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「知覚生物の皆様、離陸に備えてください」
RX-24[出典]

RXシリーズ・パイロット・ドロイド(RX-Series pilot droid)はインダストリアル・オートマトン社が製造したパイロット・ドロイドの機種である。格安シャトル便の会社をターゲットに販売され、インダストリアル・オートマトン社の手堅いヒット商品となった。コア・ワールドからアウター・リムに至るまで、銀河系全域で輸送用スターシップの操縦士として使用され、快活でおしゃべりなことで知られた。帝国時代、RXシリーズのRX-24アウター・リム・テリトリー惑星ガレルロザルを行き来するスター・コミューター・シャトルST-45を操縦していた。

特徴[]

「申し訳有りません。今日のフライトはこれで終了です」
―RXドロイド[出典]
Galactic Starcruiser RX droid portrait

RXシリーズ・パイロット・ドロイド

インダストリアル・オートマトン社(IA社)が製造したRXシリーズ・パイロット・ドロイドは、全高1.26メートル、重量55キログラムパイロットドロイドであり[1]第3級ドロイドに分類される。[3] 有機体のパイロットとほとんど同じサイズで、通常のマニュアルを読んで計器類を扱えるため、各種スターシップを操縦することができた。このパイロット・ドロイドはセンター・サポート・ポールを軸に、3つの部分に分かれたボディを別々に回転させることができた。ベース部分を伸縮させることで高さを少し変えられるものの、RXシリーズは垂直方向にはほとんど動くことができなかった。RXシリーズはスカート型の基部を操縦席の床に固定して使われることが多かったが、リパルサーリフトを装着して移動可能にすることもできた。[5]

RXシリーズは3つの操作アームを持ち、上の腕には3本のマニピュレーターの指が付属し、残りの2本の腕には簡単な鉤爪がついていた。RXシリーズは配属された宇宙船の搭載システムに半ば統合されるが、運行が完全自動になるわけではなく、これらのアーム使ってスイッチ類を操作する必要があった。また実際に操縦する姿を見せることで、乗客に安心感を与える効果もあった。頭部は細いポールの先にあり、360度回転させることができる他、上下に動かして乗客の目線の高さに調節することもできた。2つのフォトレセプターは常に発光し、広域帯の光に反応した。RXシリーズは保護用のバイザーがあり、強烈な閃光からフォトレセプターを守るために使用したが、ふだん乗客と会話する際は好感を得るため頭にの上にバイザーを上げていた。[5]

IA社は大成功を収めたR2シリーズ・アストロメク・ドロイドの経験を活かし、RXシリーズに学習および適応能力を与えた。この能力により、RXシリーズは操縦する船の癖を掴んだり、定期航路を習得して近道を見つけ出したり、馴染みの客や地上職員を見つけて会話することもできた。彼らは会話中に光る高性能の発声機を持ち、ほぼすべての言語でコミュニケーションをとることができた。飛行中に使う言語など、多用するものはデータバンクに入れ、それ以外は呼び出して使用したが、管制部にアクセスして新しい言語をアップロードしているときは、乗客への返事がやや遅れる事があった。管制部との距離が離れているほど、この応対時間は長くなった。発声機の音量は調節可能で、重要な伝達事項は船のスピーカーで放送することもできた。[5]

用途[]

「チョッパー、早くこの船を乗っ取って」
「それは承知できません。この船の船長は私です。私にはこの船を――」
サビーヌ・レンとRXドロイド[出典]
RX24

スター・コミューターに配属されたRXドロイド

RXシリーズ・パイロット・ドロイドは、有機体のパイロットには退屈すぎて耐えられない仕事をこなせるよう設計されており、アストロメク・ドロイドとしての役割も果たした。RXシリーズは格安シャトル便の会社をターゲットに設計されており、いつも陽気におしゃべりをしつつ、乗員や貨物、船舶の安全を守ろうとする強い意志を併せ持っていた。また操縦だけでなく、他のドロイドや乗客、税関や宇宙港の職員といった人々と会話ができるパイロットを必要としている企業にとって、RXシリーズは低コストで導入可能な便利なモデルだった。このドロイドは宇宙ステーションや大型ドライドックを巡航する短距離のコミューター・シャトルや貨物定期便、輸送船のパイロットとして採用された。[5]

歴史[]

「恐れ入ります。しかしこれは帝国の規則なのです」
―RX-24[出典]

RXシリーズ・パイロット・ドロイドはインダストリアル・オートマトン社によって製造され、コア・ワールドからアウター・リム・テリトリーに至るまで、銀河系社会で広く使用された。このドロイドはIA社の手堅いヒット商品のひとつだった。[5]

新共和国時代、惑星タトゥイーンにあるガーザ・フウィップカンティーナ、“サンクチュアリ”ではRXシリーズ・ドロイドが卓の中央に設置され、カードゲームのディーラーとして使用されていた。9 ABYボバ・フェットフェネック・シャンドがサンクテュアリを訪れた日も、このドロイドは大勢の客に囲まれて仕事をしていた。[7]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

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