乗り込んでいた。アミダラがフェデレーション占領下のナブーから脱出した際、スターシップは封鎖艦隊による攻撃で損傷を負い、R2-R9を含むドロイドたちが船外に出て偏向シールド発生装置の修理を行った。しかし彼らは激しい砲撃にさらされ、R2-R9はレーザーに被弾して破壊されてしまった。
経歴[]
ナブーからの脱出[]
- 「やあやあ、みんな」
- ―ジャー・ジャー・ビンクス[出典]
R2-R9
R2シリーズ・アストロメク・ドロイドのR2-R9は[5] パドメ・アミダラが女王の時代に、惑星ナブーの王室に仕えた。[2] 32 BBY[1]、ナブーはニモーディアンが率いるトレード・フェデレーションによって侵略され、首都のシードが占領された。アミダラは侵略部隊に拘束されたが、ジェダイ・マスター・クワイ=ガン・ジンと彼のパダワンであるオビ=ワン・ケノービによって救出され、シード・ハンガーに格納されていた[2] Jタイプ327ヌビアン・ナブー・ロイヤル・スターシップ[4] に乗って惑星から脱出した。[2]
ロイヤル・スターシップが格納庫から発進した時、R2-R9はアストロメク・ドロイドの[2] R2-D2やR2-N3、R2-M5、R2-B1、G8-R3らと一緒に船内に乗り込んでいた。[7] 標準的なプロトコルとして、これらのドロイドたちは他の場所で必要とされないときは船内に留まり、長い間休眠状態で待機していたが、いつでも行動に移せるように準備されていた。[6] 船がナブーの大気圏を離れた頃[2]、R2-R9らアストロメク・ドロイドたちは船の最下層にあるドロイド格納庫の充電ラックで次の仕事を待っていた。[6] そのときグンガンのジャー・ジャー・ビンクスがオビ=ワンに連れられ、R2-R9たちが待機している部屋にやってきた。ここで大人しくしているようオビ=ワンから命じられたビンクスは、スタンバイしているドロイドたちに挨拶をした。一方、ナブー上空を飛ぶロイヤル・スターシップはトレード・フェデレーションの封鎖艦隊の[2] ルクレハルク級LH-3210貨物船[4] による激しい砲撃にさらされた。[2]
シールド発生装置の修理[]
R2-R9の最期
ロイヤル・スターシップがフェデレーションの砲撃に被弾し、偏向シールド発生装置が故障した際、アストロメク・ドロイドたちのスタンバイ・エリアで警報が鳴り響き[2]、スターシップ内のアストロメクに緊急修理の命令が与えられた。[6] するとR2-R9と仲間のドロイドたちはすぐにドッキング・ステーションを離れ、リフトを伝って船外に出てシールド発生装置の故障個所へ向かった。[2]
R2-R9はG8-R3に続いて2番目に外に出て、船外への出入り口から見て右方面に移動し、修理作業を開始した。しかし激しい砲撃の中、最後のアストロメク・ドロイドであるR2-D2が船外に出てシールド発生装置の故障箇所にたどり着くまでに[2] 仲間のR2-N3とR2-M5が破壊されてしまった。[3] そしてR2-D2が作業を開始した直後、R2-R9もトレード・フェデレーションの宇宙船から[2] 的確に[6] 放たれたレーザーに被弾し、悲鳴とともに吹き飛ばされた。その後他のアストロメクたちも次々と破壊され、最終的にR2-D2だけが船外に取り残されてしまうが、このR2ユニットはシールド発生装置を直してロイヤル・スターシップを救い、アミダラ女王のナブー星系脱出に貢献した。[2]
個性と特徴[]
R2-R9は白と銀色の[2] トリムと赤いボディが特徴的なRシリーズ・アストロメク・ドロイドであり、他のR2ユニットと同様にインダストリアル・オートマトン社によって製造された。[3] このアストロメクは胴体に修理用ツールや[2] 極性シンクを装備していたほか、頭部にはセンサー収納用のハッチが付いており[4]、脚部には飛行中のスターシップに固定できるように磁気クランプが搭載されていた。ロイヤル・スターシップで船外修理の命令が命じられたとき、R2-R9は命がけでその任務を遂行した。[6]
制作の舞台裏[]
