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「マンダロアへようこそ」
―RIC-1200[出典]

RIC-1200、別名ツアー・ガイド・ドロイド(Tour guide droid)は銀河の人気スポットで旅行者の案内人を務めていた改良型RICシリーズドロイドである。顔面がスクリーンになっており、いくつかの表情パターンが映し出されたが、それ以外はオリジナルのRICシリーズと共通であった。共和国時代終盤、惑星マンダロア平和公園で1体のRIC-1200がツアー・ガイドを務めていたが、シャドウ・コレクティヴ首都サンダーリ侵略した際に破壊されてしまった。またシャドウ・コレクティヴの元指導者モールは数体のマンダロアのRIC-1200に再プログラムを施して手下として使用していたが、スペクターズ人質に取った際に彼らによって破壊されてしまった。

特徴[]

ツアー・ガイド・ドロイドの別名で知られる[4] RIC-1200は[2]、多数存在した[1] サーヴ=オー=ドロイド社[7] RICシリーズ汎用労働ドロイドの改良モデルの一つである。[1] 全高は1.65メートル未満で[3]、ボディは通常のRICユニットのものが使いまわされており[1]灰色のボディに2本の細長い腕を備え、下半身は車輪になっていた。ただし通常モデルと異なって頭部がスクリーンになっており、青白い画面にシンプルな表情が映し出された。[4] RIC-1200の役割は銀河の人気スポットでツアー・ガイドを務めることであり、オリジナルのRICシリーズよりも多くの機能が搭載されていた。[1]

歴史[]

「人質を始末しろ」
モール[出典]
Maul and RIC-1200 droids

スペクターズを人質に取るモールとRIC-1200

RIC-1200は人気スポットで頻繁に使用されており[1]クローン戦争中の19 BBYでは[8] 惑星マンダロアで訪問客の案内人を務めていた。シャドウ・コレクティヴ首都サンダーリ侵略した際、1体のツアー・ガイド・ドロイドが平和公園でコレクティヴの兵士を出迎えたが、あっけなく破壊されてしまった。[6]

帝国時代、元シス卿[5] 元シャドウ・コレクティヴの指導者[6] モールは、彼がマンダロアを支配した時代の遺物である数体のRIC-1200にハッキングと再プログラムを施し[9]エンフォーサーとして利用していた。[2] モールのRIC-1200は表情が歪んでいたり、画面割れが生じて常に無表情であったり、画面が真っ暗で“”以外何も映し出されていなかったりと、通常の個体とは異なり画面に異常が発生していた。[6] 2 BBY[8]、<ゴースト>を襲撃してスペクターズを人質に取った後、モールは彼らを旧マンダロリアン補給基地に運び、E-5ブラスター・ライフルを武装させた3体のツアー・ガイド・ドロイドを見張りにつけた。RICドロイドたちは反乱者たちが逃げ出さないか目を光らせていたが返り討ちに遭ってしまい、再びスペクターズがモールに捕まった後は別の3体のRIC-1200が彼らを処刑しようとしたが、駆け付けたケイナン・ジャラスによってライトセーバーで首を切り落とされた。[6]

制作の舞台裏[]

Tour Guide concept

ツアー・ガイド・ドロイドのコンセプト・アート

ツアー・ガイド・ドロイドことRIC-1200は2013年1月26日(日本語吹き替え版は同年12月20日)に放送された『スター・ウォーズ クローン・ウォーズシーズン5の第15話『仕組まれた救世主』で初登場を果たした。[6] クリス・グレンがこのドロイドのコンセプト・アートを手掛け[4]、声優はデイヴ・フィローニが担当した。[6] このドロイドのボディには『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』のモス・エスパのシーンに登場したリクショー・ドロイドと同じデザインが使用されている。[4][9]

ツアー・ガイド・ドロイドは2016年10月1日(日本語吹き替え版は同年12月18日)に放送された『スター・ウォーズ 反乱者たちシーズン3の第3話『運命のホロクロン』で再登場を果たし[6]、本作放送後にアップデートされた StarWars.comデータバンクでのダース・モールの記事で初めて「RIC-1200」という機種名が判明した。[2]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]