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「そこで待っていろ」
―RIC-920に対し、アナキン・スカイウォーカー[出典]

RIC-920分離主義危機の時代に惑星タトゥイーンで働いていた茶色いボディのRICシリーズ汎用労働ドロイドである。モス・エスパリクショー引きをしていた。

経歴[]

RIC-920

RIC-920のリクショーに乗るアナキン・スカイウォーカーとパドメ・アミダラ

クローン戦争が勃発する直前、惑星タトゥイーンモス・エスパではRIC-920をはじめとする[5] RICシリーズ汎用労働ドロイド[2]リクショーの車夫として使用されていた。RIC-920はこの町に訪れたジェダイパダワンアナキン・スカイウォーカーパドメ・アミダラ元老院議員トイダリアンジャンク屋ワトーの店の近くまで運んだ。母親シミ・スカイウォーカーの居場所を尋ねるためワトーに会いに行く間、アナキンはRIC-920をしばらく待機させておいた。[5]

特徴[]

RIC-920は茶色いボディに大きな車輪型の下半身が付いたRICシリーズ汎用労働ドロイドである。[2] 全高は1.1メートル[4]サーヴ=オー=ドロイド社によって製造された。RIC-920は昆虫に似た頭部にベーシックバイナリーで会話できる発声器や立体フォトレセプター、ほかのRICドロイドと同様ににジャイロスコープが組み込まれた2つの車輪を装備した。[1]

制作の舞台裏[]

RIC-920は2002年公開のプリクエル・トリロジー第2作『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』で初登場を果たした。[5] このドロイドのデザインはコンセプト・アーティストのマーク・ガッバーナによって仕上げられた。ガッバーナはリパルサー人力車の車夫としてこのドロイドをデザインしたが、あくまでドロイドと乗り物は別個の存在であり、両者が組み合わさっているのはデザイン性ではなく必然性に応じたものである、と考えた。なおこのドロイドはフルCGで再現された。[6]

RIC-920という名称は映画公開に先立つ2001年8月16日に公式サイト StarWars.com で初めて明らかになった。[7] しかし、スター・ウォーズ レジェンズに含まれる2002年4月23日発売の『クローンの攻撃』の小説版ではエスパーサ(Espasa)という名前で登場しており[8]2006年に発売されたレジェンズの設定資料集『The New Essential Guide to Droids』(ダニエル・ウォーレス著)ではES-PSAという名称で紹介されている。[9] なお、正史媒体では2016年8月31日に発売された設定資料集『きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック』(アダム・ブレイケリー・ドハティコール・ホートンマイケル・コーギー著)で初めてRIC-920という名称で紹介され[4]2024年時点で正史ではこの名前で統一されている。[2][3][10]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]