R3-T2は白と青のボディに赤いドーム型頭部を備えたR3シリーズ・アストロメク・ドロイドである。惑星タトゥイーンのモス・アイズリー宇宙港に住んでおり、9 BBYに3人の尋問官を乗せたファイ級シャトル<サイス>がこの街に着陸した際もすぐ近くに居合わせた。また0 BBYには、宇宙港のコーポレーションズ・ロードでルーク・スカイウォーカーのX-34ランドスピーダーとすれ違った。
経歴[]
R3シリーズ・アストロメク・ドロイドのR3-T2は銀河帝国の時代に惑星タトゥイーンのモス・アイズリー宇宙港に住んでいた。[1] 9 BBY、大尋問官とサード・シスター、フィフス・ブラザーらを乗せたファイ級シャトル<サイス>がモス・アイズリーの上空に現れた際、R3-T2は大勢の住民たちとともに街の通りに居合わせた。尋問官のシャトルはR3-T2のすぐ近くに着陸したが、このアストロメク・ドロイドはそちらに注意を向けなかった。[3]
0 BBY[4]、地元住民のルーク・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノービ、ドロイドのR2-D2とC-3POらを乗せたX-34ランドスピーダーがモス・アイズリーにやってきた時、R3-T2は宇宙港の[2] コーポレーションズ・ロード[5] を移動していた。ランドスピーダーがR3-T2とは逆方向へ走り去っていった直後[2]、向こう見ずな操縦のフレアSスウープが道路に現れたため[5]、R3-T2の前方にいたロントが驚き、その背中に乗っていたジャワが地面に落下した。しばらくしてこのアストロメク・ドロイドはチャルマンの宇宙港カンティーナ付近でもスカイウォーカーらのランドスピーダーとすれ違った。[2]
特徴[]
R2-T2はインダストリアル・オートマトン社が製造したRシリーズの一種、R3シリーズ・アストロメク・ドロイドであり[1]、白いボディに青いパネルを備え、赤いドーム型頭部に黒いセンサーを搭載していた。[2]
制作の舞台裏[]
R2-T2は1977年公開のオリジナル・トリロジー第1作『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』で初登場を果たした。[2] このドロイドの登場シーンは1976年4月2日から4月4日までのあいだにチュニジアのジェルバ島で撮影された。[6] ドロイドの名称の初出は1998年にデサイファー社から発売されたレジェンズのゲーム「スター・ウォーズ カスタマイザブル・カードゲーム」である。[7] 正史媒体では2016年に『スター・ウォーズ:R2-D2 デラックス・ブック・アンド・モデル・セット』で初めて名前が紹介された。[1]
2022年5月27日、R3-T2は Disney+ 配信の実写TVドラマ・シリーズ『オビ=ワン・ケノービ』の第1話にて、『新たなる希望』と同じくモス・アイズリーのモブキャラクターとして再登場した。R3-T2はオリジナルをベースに再制作され、製作クルーのあいだでもR3-T2という識別名が使われた。[3][8]
登場作品[]
- オビ=ワン・ケノービ – パート1
- スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 (初登場)
参考資料[]
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科 (ビジュアルのみ)
- スター・ウォーズ:R2-D2 デラックス・ブック・アンド・モデル・セット
- スター・ウォーズ コンプリート・ロケーションズ
- スター・ウォーズ ビジュアル・ディクショナリー新完全版 (ビジュアルのみ)
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科 ニュー・エディション (ビジュアルのみ)
- Obi-Wan Kenobi Part I Episode Guide - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 スター・ウォーズ:R2-D2 デラックス・ブック・アンド・モデル・セット
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 2.6 スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望
- ↑ 3.0 3.1 オビ=ワン・ケノービ – パート1
- ↑ スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス
- ↑ 5.0 5.1 スター・ウォーズ コンプリート・ロケーションズ
- ↑ The Making of Star Wars
- ↑ スター・ウォーズ カスタマイザブル・カードゲーム
- ↑ Obi-Wan Kenobi Part I Trivia Gallery - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)