RA-7プロトコル・ドロイド(RA-7 protocol droid)、別名インセクト・ドロイド(Insect Droid)はクローン戦争当時から銀河系社会で一般的に使用されていたアラキッド・インダストリーズ社製のプロトコル・ドロイドである。その別名の通り、頭部のデザインが昆虫に似ていた。
特徴[]
RA-7プロトコル・ドロイドはインセクトイドに似た頭部を持つ、ヒューマノイド型の体格のドロイドである。彼らは広域フォトレセプターを備え、反射防止のコーティングを施されていた。22 BBY頃に使われていた一部のRA-7プロトコル・ドロイドはサイボット・ギャラクティカ社製3POシリーズ・プロトコル・ドロイドやTCシリーズ・プロトコル・ドロイドとよく似たボディを持っていたが、19 BBY頃には、インターフェース接続ポートを備えたオリジナル仕様のボディになっていた。
アラキッド・インダストリーズ社は銀河帝国のために特別にRA-7プロトコル・ドロイドを製造していた。ほとんどのプロトコル・ドロイドとは異なり、RA-7は実に不快な個性を持ち、ほぼ常にスパイとして使われた。また、RA-7は帝国軍将校の使用人として超兵器デス・スターに多数乗り込んでいたことから、“デス・スター・ドロイド”(Death Star droid)というニックネームでも知られた。
歴史[]
クローン戦争の初期、RA-7プロトコル・ドロイドの4A-7が分離主義勢力の司令官アサージ・ヴェントレスに仕えていた。彼はテスの戦いでジェダイ・パダワンのアソーカ・タノに破壊された。
女性プログラムのRA-7プロトコル・ドロイド、GS-8は惑星ラクサス・セカンダスのアヴィ・シン元老院議員に仕えていた。クローン戦争が終わり、もともと分離主義勢力に与していたラクサスが銀河帝国の支配下に入った際、GS-8は帝国の統治を受け入れるようシン議員に提案した。しかし議員は民衆に抵抗を呼び掛けたため、ブラッグ大尉率いる帝国軍に拘束されてしまった。しかしGS-8がシン議員の救出を求めるメッセージを発信し、バッド・バッチのクローン・コマンドーたちがラクサスに駆け付けた。GS-8は無事に救出されたシンやバッド・バッチの隊員たちと一緒にラクサスから脱出した。[15]
RA-7プロトコル・ドロイドのAP-5は共和国グランド・アーミーのアナリスト・ドロイドを務めていた。彼はヴェネター級スター・デストロイヤーに乗り込み、ライロスの戦いで共和国の戦術を分析した。帝国時代、AP-5はクラス4コンテナ輸送船で在庫管理ドロイドとして働くことになったが、アストロメク・ドロイドのチョッパーと出会い、反乱軍に転向した。
新共和国時代の9 ABY当時[16]、モフ・ギデオン率いる帝国軍残存勢力でもRA-7プロトコル・ドロイドが使用されていた。そのうちの1体は帝国軍残存勢力が惑星ネヴァロのネヴァロ・シティを占拠した際に、賞金稼ぎギルドの拠点であるカンティーナに配属された。グリーフ・カルガとキャラ・ディーン、ディン・ジャリンがカンティーナにやってきたとき、このRA-7は“クライアント”のためにバーテンダーとして働いていた。ギデオン配下のデス・トルーパーがカンティーナを襲撃した際、このRA-7も巻き添えになって破壊された。[12] またギデオンの軽クルーザーにも銀色のボディのRA-7が乗り込んでいた。[17]
登場作品[]
参考資料[]
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 スター・ウォーズ キャラクター事典 完全保存版
- ↑ スター・ウォーズ ビジュアル・エンサイクロペディア
- ↑ Cyphers and Masks
- ↑ きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- ↑ 5.0 5.1 スター・ウォーズ ローグ・ワン アルティメット・ビジュアル・ガイド
- ↑ スター・ウォーズ クローン・ウォーズ
- ↑ クローン・ウォーズ – 真実の行方
- ↑ クローン・ウォーズ – 仕組まれた救世主
- ↑ クローン・ウォーズ – クローヴィスの台頭
- ↑ スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望
- ↑ 反乱者たち – 二重スパイ・ドロイド
- ↑ 12.0 12.1 マンダロリアン – チャプター7:罰
- ↑ スター・ウォーズ:C-3PO
- ↑ ポー・ダメロン:フライト・ログ
- ↑ バッド・バッチ – 対等な仲間
- ↑ スター・ウォーズ タイムライン
- ↑ マンダロリアン – チャプター16:救出