R2-S4M

R2-S4M、通称サム（Sam）はジャバ・ザ・ハットに仕えた男性プログラムのR2シリーズ・アストロメク・ドロイドである。このドロイドはジャバのセール・バージ＜ケタンナ＞でバーテンダーを務めていた。

経歴

R2-S4M、通称サムは 犯罪王ジャバ・デシリジク・ティウレに仕えたアストロメク・ドロイドであり、LO-KD57 ＜ケタンナ＞で バーテンダーとして働いていた。 4 ABY、犯罪王ジャバ・デシリジク・ティウレがルーク・スカイウォーカー、ハン・ソロ、チューバッカをサルラックが棲むカークーンの大穴で処刑するために手下たちと＜ケタンナ＞に乗り込んだ時、R2-S4Mも彼らに同行し、同じくアストロメク・ドロイドのR2-D2と共にバーテンダーを務めた。最終的に処刑は失敗に終わり、戦いの末に＜ケタンナ＞は爆破され、R2-S4Mも主人やセール・バージと運命を共にした。

個性と特徴

R2-S4Mは赤色のペイントが施された白いボディに ドリンクディスペンサーとトレイを備えた 男性プログラムの R2シリーズ・アストロメク・ドロイドである。 彼は働き者で 経験豊富だった。

R2-S4Mは他のRシリーズのドロイドと同様にインダストリアル・オートマトン社によって製造された。 ドリンクディスペンサーには7つのカップが掛かっており、＜ケタンナ＞でくつろぐ乗客に飲み物を運ぶことができた。 R2-S4Mの頭部にはデータ・カード・リーダー・ソケットや黒いプライマリー・フォトレセプター及びレーダー・アイ、ヘルナー・オプティカル・ホログラフィック・プロジェクターがあり、頭上には大型のアームが配置されていた。胴体には高出力再充電カップリングや排熱口、システム換気装置、カーゴ・コンパートメントが埋め込まれていた。胴体の左右の脚は油圧式であり、システム潤滑油フィルター/リザーバーやクイック＝リリース燃料システム・ラッチが搭載されていた。

制作の舞台裏

ウーフとR2-S4M（右）

R2-S4Mは1983年公開の映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』で初登場を果たしたが、劇中では後ろ姿以外確認できない。 またこのドロイドの全身は本作のスチール写真でも断片的にしか映っていない。 なお、2021年9月22日に Disney+ で公開された『スター・ウォーズ：ビジョンズ』の短編アニメ『タトゥイーン・ラプソディ』（スタジオコロリド制作）では終盤の場面で数秒だけ登場しているが、頭部以外は映っていない。

R2-S4Mという名称は長年不明のままであった。2016年にハズブロ社の『スター・ウォーズ ブラックシリーズ』の商品でこのドロイドのフィギュアが「ジャバのバーテンダー」として発売されたものの正式名称は与えられなかった。 しかし、2023年に『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』40周年を記念して発売された『スター・ウォーズ：ドロイド・ファクトリー』の商品で初めてR2-S4Mという名称が与えられた。

登場作品

• スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還 （初登場）

非正史作品

• ビジョンズ – タトゥイーン・ラプソディ

参考資料

• スター・ウォーズ コスチューム大全 エピソード4・5・6
•  スター・ウォーズ：ドロイド・ファクトリー (R2-S4M) （R2-S4Mとしての最初の言及）
•  スター・ウォーズ ブラックシリーズ (Astromech Droid Pack)

外部リンク

• ACTION FIGURES Meet Meet the Droids: Jabba’s Bartender
• ACTION FIGURES Meet Meet the Droids: R2-C2 （間接的に言及）

他言語版

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• français
• Nederlands