R2-R9は1999年5月19日公開のプリクエル・トリロジー第1作『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』に登場するキャラクターである。映画では無名だが[2]、正史関連媒体ではビデオ・ゲーム『ディズニー インフィニティ3.0』の「帝国への反撃」で初めて名前が明かされた。[8] このゲーム自体は非正史作品だが、作中で使われている映画の登場人物の名前に関しては正史扱いであることが、ルーカスフィルム ストーリー・グループのパブロ・ヒダルゴによって明言されている。[9] レジェンズ媒体では映画公開と同年の6月23日にルーカスアーツから発売された『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス インサイダーズ・ガイド』で初めて名称が明らかになった。[10] なお2019年開催のセレブレーション・シカゴを記念して壽屋から ARTFX + のR2-R9のフィギュアが限定発売されたが、その告知で誤ってR2-Q9と表記されている箇所がある。[5]
2022年に発売されたレゴの非正史ゲーム『レゴ スター・ウォーズ/スカイウォーカー・サーガ』でもR2-R9はミニフィグとして登場を果たしており、条件を満たせばプレイアブルキャラクターとして利用可能になる。[11]
登場作品[]
非正史作品[]
- ディズニー インフィニティ3.0
- レゴ スター・ウォーズ/スカイウォーカー・サーガ
参考資料[]
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科 (間接的に言及)
週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン 第47号 (スターシップ・ファクトファイル:ナブー・ロイヤル・スターシップ:ナブーのJタイプ 327 ヌビアン)スター・ウォーズ プルバックドロイド (Phase2)
- スター・ウォーズ:R2-D2 デラックス・ブック・アンド・モデル・セット
週刊 スター・ウォーズ R2-D2:第1号 (ドロイド仕様書:R2シリーズ・アストロメク・ドロイド Part1) (間接的に言及)
スター・ウォーズ ヘルメット・コレクション 54- スター・ウォーズ ビークルのすべて (間接的に言及)
週刊 スター・ウォーズ R2-D2:第74号 (ドロイド仕様書:R2-D2アストロメク・ドロイド Part1) (ビジュアルのみ)- スター・ウォーズ ビジュアル・ディクショナリー新完全版
ARTFX + (R2-R9 & R2-B1 CELEBRATION EXCLUSIVE) (R2-R9とR2-Q9の表記が混合)
R2-D2 – スター・ウォーズ・エンサイクロペディア
船:その他(1) – スター・ウォーズ・エンサイクロペディア
Phantom at 25 | Ahmed Best on the Creation and Legacy of Jar Jar Binks - StarWars.com (アーカイブ) (ビジュアルのみ)
R2-D2 - 公式データバンク (ビデオ・クリップのみ)
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 スター・ウォーズ タイムライン
- ↑ 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 2.10 2.11 2.12 2.13 2.14 2.15 2.16 2.17 2.18 2.19 スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 スター・ウォーズ:R2-D2 デラックス・ブック・アンド・モデル・セット
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 スター・ウォーズ ビジュアル・ディクショナリー新完全版
- ↑ 5.0 5.1 5.2
ARTFX + (R2-R9 & R2-B1 CELEBRATION EXCLUSIVE)
- ↑ 6.0 6.1 6.2 6.3 6.4 6.5
R2-D2 – スター・ウォーズ・エンサイクロペディア
- ↑
週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン 第47号 (スターシップ・ファクトファイル:ナブー・ロイヤル・スターシップ:ナブーのJタイプ 327 ヌビアン)
- ↑ ディズニー インフィニティ3.0
- ↑
@pablohidalgo(パブロ・ヒダルゴ) - X (旧Twitter). “@LelalMekha Yeah, same with Infinity.” (スクリーンショット)
- ↑ Star Wars: Episode I Insider's Guide
- ↑ レゴ スター・ウォーズ/スカイウォーカー・サーガ