- 「戦闘機でフル装備になってるのはどれ?」
「そこの練習機ですよ。新人たちの訓練によく使われてます」 - ―エズラ・ブリッジャーと反乱軍兵士[出典]
RZ-1T Aウイング(RZ-1T A-wing)、別名Aウイング訓練機(A-wing trainer)は銀河帝国に対する初期反乱運動の時代に開発されたAウイング・スターファイターの訓練機。通常のRZ-1が1人乗りであるのに対し、RZ-1Tは訓練中のパイロットと教官が同時に乗り込むことができる2人乗りの戦闘機だった。
特徴[]
Aウイング訓練機こと[1] RZ-1T Aウイング[2] はパイロットとインストラクターの2名が搭乗可能な、Aウイング・スターファイターの練習機である。[1] 反乱軍のRZ-1 Aウイング・インターセプターの原型となったクワット・システムズ・エンジニアリング社製R-22スピアヘッドにはもともと、1人乗り用と2人乗り用の二種類のコックピットが用意されていた。反乱軍はこのうち2人乗り(タンデム)バージョンをパイロット育成用スターファイターとして改造したのである。[2]
標準的なRZ-1 Aウイングと同様、RZ-1Tも2基の円筒型亜光速エンジンとハイパードライブを搭載していた。左右の翼の先にはレーザー砲が搭載されており、コックピットのキャノピーはスライド開閉式で[3]、イジェクター・シートが搭載されていた。[5] フェニックス戦隊で使用されていたRZ-1Tの機体は全体的に白く塗装され、機首の部分にオレンジ色のラインが入っていた。[3]
歴史[]
Aウイング訓練機は銀河帝国に対する初期反乱運動の時代に開発された。[1] RZ-1 Aウイングは経験を積んだスター・パイロットでも扱いづらい戦闘機とされていたため、反乱軍のエンジニアと技術者は前部座席にパイロット、後部座席に教官が乗り込める基礎訓練用の機体を造った。[2] ロザル包囲戦以前、フェニックス戦隊を率いるコマンダー・ジュン・サトーは、ジャン・ドドンナ将軍に送ったレポートの中で、RZ-1Tは辺境パイロットの実機訓練において非常に役に立つと述べた。またサトーはこの機種が揃えば、ホモンやファーステイにある反乱軍の飛行学校でも活用できると主張した。[6]
2 BBY、元シス卿のモールが<ゴースト>を襲撃して乗組員を人質に取った時、ジェダイのケイナン・ジャラスとエズラ・ブリッジャーはRZ-1Tに乗ってモールの待つヴィズラ・キープ09へ向かった。[3] またのちにブリッジャーは、ジェダイ・マスター・オビ=ワン・ケノービを探しに行くため、チョッパー基地に駐機されていたRZ-1Tに勝手に乗り込み、惑星タトゥイーンへ向かった。タトゥイーン到着後、RZ-1Tはタスケン・レイダーの銃撃で破壊されてしまったが、ブリッジャーはモールのガントレット・ファイター<ナイトブラザー>でアトロンに帰還した。[4]
0 ABY当時、ソウ・ゲレラ亡きあとに台頭したパルチザンの残党“ドリーマーズ”がおんぼろのRZ-1Tを1機所有していた。この訓練機は他の盗んだ宇宙船と一緒に、惑星ジェオシンにある拠点に保管されていた。ドリーマーズに潜入した帝国軍インフェルノ分隊のエージェント、ギデオン・ハスクは、しばしばドリーマーズの指導者であるステイヴンと一緒にRZ-1Tに乗り込んだ。[5]
登場作品[]
- 反乱者たち – 運命のホロクロン (初登場)
- 反乱者たち – 双子の太陽
- バトルフロント II:インフェルノ分隊
参考資料[]
- スター・ウォーズ:レベル・ファイルズ
- スター・ウォーズ:Aウイング・デラックス・ブック&3Dウッド・モデル
- スター・ウォーズ ビークルのすべて
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科 ニュー・エディション
- 反乱軍スターファイター オーナーズ・ワークショップ・マニュアル
- A-wing trainer (RZ-1T) - 公式データバンク